初めて買った車は10年落ちの中古のコロナマークⅡ。
別にこの車が欲しくて買った訳でなく、
免許取立ての私はどうせぶつけるだろうからと
たまたま父親の知人から買った車。
それでもマイカーは本当に嬉しかった。
案の定、あちこちぶつけちゃいましたけど（笑）。
一年後、満を持して新車を購入。
カー雑誌を何冊も買って、クルマ屋さんに足を運び選びに選んで買ったのは
真っ赤なカローラレビンＧＴ（ＴＥ７１）
毎日ツインカムエンジン音を聞くのが楽しみでした。
もともとラリー車のレビンは、
“羊の皮をかぶった狼”の異名をもつ、
強烈なエンジン、強固な足回りと車好きにはたまらない車でした。
学生時代はレビンとともに、と言っても過言ではありません。
そして、社会人になって「ハチロク」こと、レビンＡＥ８６に
乗り換えます。
さすがに社会人になっていたので荒っぽい運転は卒業してたけど、
この車も思い出深いです。
今度トヨタが８６をだしました。
当時のレビンとは全く違うけど、
「ハチロク」という言葉は今も心に響きます。
今度、クルマ屋さんのぞきに行ってみよ。
昨日タクシーに乗ったら、お金入れがあわび貝（かなり立派な大きめです）でした。
よく目にするのは、プラスチックのトレーとかですが、
この運転手さんのお金入れは、女性がアクセサリーなどを入れるのにちょうどいいと
いった感じのものです。
「これはお金いれですか？貝なんて珍しいですね」
「あわび貝なんですよ、お酢につけると貝殻の回りについてるものも綺麗に
とれるんです」
と自然と話がはずみます。
少しの間ですけどたわいもない話をしていて、
貝のお金入れを使っている理由がわかりました。
一つは、プラスチックのトレーに比べたら不安定な貝が下に落ちるような、
「急発進」「急ブレーキ」などがないよう安全運転に心がけていること。
二つ目は、貝が車の中においてあることによって、
自然と会話がはずむことでした。
たまたまのご縁で自分の車に乗って頂いたお客様に、
気持ちよくタクシーに乗っている時間、空間を過ごしていただきたい
という心遣い、配慮のようです。
「おっちゃんは、話をするのが好きでこの仕事しているの」
と降りしなに笑顔で話してくれました。
サービス業の原点をみた思いでした。
短い時間でしたが気持ちいい「とき」をすごしました。
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財を失うことは小さく失うことである。
名誉を失うことは大きく失うことである。
勇気を失うことはすべてを失うことである。
（ゲーテ）
先日、三つの「気」について書きましたが、
経営者（リーダー）にとっては、とりわけ最後の「勇気」は
大切です。
経営者はとても孤独です。
その中でいくつもの厳しい決断を強いられます。
「なかなか黒字化できない事業を我慢して継続するか、
早期に撤退するか」
「新製品開発、新しい事業、新規分野に取組んでいくのか」
「人を採用して積極的に取組んでいくのか、
人を減らして縮小する道を選ぶか」
また多くの誘惑にもかられます。
「楽して儲かる話や、うまい投資話」
「脱税まがいの節税」
「お金を借りるため、延命策、
あるいは責任回避の粉飾決算」etc…
そんなとき毅然と「勇気」をもって対処できますか。
王道を進む「勇気」を持ち続けることができますか。
ゲーテの言葉は時代を超え、場所を遠く離れて我々に訴えかけます。
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