古寺巡礼日記

有名無名な古寺・名刹めぐりの貴重なる記録

「和歌山の名刹」を参拝しました

2012-11-28 21:44:20 | 日記

和歌山県には「高野山」のほか、西国三十三観音1~3番札所、また国宝の塔を持つ長保寺、

根来寺など名刹が多く、巡礼者にとっては馴染みの地区であります。

今回、小生はまたまたこの地を訪れ、西国三十三所第2番札所・金剛宝寺(紀三井寺)と同3

番札所・粉河寺を参拝してきました。

人は「何故同じお寺を何回もお詣りするのですか」とお尋ねになるのですが、小生の答えは何

時も「お寺と仏様が待っていてくれるから・・・・・・」とお答えしています。

それではご存知の方ばかりでしょうが、念のためご紹介しておきます。

 

  < 紀三井山 金剛宝寺(紀三井寺) / 多宝塔・文安6年(1449)・重要文化財 >

宝亀元年(770)、唐の高僧・為光上人によって開創。

紀三井寺の名で知られるが、正式名は金剛宝寺。紀三井寺の寺名は、清浄水、楊柳水、吉

祥水と呼ばれる山内の三つの井戸に由来している。「近畿の桜は、紀三井寺から」と言われ、

関西一の早咲き桜の名所として知られる(境内に気象台が目安にしている桜の木あり)。

当日は雨の日ながら、多宝塔が綺麗に写りました。

 

            < 風猛山 粉河寺 / 本堂 >

宝亀元年(770)、粉河の猟師・大伴孔子古が庵を建て、行者(童男行者)が千手千眼観世

音菩薩像を作り祀ることに始まる。

現在の諸堂は、江戸時代中期に紀州徳川家の保護によって再建。本堂は西国三十三所の

中で最大の規模を誇り、堂々として迫力あり(享保5年(1720)に再建)。

写真左側(本堂前)に、雄大な桃山時代の庭園があり、見ものです。