税理士の戯言

大阪市中央区の税理士法人代表ブログです

100年企業目指して…

2009年11月25日 | コラム

 先週末、「資金調達セミナー」を開催しました。
金曜日18時と、仕事が終わってからの時間帯でしたが、
23名の経営者の皆様にご参加いただきました。

ありがとうございます。
 
 大企業は最悪期を脱して、業績の改善がみられるとの報道もありますが、
中小企業を取巻く環境はまだまだ厳しいです。

 先週、20日、政府はデフレ宣言を行いました。
デフレは、消費者からみれば、商品価格が下る(=安く買える)ので
一見いいように見えますが、

 (商品価格の下落) ⇒ 仕入価格・経費削減(人件費削減)
  ⇒ 家計費の減少 ⇒ 消費の減退 ⇒ 
(商品価格の下落)
とまさに負のスパイラルを引き起こします。

 「勝利者なき厳しい戦い」の様相を呈していますが、
『生き残る』ことはとにかく大事です。

 企業の寿命が10年といわれる中、関西は100年企業が一番多い地域です。
日本で最古と言われる金剛組は、578年の創業で、
聖徳太子の命を受けて四天王寺の建立をしたことで知られています。

100年企業に共通するのは、

「変えるべきものと変えてはならいものを明確に区別してきたこと」
「人を大事にすること」
「ゆったりと長い目でみることができること」です。

 セミナーに参加された経営者の皆様の会社が100年企業目指し、
次の代、その次の代と続くことを願ってセミナーを終えました。


 【セミナーレポート】
 
http://www.yutaka-tax.com/news/article/13



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会社の事業仕分け

2009年11月13日 | コラム

 政府の行政刷新会議「事業仕分けチーム」のことが連日報道されています。
ニュースで部分的に見る程度ですが、今まで何だったのかとあきれるものが、
本当に沢山ありますね…。
今回の仕分対象になってないものがあると考えると、
まだまだ無駄は省けそうです。

 
そもそも会社や家庭であれば、入ってくる収入のなかでやりくりするのが
当たり前です。
どうしても足りないときは過去のストックを取り崩す。
それでも足りないと借金するのが一般的です。
 ところが、今の国の制度では単年度予算になっている弊害もあり、
よかった(税収が多い)ときは使い切り、
足りなくなると赤字国債(借金)の連発で次の世代の負担です。
 事業仕分けチームにはこれからも大いに期待したいです。

 
さて、会社の中でも「事業仕分け」は必要です。
聖域を作ることなく0ベースで、
「この事業は今後もやっていくのがいいのか?」
「この経費は本当に必要か?」
を問いただしてみてください。

 
「灯台下暗し」、社長さんのまわりに無駄があることが多いです。
ある会社で、旅費交通費がなかなか減らないので、
A社長さんから「何でこんなにあるの?」と聞かれ、
よくよく調べたところ、
「A社長とその家族2人の3人が、ばらばらに毎日車通勤している高速代だった…」
ということもあります。
 毎朝20分早く、一緒に通勤することで大幅に経費を削減されました。

 官僚だけでなく、みな自分自身には甘くなりがちです。
是非、第三者を入れて「事業仕分け」に取組んでみてください。
我々も、「必殺仕事人」として御手伝いします!(笑)




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備えあれば…

2009年11月06日 | コラム

 朝、駅まで歩くのにとてもいい季節です。
広葉樹が黄色や紅く色づきはじめ、金木犀の香り…
朝から少し幸せな気分になれます。

 小学生の通学路で、信号のないところでいつも子供たちを見守っている
ボランティアのおじさんがいます。

 通学前の時間帯には、付近のゴミ拾いと、
バス停にあるタバコ入れのゴミ箱の掃除もしておられます。

世の中には奇特な方もおられるなと感心します。
 「おはようございます」と気持ちよく挨拶をかわします。
ここでも少し幸せな気持ちになれました。


 今週は、祝日があったので一週間がはやかったです。
週初め月曜には大阪では「木枯らし1号」が吹きました。

それまで温かかったので急な冷え込みは、
若くない体にはこたえます(笑)。
いつもより少し厚手のものにかえて出勤しました。

「備えあれば…」です。

会社も同じです。いいときにどれだけ、蓄えをもてるかがポイントです。
長く続けていれば不況、ピンチは必ずおとずれます。

会社にとっての本当の蓄えは、土地、設備や商品(棚卸資産)、
車(ベンツ)ではありません。

 「キャッシュ」「人」です。

 学生時代に勉強した徒然草のことをこのブログで何度かとりあげましたが、
最近、「金持ちになるには」という段を見つけました。

近々、ご紹介したいと思います。
(これは学生時代に読んだ記憶はないです)
 
乞うご期待!(^―^)

 



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