←(参議院選まで期間限定 お願いします)
もうすぐ、世の子どもたちにとっては楽しい夏休みがやって来るが・・・
「ある小学校教諭によれば、消しゴムやノートすら満足に買ってもらえない子どももいて、そういう子どものノートを覗くと、計算問題などの数式がちっちゃな文字で隅っこに詰められて書かれているという。そのノートが終わると、もう親に買ってもらえないのを子どもなりにわかっているからである。
保健担当の教師からは、こんな話も聞いた。夏休みが終わって体重を量ると、必ず体重が減っている子がいる。夏休みには給食がなかったからだとしか思えない、その子はふだん家ではほとんど食事させてもらえていないのではないか・・。
深刻なのは、こうした経済的貧困が、学力と逆相関の関係を示していることである。東京都が区内の公立小中学校を対象にして行っている学力テストで、足立区は全教科で最低ランクである。足立区の現実からは、ひとたび負け組の烙印をおされたら、そこから二度と這い上がることが困難な社会の残酷さが浮かび上がってくる。」 (文芸春秋、2006年 佐野真一レポートより)
◆◆◆◆
日記に「おにぎり食べたい」 生活保護「辞退」男性死亡 (2007年07月11日16時16分 asahi.comより)
北九州市小倉北区の独り暮らしの男性(52)が自宅で亡くなり、死後約1カ月たったとみられる状態で10日に見つかった。男性は昨年末から一時、生活保護を受けていたが、4月に「受給廃止」となっていた。市によると、福祉事務所の勧めで男性が「働きます」と受給の辞退届を出した。だが、男性が残していた日記には、そうした対応への不満がつづられ、6月上旬の日付で「おにぎり食べたい」などと空腹や窮状を訴える言葉も残されていたという。
市などによると、10日、男性宅の異変に気づいた住民らから小倉北福祉事務所を通じて福岡県警小倉北署に通報があり、駆けつけた署員が部屋の中で、一部ミイラ化した遺体を発見した。目立った外傷はなく、事件の可能性は低いという。11日にも解剖して死因を調べる。
男性は肝臓を害し、治療のために病院に通っていた。市によると、昨年12月7日、福祉事務所に「病気で働けない」と生活保護を申請。事務所からは「働けるが、手持ち金がなく、生活も窮迫している」と判断され、同月26日から生活保護を受けることになった。
だが、今春、事務所が病気の調査をしたうえで男性と面談し、「そろそろ働いてはどうか」などと勧めた。これに対し男性は「では、働きます」と応じ、生活保護の辞退届を提出。この結果、受給は4月10日付で打ち切られた。この対応について男性は日記に「働けないのに働けと言われた」などと記していたという。
小倉北区役所の常藤秀輝・保護1課長は「辞退届は本人が自発的に出したもの。男性は生活保護制度を活用して再出発したモデルケースで、対応に問題はなかったが、亡くなったことは非常に残念」と話している。
◆◆◆◆
おい、北九州市は今年2月、民主党の北橋健治が新市長になったばかりだろう。何をやっているのだ。しっかりしろ。
私たちの前には見たくない現実がある。しかし、餓死した人間の弔いの為にも、夏休みにやせる子どもたちの未来の為にも今回の参議院選挙で一票を投じようと思う。
命落とすな!自民落とせ!
過去エントリー 『白夜行-ピカレスクも理解できず』
『邪宗門-食う話として』
もうすぐ、世の子どもたちにとっては楽しい夏休みがやって来るが・・・
「ある小学校教諭によれば、消しゴムやノートすら満足に買ってもらえない子どももいて、そういう子どものノートを覗くと、計算問題などの数式がちっちゃな文字で隅っこに詰められて書かれているという。そのノートが終わると、もう親に買ってもらえないのを子どもなりにわかっているからである。
保健担当の教師からは、こんな話も聞いた。夏休みが終わって体重を量ると、必ず体重が減っている子がいる。夏休みには給食がなかったからだとしか思えない、その子はふだん家ではほとんど食事させてもらえていないのではないか・・。
深刻なのは、こうした経済的貧困が、学力と逆相関の関係を示していることである。東京都が区内の公立小中学校を対象にして行っている学力テストで、足立区は全教科で最低ランクである。足立区の現実からは、ひとたび負け組の烙印をおされたら、そこから二度と這い上がることが困難な社会の残酷さが浮かび上がってくる。」 (文芸春秋、2006年 佐野真一レポートより)
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日記に「おにぎり食べたい」 生活保護「辞退」男性死亡 (2007年07月11日16時16分 asahi.comより)
北九州市小倉北区の独り暮らしの男性(52)が自宅で亡くなり、死後約1カ月たったとみられる状態で10日に見つかった。男性は昨年末から一時、生活保護を受けていたが、4月に「受給廃止」となっていた。市によると、福祉事務所の勧めで男性が「働きます」と受給の辞退届を出した。だが、男性が残していた日記には、そうした対応への不満がつづられ、6月上旬の日付で「おにぎり食べたい」などと空腹や窮状を訴える言葉も残されていたという。
市などによると、10日、男性宅の異変に気づいた住民らから小倉北福祉事務所を通じて福岡県警小倉北署に通報があり、駆けつけた署員が部屋の中で、一部ミイラ化した遺体を発見した。目立った外傷はなく、事件の可能性は低いという。11日にも解剖して死因を調べる。
男性は肝臓を害し、治療のために病院に通っていた。市によると、昨年12月7日、福祉事務所に「病気で働けない」と生活保護を申請。事務所からは「働けるが、手持ち金がなく、生活も窮迫している」と判断され、同月26日から生活保護を受けることになった。
だが、今春、事務所が病気の調査をしたうえで男性と面談し、「そろそろ働いてはどうか」などと勧めた。これに対し男性は「では、働きます」と応じ、生活保護の辞退届を提出。この結果、受給は4月10日付で打ち切られた。この対応について男性は日記に「働けないのに働けと言われた」などと記していたという。
小倉北区役所の常藤秀輝・保護1課長は「辞退届は本人が自発的に出したもの。男性は生活保護制度を活用して再出発したモデルケースで、対応に問題はなかったが、亡くなったことは非常に残念」と話している。
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おい、北九州市は今年2月、民主党の北橋健治が新市長になったばかりだろう。何をやっているのだ。しっかりしろ。
私たちの前には見たくない現実がある。しかし、餓死した人間の弔いの為にも、夏休みにやせる子どもたちの未来の為にも今回の参議院選挙で一票を投じようと思う。
命落とすな!自民落とせ!
過去エントリー 『白夜行-ピカレスクも理解できず』
『邪宗門-食う話として』
…わたしのことですか??(涙)
鉛筆を2本セロハンテープで繋げて使ってました。
でも今は立派に働いてます。
今回の参院選が貧困の連鎖の阻止に少しでもつながればよいと思います。
luxemburgさん、
ほんとうに胸が痛みます。行政が憲法25条を一番守らなければならないはずなのに。
貴ブログの益々のご活躍を願わずにはいられない思いであります。