一昨年のリーマン・ショック後、トヨタ、日産は大幅赤字に転落しました。
その直前期まで、トヨタは1兆円の利益を出していたのに…。
赤字転落は単なる世界同時不況の影響だけでなく、
若者の“車離れ”もあり、少なくとも2年間は赤字決算が続くとの予想でした。
しかし、この2010年3月期、トヨタは米国でのリコール問題を克服し、
エコカー減税の追い風も受けV字回復!
さすがトヨタです。
そして、トヨタに続き日産他大手自動車メーカー7社も、
一転してこの3月期は黒字を確保したとの報道です。
日本の製造業が衰退するのでなく、
黒字に返り咲くことは勿論喜ばしいことですし、
国の財政が逼迫している中、税収が増加することはいい事です。
ただ、このニュースを手放しで喜べないのは、
トヨタや日産の黒字回復の原因にあります。
中国、インドといった新興国を中心に販売台数が増加したことに加え、
『徹底したコスト削減』が一番の原因です。
仕入先、外注先、協力工場全てにそのシワ寄せがいきます。
かつては、大企業をピラミッドの頂点として、
大企業の業績回復は、末端の中小・零細企業にまでその恩恵が時間差でいきました。
今、下に下りてくるのは、「プラスの恩恵」ではなく、
「負の負担」です。
しかし、だからといって“怨み節”だけでは、
中小、零細企業は生き残っていくことは出来ません。
社長だけでなく、皆が一丸となって、
「智恵と工夫、そして努力」が必要です。
単なる下請けにならないように、頑張るしか生き残る道はありません。
ゴールデンウィーク明け、しんどいと言ってる暇はありません!
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