古寺巡礼日記

有名無名な古寺・名刹めぐりの貴重なる記録

「京都十六社朱印めぐり」・第2回を参拝

2015-01-30 09:39:05 | 日記

「京都十六社朱印めぐり」の第2回目の参拝をして来ました(1/28、第1回目の記事は1/17)。
「京都十六社朱印めぐり」は、京都の由緒ある十六の神社を年頭に参拝し、各社で朱印を授かり全て
の神社を参拝することで、あらゆるご利益が一年間得られると云われています。同時に十六社は京都
の広域に拡がることから、京都の魅力に触れることが出来、ありきたりの観光旅行とは一味違った魅
力ががあるとも云われています。
確かに巡る神社以外に、途上には名刹・古刹、名所旧跡、名舗(特に茶舗、和菓子屋、工芸品等)など
魅力いっぱいの新たな発見があり、ますます京都の奥深さに気付くものがあります。


  

  

  

    

    

    

             < 京都十六社朱印めぐり・第2回 / 2015.1.28 >

      ①~②   「下鴨神社」 (十六社には含まれず、ゴール地点)
      ③      「御霊神社」 (応仁の乱始まりの地)
      ④      「西院春日神社」 (今回のスタート地点)
      ⑤      「わら天神宮」 (古くは北山の神として崇拝される)
      ⑥      「今宮神社」 (古くより西陣はじめ地域の崇敬を集める)
      ⑦      途中立ち寄った出版社の「淡交社」
              (茶道を軸に歴史、宗教、美術、工芸などを主とする、数冊入手)
      ⑧      今宮神社東門前の、あぶり餅の「一文字屋」と「あぶりや」
      ⑨      鎌餅で有名な「大黒屋鎌餅」 (知る人ぞ知る、あの鎌餅)
                                < 以上 上及び左からの順 >


古都奈良の散策・その2「名刹と名舗」

2015-01-27 13:38:20 | 日記

奈良散策の旅その2として、古都奈良の「名刹・名舗」などを採り上げます。
奈良は日本の国造りとして国家が最初に形成された所であり、日本の原点でもあります。また同時
に日本仏教の原点でもあります。奈良市内には既報「平城宮跡」はじめとする遺跡や施設が、また
多くの名刹・古刹があり、その貴重な文化は他に類がないと言えましょう。
こうしたかっての政治の場や名刹・古刹に加え、伝統の文化を引き継ぐ施設や名舗が相まって、奈
良と言う日本で最も優れた文化と伝統の都市が築かれ、今日に至っているかと思います。


  

    

    

  

    

    

                < 奈良散策の旅・その2 / 2015.1.24 >

        ①~③  「興福寺」 (東金堂、五重塔(国宝)、三重塔(国宝))
        ④     「春日大社」
        ⑤     「法華寺」
        ⑥     近鉄奈良駅前の「とある風景」
        ⑦     「猿沢の池」
        ⑧     餅で有名な「中谷堂」 (草餅がとても美味しかった)
        ⑨     和菓子の「千代乃舎」 (仕事の関係で時々取り寄せ、「青丹によし」)
        ⑩     和菓子の「萬勝堂」 (同上)
                           < 以上 上及び左からの順 >


新春の奈良散策・「平城宮跡」を楽しむ

2015-01-25 20:21:27 | 日記

古都奈良へ今年初の散策のため、名所旧跡を訪ねて来ました(1/24)。
①「春日大社」、「興福寺」などの寺社参拝、②奈良中心地の東向通、さくら通などの散策、③「平城
宮跡」の見学などを経て、④最終は「かんぽの宿奈良」の天然温泉に浸かり、帰路に着きました。
丁度この日は若草山の山焼きがある日で、昼過ぎの平城宮跡では、夕刻6時半からの予定に対し、
写真愛好家が大勢早々とカメラポジションを固めるなど万全の準備態勢に入っていました。確かに
若草山を中心として、手前に東大寺大仏殿を、さらに目前に朱雀門を配置する構図は実に美しい
シルエットを描くものと想像されました。
今回は、奈良散策の旅その1として、「平城宮跡」について採り上げます。


  

  

  

    

    

    

  

  

              < 奈良散策の旅 「平城宮跡」 / 2015.1.24 >

            ①      「第一次大極殿」
            ②~⑤   第一次大極殿の内部 (四方を守る神)
            ⑥      「朱雀門」
            ⑦      若草山と朱雀門の風景 (写真家が構えていた場所)
            ⑧      「遺構展示館」
            ⑨      「平城宮歴史館」
            ⑩~⑪   平城宮跡を横切る近鉄の踏切風景
                              < 以上 上及び左からの順 >


