古寺巡礼日記

有名無名な古寺・名刹めぐりの貴重なる記録

美濃市・「うだつの上がる街」を散策

2016-02-29 13:51:25 | 日記

「うだつの上がる街」として知られる、岐阜県美濃市を散策して来ました。
美濃市の街中では、現在「美濃和紙あかりアート展」と「おひな飾り」まつりが行われており、季節を楽し
む散策には絶好の時期にあります。
うだつの上がる建物として代表的な「旧今井家」、「小坂家住宅(造り酒屋)」などをはじめ、商家の多くが
ひな飾りを施し、街は一段と華やいでおり、心軽やかな散策となりました。


 

 

 

 

 

 

 

           < 岐阜県美濃市 うだつの上がる街散策 / 2016.2.25 >


京都散策・京都街中「とある情景」

2016-02-28 19:51:05 | 日記

京都散策のその4(最終回)として、京都街中「とある情景」を採り上げます。
京都散策中には、古寺巡礼や美術館観賞それに名所旧跡見学などのほか、素晴らしい風景や素敵な
情景が数々あり、これこそが京都散策の冥利かも知れません。


 

 

 

           

 

    * 写真は上から ①京都国立博物館正門、②石塀小路、③清水寺山門前、
                ④八坂の塔(法観寺)、⑤庚申堂本堂前。

              < 京都散策 「とある情景」 / 2016.2.24 >


真宗大谷派の庭園・「渉成園」を観賞

2016-02-27 21:38:17 | 日記

京都散策のその3として、真宗大谷派の庭園「渉成園」を採り上げます。
「渉成園(しょうせいえん)」は、京都市下京区にある真宗大谷派の本山・真宗本廟(東本願寺)の飛地境
内地で、国の名勝に指定されています。
承応2年(1653)、石川丈山によって書院式の回遊庭園として作庭され、今日まで幾多の諸行事の場と
なるなど、重要な役割を果たして来ました。
この時期、梅が膨らみを見せ、美しい庭園を更に着飾っていました。


 

 

 

 

 

              < 京都市下京区 「渉成園」 / 2016.2.24 >


伊藤若冲ゆかりの京都「宝蔵寺」へ

2016-02-26 16:23:13 | 日記

京都散策のその2として、絵師・伊藤若冲ゆかりの「宝蔵寺」を採り上げます。
「宝蔵寺(ほうぞうじ)」は、京都市中京区にある浄土宗西山深草派の寺院で、山号は無量山。
江戸時代の絵師で近年人気の高い伊藤若冲の伊藤家の菩提寺で、父母など親族の墓を若冲が建立
し、先祖の墓石を整備したと伝わります。若冲は絵師に専念するため、家督を弟に譲ったことから自ら
の墓は、別の伏見「石峰寺」に祀られています(もう一つ生前建立の墓が「相国寺」にもあり)。
この日ご住職と歓談中に、「若冲応援団」入会の誘いを受け、即座に入会の手続きをとりましたが、早速
の会員として伊藤若冲への思いがますます強いものとなりました。入会記念の①会員証、②記念品な
どを受け取り、心を弾ませ帰路に着きました。


 

 

 

 

 ↑ 「若冲応援団」入会時のグッズ
     ①会員証、②入会記念のご朱印、③記念品の清酒(若冲絵の髑髏のデザイン、当寺に
      若冲の「髑髏図」あり)、④記念品の京漬物

                < 京都市中京区 「宝蔵寺」 / 2016.2.24 >


京都散策・まずは「洛陽観音霊場」札所めぐり

2016-02-25 08:42:55 | 日記

洛陽観音霊場や目的の一般寺院、それに美術館など、またまた京都を散策して来ました。
今回はそのうち、洛陽観音霊場の札所をいくつか採り上げます。
既にこれまで何度も採り上げ、全く話題性はないかもしれませんが、当人は至って新鮮な気持ちで入れ
込んでおり、足が積極的に前に進みます。
この日は朝方から小雪が舞い散る寒さの中、久し振りの清水寺では中国へ旅行したと錯覚するほど、
全く日本語の会話が聞こえなく、、異様な雰囲気のなかでの参拝となりました。


