毎年、紅葉シーズンに欠かせない紅葉スポットの一つ、それが湖東三山。今年も早くも紅葉
のピークが過ぎようとしている段階ですが、何とか間に合う事が出来ました。
湖東三山は3ヶ寺とも歴史ある古刹で、また、仏像、寺院建築物に価値がある上、いずれも
庭園が魅力的で、巡拝者や観光客を満足させてくれる寺院でもあります。
余りにも有名な古刹ですが、念のためご紹介しておきます。
< 松峰山 金剛輪寺 / 庭園 >
金剛輪寺は天平13年(741)に、聖武天皇の祈祷所として行基菩薩が開山した歴史あるお
寺(宗派は天台宗)で、本尊聖観世音菩薩は行基菩薩の作と言われている。
本寺院は、本堂(国宝)、三重塔(南北朝時代)、二天門、庭園など見どころが実に多い。
< 釈迦山 百済寺 / 参道 >
百済寺は推古天皇の御代に、聖徳太子の御願により、百済人のために創建された古刹で、
開創当時の御本尊は、太子御自作の「植木の観音」であったと伝わる。
この寺の見ものは、池泉回遊式且つ鑑賞式の庭園で、特に山上眺望の見事さは素晴らしい。
< 龍應山 西明寺 / 三重塔・鎌倉後期・国宝 >
西明寺は、平安時代の承和元年(834)に三修上人が、仁明天皇の勅願により開創された
寺院。戦国時代に織田信長の焼き討ちを受けたが、幸いに現在国宝となっている本堂(国
宝第一号指定)、三重塔、二天門がいずれも火難を免れる。
ここの三重塔は派手さは無いが、形が良い上に荘厳さが目を引く。