京都の名刹・「雲龍院」を参拝

2015-01-22 10:10:22 | 日記

先日の「冬の京都特別公開」拝観の折、西国薬師四十九霊場の札所・「雲龍院」を参拝しました。
「雲龍院(うんりゅういん)」は、京都市東山区泉涌寺山内町にある真言宗泉涌寺派の別格本山の寺
院で、山号は瑠璃山、本尊は薬師如来。南北朝時代は北朝の後光厳天皇の勅願により、応安5年
(1372)に創建。のち、後小松天皇、称光天皇などの帰依を受けて発展しました。
①皇室の位牌堂(霊明堂)があること、②庭園の見事さ(庭石の二つは、豊臣秀吉建立の大仏殿の
敷石)、③蓮華の間の窓や書院の窓(悟りの窓)などの美しさ、④「走り大黒天(鎌倉時代の作)、⑤
大石内蔵助良雄の書など、この寺の話題、見所多く、京都でも屈指の名刹と言えます。
この寺の尽きない魅力にしばし酔いしれました。


  

  

    

    

  

  

  

  

          < 京都市東山区 ・ 「 瑠璃山 雲龍院 」 / 2015.1.16 >

          ①~②   「中庭(庭園)」を望む
          ③      「山門」
          ④      「北門(通用門)」からの参道風景
          ⑤      「霊明殿」の庭
          ⑥      大石内蔵助良雄筆の「龍淵」
          ⑦      玄関の「雲龍の衝立」
          ⑧      「蓮華の間」の風景
          ⑨      書院の「悟りの窓」
          ⑩      書院の窓
                            < 以上 上及び左からの順 >


冬の京都特別公開・「成就院」と「勝林寺」

2015-01-19 14:54:28 | 日記

「冬の京都特別公開」の拝観・その2として、清水寺塔頭「成就院」と、東福寺塔頭「勝林寺」の2ヶ寺に
ついて採り上げます(1/16分)。
今年の「冬の京都特別公開」は、1/10から3/18まで、14ヶ寺(所)にて公開されているもので、普段は
非公開の文化財、庭園など貴重なものばかり。必ずや秘められた京の美、京の文化に触れることが出
来る貴重な機会かと思います。


  

  

    

          < 冬の京都特別公開 ・ 清水寺塔頭「成就院」 / 2015.1.16 >

「成就院(じょうじゅいん)」は、京都市東山区清水にある北法相宗本山の寺院で、清水寺の塔頭。本
尊は十一面千手観世音菩薩。平安時代の1484年、応仁の乱で焼失した清水寺を復興した願阿によ
り創建したもの。
庭園は書院北の借景式池泉観賞式庭園で、「雪月花の洛中三名園」の一つ。京都では代表的な庭
園として、極めて人気が高いものがあります。(写真は一部資料より)
 
 
 
  
 
    
 
         < 冬の京都特別公開 ・ 東福寺塔頭「勝林寺」 / 2015.1.16 >
 
「勝林寺(しょうりんじ)」は、京都市東山区本町にある臨済宗東福寺派の寺院で、同寺の塔頭の一つ。
本尊は毘沙門天立像。創建は天文19年(1550)で、第205世住持高岳令松によって開かれる。
今回の公開は、本尊毘沙門天立像のほか、画家・田村宗立作の珍しい「毘沙門天曼荼羅」の版木な
どがあり、大変興味深いものがあります。

冬の京都特別公開・「龍吟庵」を拝観

2015-01-18 18:52:13 | 日記

今年も「冬の京都特別公開」が始まり、一般の古刹参拝と併せ、一部について拝観して来ました。
今回の古刹参拝は、特別公開が3ヶ寺、洛陽観音霊場6ヶ寺、一般1ヶ寺の計9ヶ寺でしたが、今日の
投稿は、特別公開のうち東福寺塔頭「龍吟庵」について採り上げます。
「龍吟庵(りゅうぎんあん)」は、京都市東山区本町にある臨済宗東福寺派の寺院で、東福寺塔頭の第
一位。創建は正応4年(1291)で、開基は無関普門。
見どころの庭園は、方丈を囲んで東・西・南の三庭からなっており、いずれも重森三玲の作。枯山水の
素晴らしい魅力的な作庭となっており、しばし心安らかな気分で観賞致しました。


  

  

  

    

    

         < 冬の京都特別公開 ・ 東福寺塔頭「龍吟庵」 / 2015.1.16 >

          ①   南庭(無の庭) 白砂だけのシンプルなもの
          ②   西庭(龍門の庭) 龍が海から顔を出して黒雲に乗って昇天する姿
          ③   東庭(不離の庭) 大明国師に関する故事を石組みで表したもの(赤砂)
          ④   溪谷に架かる廊橋 (桃山時代)
          ⑤   表門 (桃山時代)
          ⑥   方丈 (室町時代、国宝)
          ⑦   開山堂 (鎌倉時代、重要文化財)
                                   < 以上 上及び左からの順 >


