えぬじぇいの勝手にニュース&馬好き日誌

個人の趣味で気になるニュースを拾ったり、競馬の予想をしたりしてます。

映画観た! 落下の王国

2008年10月22日 01時15分34秒 | ムービー
 本日は映画を観に行きましたよ。この秋は観たい映画がわんさかあるので大変ですが、本日観たのは落下の王国という映画です。 もともとこの映画、興味もなければ知りもしなかったのですが、mixiで「上映されている映画館が少ないが評価が高い映画」とかなんとかで紹介されていて、一気に気になる作品になってしまいました。みどころとしてとりあげられていたのは、
 希望を失った青年と純真な少女の交流劇が、現実と空想の垣根を越えて展開する冒険ファンタジー。世界24か国以上で撮影した、めくるめく映像美に圧倒される。
 …というもので、ストーリーとしては、
 映画の撮影で大ケガを負い、人生に絶望したスタントマンのロイは、入院患者の少女アレクサンドリアを利用して自殺を図る。しかし、彼女はロイが語る冒険物語に夢中になり、2人の関係は意外な方向へと向かう。
 結論から書いてしまいますが、オイラとしては非常にツマラない映画に感じました。気になって仕方がなかったので、観たこと自体に後悔はありませんが、罪なやつだぜ…mixi…。 観終えた感想としては、見逃していても後悔はしなかっただろうという映画。ただし観終えたから言えることであって、気になったまま見逃していたら、きっと気になって気になって仕方なかったと思います。
 もう10年以上前の話になってしまいますが、人気だった長編の映画『タイタニック』を観たときも同じようなことを感じたのですが、この作品はロイという青年が、アレクサンドリアという少女に架空のお話を聞かせてあげるのですが、みどころで紹介したように、世界のあちらこちらで撮影されたのと、架空のお話の映像美たるや凄いことになっていて、もう本当に「よくこんなの撮影したなぁ…」と感心しきりです。大画面のド迫力で堪能したい作品なのです… …そう、映画として観るには素敵な映画のように思えるんです。それと、大怪我をして生きる希望を失った青年と少女の出会いが物語を展開していくというのもベタな感じもなくはないのですが、架空の話に出てくる登場人物は現実の人物を置き換えていて、架空の物語を語っている(架空の物語の映像シーン)のに、現実の人物の話を織り交ぜてしまったり、話が盛り上がったところで、途中で話を止めて現実の世界へ引き戻したりと、非常にイライラしました。美しい冒険物語を通しで観させて、感情移入させてくれよっ! と思って、途中で鬱陶しく感じてしまい、早ょ終わらないかなぁ…。とそんなことばかり考え出してしまいました。 以前観たタイタニックも美しい映像で盛り上がったと思ったら、婆さんのアップになったりしてムカついた想い出がありましたが、それと同じ感覚にさせられましたね。
 こういう現実とファンタジーの交錯が面白いと言う方もいらっしゃるでしょうから、あくまでもオイラの主体的な意見ですが、映像美と圧倒感。ありがちといえばありがちなファンタジーものの話ではあるが、5人(後に仮面の女の子が増えて6人になりますが)の戦いなどの映像の演出など、「これぞ映画の迫力」と言いたくなるような楽しめる要素があっただけに、ブツ切りのように見せたストーリーというか演出には、ガッカリさせられてしまった…。 ただあくまでもオイラがこういう手法が嫌いというだけであって、映画として高い評価を受けるのは納得できる一作です。 ただ映像や音響の迫力なんか二の次で、とにかくスートーリー! という方にはお奨めできない映画です。