先週の土曜日、お客様2社を訪問しました。
最初に訪問した会社は、現役の社長が急逝されて、本業は断念されました。
幸い借金もなく、残った不動産の賃貸で経営者の一族は暮らして
いくことが可能です。
ただ、主を失った後継者不在の事務所は、乱雑なままでした。
社長が元気だった活気ある現場を思い出しながら、
寂しさと虚無感を覚えました。
中小企業の場合、トップが不在になると、
たちまちなりゆかなくなるケースが多いです。
社長が営業から資金繰りまで、全てをこなしているので機能停止になってしまいます。
その後、もう1社に寄りました。
こちらも、昨年、創業者が亡くなられましたが、
後継者にしっかり事業を承継されています。
土曜日で会社は休みでしたが、今でも元気に経理事務をされている
80歳の創業者の奥様が出迎えてくれました。
「お元気ですね?土曜日も出ておられるんですか?」
「昔からずっとですよ。仕事好きですから」と笑顔で答えて頂きました。
帰り際に、「帰りの車の中でどうぞ」と、冷えたドリンク剤と沢山の元気を
いただきました。
仕事柄、「人に関する問題」と「お金に関する問題」につきまとわれます。
どうしてもお客様の持つストレスも背負ってしまうのと、
残念ですが、ときにはお客様自身に失望することがあります。
しかし今日のように、逆にお客様から元気をいただくこともあります。
この仕事をしていてよかったなと思えるときです。
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