和歌山県には「高野山」のほか、西国三十三観音1~3番札所、また国宝の塔を持つ長保寺、
根来寺など名刹が多く、巡礼者にとっては馴染みの地区であります。
今回、小生はまたまたこの地を訪れ、西国三十三所第2番札所・金剛宝寺(紀三井寺)と同3
番札所・粉河寺を参拝してきました。
人は「何故同じお寺を何回もお詣りするのですか」とお尋ねになるのですが、小生の答えは何
時も「お寺と仏様が待っていてくれるから・・・・・・」とお答えしています。
それではご存知の方ばかりでしょうが、念のためご紹介しておきます。
< 紀三井山 金剛宝寺(紀三井寺) / 多宝塔・文安6年(1449)・重要文化財 >
宝亀元年(770)、唐の高僧・為光上人によって開創。
紀三井寺の名で知られるが、正式名は金剛宝寺。紀三井寺の寺名は、清浄水、楊柳水、吉
祥水と呼ばれる山内の三つの井戸に由来している。「近畿の桜は、紀三井寺から」と言われ、
関西一の早咲き桜の名所として知られる(境内に気象台が目安にしている桜の木あり)。
当日は雨の日ながら、多宝塔が綺麗に写りました。
< 風猛山 粉河寺 / 本堂 >
宝亀元年(770)、粉河の猟師・大伴孔子古が庵を建て、行者(童男行者)が千手千眼観世
音菩薩像を作り祀ることに始まる。
現在の諸堂は、江戸時代中期に紀州徳川家の保護によって再建。本堂は西国三十三所の
中で最大の規模を誇り、堂々として迫力あり(享保5年(1720)に再建)。
写真左側(本堂前)に、雄大な桃山時代の庭園があり、見ものです。