タイムリーな話題なので、そのことについて書きたいと思うのですが、
頭があまり回ってないので次回以降に譲ります。
先週、一年ぶりに決算検討でお会いしたお客様がおられます。
設立5年目の会社ですが、昨年まで計画どおり売上がなかなか増えず、
資金繰りもずっと厳しい状態でした。
ところが、こつこつやってこられたことがいよいよ実ってきて、
「今年は思いもかけず大幅に黒字になるので税金もかかる。えらいことや」
と急遽相談にお見えになりました。
節税についてはいくつかの方法がありますが、
資金流出をともなわない節税は、現行の法人税ではかなり難しく、
担当者が、節税のメリット、デメリットと資金繰りについて説明しました。
節税のために来社された社長が最終的に出した結論は、
「お金が出て行く節税はやめて、儲かった分の一部を従業員に賞与を出そう!」
でした。
会社設立される5年前まで、従業員側だった社長は、
「一生懸命頑張ったときに、思いがけず決算賞与をもらって嬉しかった。
その後さらに会社のために頑張ったことを思い出した。」と話されました。
先日、お話したように今の会社の寿命は10年と大変厳しい時代です。
しかし、この会社さんはきっと10年、20年と続いていかれるでしょう。
「経理ももっと勉強して、数字に強くなりたい!」とお話されながら
素敵な笑顔で帰っていかれました。