税理士の戯言

大阪市中央区の税理士法人代表ブログです

主役は従業員と家族

2008年07月15日 | コラム
  お客様の会社創立50周年のパーティに出席させて頂きました。
法人の寿命は30年(最近では企業10年説もあります)といわれる中で、
50周年を迎えられたことは大変素晴らしいことです。 

 しかも、この会社は歴史はありますが、年老いた、保守的な会社ではありません。
新製品開発、新規分野への進出と伸び盛りの会社で、若々しく業績も好調です。 

  会社の素晴らしさをご紹介するのはまたの機会に譲るとして、
今日は参加したパーティのことを少しお話したいと思います。

 今回のパーティの特徴として、
この類でありがちな来賓の方々の挨拶は全くありません。
従業員のほか、その家族(子供さんやお爺ちゃん、お婆ちゃん)
も参加されていて大変和やかな雰囲気でした。
お取引先(販売先)は参加されていませんが、
日頃お世話になっている協力会社さんが参加されています。  

 そうです、「主役は従業員とその家族」なのです。

 ここまで、会社を継続することが出来たのは、
『従業員が頑張ったからこそ』という思いが、経営者にこめられています。

 会社は株主のものという資本の論理が横行する昨今、
会社存続の第一の意義は、従業員とその家族のためという考えがあるからこそ、
50周年を迎えることが出来、今も成長しています。

 そのことを象徴するかのように、総務担当役員さんからの
最後の締めの言葉も印象的でした。

 「家族の皆さんにお願いしたいことがあります。
どんなに前の晩に夫婦喧嘩していても、
朝出るときには、『いってらっしゃい』
帰宅したときには、『お疲れさま』の言葉をかけてあげてください。」
 「社員の皆さんも、会社で失敗したり、落ち込んだりすることがあっても、
家に帰ったら家族の言葉に笑顔で『ただいま』と応えてあげてください。」