京都十六社めぐり・第1回目ツアーで参拝

2015-01-17 14:54:18 | 日記

私鉄主催のバスハイキングツアーに参加し、「京都十六社めぐり」の第1回目に行って来ました。
「京都十六社めぐり」は、古都京都の街中に点在する十六の神社を巡るもので、古くから主に年初め
におこなわれていた行事のようです。平安京時代以来多くの人々に親しまれてきた神社を通して古都
京都を眺めることは、新しい発見もありなかなか魅力的なことかと思います。
今回の第1回(全4回)は、長岡天満宮を参拝ののち、月桂冠大倉記念館までバスで移動し、ここをス
タート地点として、御香宮、藤森神社を経て、伏見稲荷大社をゴールとする約6kmでした。


  

    

    

    

  

    

              < 京都十六社めぐり・第1回目 / 2015.1.14 >

            ①~③   「 長岡天満宮 」
            ④      「 御香宮 」
            ⑤      「 藤森神社 」
            ⑥~⑦   「 伏見稲荷大社 」
            ⑧~⑩   「 月桂冠大倉記念館 」
                                < 以上 上及び左からの順 >


「なごや七福神めぐり」を参拝

2015-01-15 09:55:17 | 日記

ここ数年参拝している「なごや七福神めぐり」に、今年も行って来ました(1/12)。
七福神の神々は人間に、律義、裕福、勇気、知恵、大望、長寿、和合の七つの福徳をお授け下さる
とのことですが、その祈願はもとより、むしろ毎日平凡ながら幸せに過ごすことのできる感謝の気持ち
を現すためにも、大事なことかと思われます。
今回は、この「なごや七福神めぐり」参拝のもようを採り上げます。


  

    

    

    

       

                 < 「なごや七福神めぐり」 / 2015.1.12 >

            ①   「 寿老人 」   八事山 興正寺
            ②   「 恵比寿 」   天林山 笠覆寺 (笠寺観音)
            ③   「 大黒天 」   如意山 宝珠院
            ④   「 毘沙門天 」  如意山 福生院 (袋町お聖天)
            ⑤   「 弁財天 」   宝生山 辨天寺
            ⑥   「 福禄寿 」   成田山 萬福院
            ⑦   「 布袋尊 」   北野山 宝珠院 (大須観音)
            ⑧   「なごや七福神めぐり」のご朱印
                              < 以上 上及び左からの順 >


京都宇治・「萬福寺」の魅力

2015-01-14 21:33:08 | 日記

既報・京都の「都七福神」参拝のその2として、「布袋尊」を祀る「萬福寺」について採り上げます。
「萬福寺(まんぷくじ)」は、京都府宇治市五ヶ庄にある黄檗宗大本山の寺院で、山号は黄檗山、本
尊は釈迦如来。創建は寛文元年(1661)で、開基は隠元隆。
建物や仏像の様式、儀式作法から精進料理に至るまで中国風で、日本の一般的な仏教寺院とは異
なった景観を有し、それだけに非常なる興味を引きます。
七福神としてのこの寺の神様は「布袋尊」で、お堂の真ん中に、誠に和やかな表情で祀られており、
まさにこの寺の象徴とも言えます。


  

  

  

    

    

          < 京都府宇治市  「 黄檗山 萬福寺 」 / 2015.1.8 >


東寺にて「後七日御修法」の儀式を拝見

2015-01-12 14:46:54 | 日記

京都の「都七福神」に参拝し、途上「毘沙門天」を祀る「教王護国寺(東寺)」にて、偶然にも貴重なる
儀式「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」の勝縁に出会わせることができました(1/8)。
「後七日御修法」は真言宗の最高儀式と言われ、かっては宮中の重要なる正月行事として、一日か
ら七日までの七日間は神事、八日から十四日までの七日間を仏事で行われたものです。この仏事
が明治の廃仏毀釈で廃止となり、のち明治16年より場所をこの「東寺」に移して再開され、今日を迎
えているようです。
確認できる範囲の儀式さえ誠に厳粛で、密教最高の儀式としての尊厳と重々さを感じ取れました。
今回は、「都七福神」参拝のうち、「東寺」と「後七日御修法」について採り上げます。


  

  

    

    

    

    

         < 「教王護国寺(東寺)」と「後七日御修法」のもよう / 2015.1.8 >

          ①~⑥   「後七日御修法」の一部のようす (公開部分から)
          ⑦      「五重塔」 (寛永21年(1644)、国宝)
          ⑧      東寺の遠景 (南大門と五重塔)
          ⑨      南大門から金堂を望む
          ⑩      「毘沙門堂」 (七福神の一つ毘沙門天を祀る)
                                     < 以上 上及び左からの順 >