さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

納涼床と祇園祭

2010年01月10日 | 日記
「京都 芸能と民族の文化史」を読み始めてみると、とにかく面白い♪

今まで特に関係はないと勝手に思っていた鴨川の納涼床と祇園祭。

山路氏によると、祇園祭の神輿洗は、神輿を清める神事とされているが、
では、なぜ三基の神輿を清めないのか?
実は梅雨の時期に氾濫して疫病をもたらす鴨川の神さまを神輿に遷して
祇園社に迎えるというのが本来の目的で、その神を迎えるために
「お迎え提灯」という行事があるのだと。

そして、今は初夏から行われている鴨川の納涼床は、
江戸時代には(「日次紀事」による)旧暦6月7日から18日までに限られ、
祇園社に祀られた鴨川の神が留守の間だけ、人間が納涼と称して
川を汚すことが許されていたのだろうとあった。

私は、納涼床が大好きなので、桜の季節でもあったら良いのにと
思ったことがあるので、なるほど~とあらためて納得した(笑)