税理士の戯言

大阪市中央区の税理士法人代表ブログです

一年の終わりに…

2009年12月31日 | コラム

 紅白歌合戦を聞きながら、今年最後ブログを書いています。
一年、本当にはやいですね。
 無事に健康で年末を迎えられることに感謝です。

 2009年を振り返ると、本当に厳しい経済環境の一年でした。
残念ながら事業を継続できなくなったお客様もありますが、
一方、新しいご縁で応援させて頂くことになったお客様があります。
新たに会社を設立された方々も応援しています。


 年頭のブログで、『「嬉しいこと」を預ってくれる銀行』のことを
書きました。その中で、次のことを書いていました。
  (
http://blog.goo.ne.jp/nmc-zeirishihoujin/e/c34a0a5b7a0650b2352fc6816bb95a75)

 
『お客様が事業を続けていく上で必要な「智恵」と「勇気」を提供し、
「情熱」を絶やさないよう応援し続ける存在でありたいと思います。』

 年の瀬にこの思いを新たにしました。
来年がいい年になりますように…

 一年間拙文を読んで頂き、ありがとうございます。
来年も引き続きブログを継続していきたいと思います。





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一に備え、二に備え

2009年12月22日 | コラム

 この一週間寒かったですね。思わず「寒い」と言う言葉が口に出ました。
今朝は冷え込みましたが、昼間は比較的穏やかです。
気温は決して高くはないので、やはり体が一週間で慣れてきたのが一番ですかね。

 事業をしていると、どうしても一個人、一企業だけでは何ともしがたい事態、
事業環境、経済環境に見舞われることがあります。
阪神大震災、狂牛病騒動、そして記憶に新しい昨年のリーマンショック等…
 このような時に、「環境変化への順応性」「備え」
生き残れるかどうかが決まります。

 「環境変化への順応性」は、トップの決断力と従う社員の団結力で決まります。
そして「備え」は、いいとき、普段からどうしていたかで決まります。
現在の厳しいときにも赤字になることなく、事業を継続されているお客様に共通
しているのはやはり、「備え」が十分あることです。
決してじたばたすることなく、「守るべきは守り、変えるべきは変える」
という態度で真摯に臨まれています。
(ご参照 拙文 「年輪を刻む」)
http://blog.goo.ne.jp/nmc-zeirishihoujin/e/441137bd1c80ae0b4858e423493ff466

 このような経営者には、「決断できる大胆さ」と同時に、
「臆病とも思える慎重さ」が共存しています。

 景気がいいとき、業績が好調なときは誰しもついつい気は大きくなります。
この好調がずっと続くような錯覚に陥ります。
そのときに、来るべき将来にどれだけ備えることが出来るかで、
実際に厳しい事態になったときに大きく差が出ます。

 世界企業のGM、リーマンブラザーズ、そして日本を代表する日本航空でも
企業存続の危機がおとずれます。
中堅、中小企業は好況時、平時に「一にも備え、二にも備え」です。
 経営者は慎重すぎるくらい臆病でちょうどいいのかもしれません…





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今年も残りわずか…

2009年12月17日 | コラム

 暖冬だと思っていましたが、寒波到来で急に寒くなりました。
でも空気は澄んでいて、今日も東大阪に向かう車から、
生駒連山がとてもくっきり綺麗に見えました。

 昨晩も、帰宅する途中三ツ星のオリオン座が、
南天の夜空に美しく輝いていて、寒さも忘れしばし見とれていました。
 オリオン座は、冬の星座でひと際輝く星座で、昔からなじみ深く、
私も一番好きな星座です。
 星座に詳しくない人でもすぐに見つかります。
南の夜空を見上げてください。
三ツ星、赤っぽいペテルギウスと対照的に青白く輝くリゲルが目印です。

 
師走の忙しいこの時期、時間に追われている方も多いと思いますが、
ゆっくり夜空を見上げて息抜きしてみてはいかがでしょうか?
 きっと明日への活力がわいてきます!





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冬のボーナスについて雑感…

2009年12月11日 | コラム

 今年も残すところ一月をきり、冬のボーナスの支給時期です。
任天堂145万円、武田薬品工業116万円、JFEスチール110万円…

この不景気にもかかわらず勝ち組の大手はやはり相当な額です。

 日本経済新聞社によると、
「一人当たりの税込支給額は(加重平均)は70万1571円
と前年比14.81%減り、20年前までの水準に落ち込んだ」
とのことです。

ちなみにこの数字は上場会社を中心とした643社のデータです。

日本の99%を占める中小企業の実態はと言うと、

「事業規模5人以上の中小企業を含む民間企業の
一人当たりのボーナス支給額は、
前年同期比13.8%減の36.6万円」(みずほ証券予想)です。
 
実際に中小零細企業では、「支給ゼロ」、
「もち代程度の金一封」
というのも、
決して珍しい話ではありません。

 中小企業の経営者にとり、
「賞与の時期」は「苦痛の時期」でもあります。

頑張っている社員に少しでも賞与を出したいと、経営者は思います。
しかし、業績が悪い、資金繰りが悪いなかでどうしようもないのが実状です。

私自身経営者でもあり、
中小企業の応援をする立場からその気持ちは痛いほどわかります。

昔から大企業と中小企業の格差はありましたが、
ここにきて一層格差は開くばかりです。

それでも、
何としても事業を継続し生き延びることが大切です。

JALのように国が助けてくれない中小企業は、社長も従業員も関係なく
一体となって努力し、工夫し、何とか打つ手を探さなければなりません。

 その努力に報いる為にも新政権には、
「新たな継続的成長のためのグランドデザイン」を期待したいです。

ダムや道路と言った箱物依存の公共工事で経済の牽引はもはや難しいのは明白です。




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