 

 ↑ 洛陽観音霊場第12番札所 「清水寺」
    宗派:北法相宗、本尊:十一面千手千眼観世音菩薩。

 

 ↑ 同上第9番札所 「青龍寺」
    宗派:浄土宗、本尊:聖観世音菩薩。

 

 ↑ 同上第7番札所 「長楽寺」
    宗派:時宗、本尊:准胝観世音菩薩。

 

 ↑ 同上第17番札所 「蓮華王院(三十三間堂)」
    宗派:天台宗、本尊:十一面千手千眼観世音菩薩。

 

 ↑ 同上第2番札所 「誓願寺」
    宗派:浄土宗西山深草派、本尊:十一面観世音菩薩。

         < 京都散策その1・「洛陽観音霊場」札所めぐり / 2016.2.24 >


足利歴代将軍の菩提寺・京都「等持院」へ

2016-02-19 08:49:18 | 日記

先日の京都巡拝の折、目的の一つであった「等持院」を参拝しました。
「等持院(とうじいん)」は、京都市北区等持院北町にある臨済宗天龍寺派の寺院で、山号は萬年山、本
尊は釈迦牟尼仏。暦王2年(1341)の創建で、開基は足利尊氏。
この寺の北庭は池泉回遊式庭園で、夢想疎石の作と伝えられ、雄大で且つ非常に整った美しい庭です。
狩野興以作の襖絵のある方丈、足利歴代の将軍の木造がある霊光殿など見どころの多い寺院ですが、
天龍寺同様に達磨絵の衝立が参詣者を迎えてくれるのが、何ともうれしい待遇ではないでしょうか(この
衝立の作者は、元天龍寺住職とのこと)。


 

 

 

 

 

 

                    < 京都市北区 「 等持院 」 >

    * 写真は上から ①山門、②方丈前庭、③方丈北庭、④霊光殿、⑤⑥達磨絵の衝立。


宝暦治水事件の「治水神社」へ

2016-02-17 14:49:16 | 日記

先日、木曽三川公園を訪れた折、隣接する「治水神社」へ参拝しました。
「治水神社(ちすいじんじゃ)」は、岐阜県海津市海津町にある神社で、昭和13年(1938)の創建。祭神
として薩摩藩家老平田靭負(ひらたゆきえ)、及び薩摩藩士84名が祀られています。
平田靭負は、宝暦4~5年(1754~1755)、薩摩藩が幕府の命で行った、木曽三川分流の治水工事(
宝暦治水)の責任者として、極めて困難をきたした治水工事が終わると、莫大な工事費用と数多くの藩
士の犠牲の責任を取り自害したもの。
さぞ厳しかったであろう、また、さぞ辛かったであろう現地で当時に思いを馳せるに、大変悲しい思いが
込み上げて来ました。特に歴史上において、徳川家と江戸幕府に快く思わない者にとって、非常に痛ま
しい出来事として大いに胸を痛めるものがあります。
ご参考までに、①旧海津郡平田町(現海津市)の名は、平田靭負の功績に因んで付けられた町名です。
          ②三重県桑名市にある「海蔵寺」に、薩摩藩士墓所があり祀られています。
          ③参考図書として、杉本苑子の「孤愁の岸」(講談社文庫)があります。


 

 

 

 

           

               <岐阜県海津市 「治水神社」 / 2016.2.10 >

  * 写真⑤は、以前に名古屋「御園座」で上演された「孤愁の岸」のポスター(神社内に掲示)


京の冬の旅特別公開の最後は「東寺・灌頂院」

2016-02-16 13:47:56 | 日記

「京の冬の旅特別公開」の第3回目その3(最終回)として、「東寺・灌頂院」を採り上げます。
毎年行われている「京の冬の旅特別公開」について、ここ数年は毎年すべて拝観しているのですが、今
年も今回採り上げる「東寺・灌頂院」をもって、今年の対象16ヶ寺全てを拝観したことになります。


   

 

 

 

 * ↑ (写真5件)  「東寺・灌頂院」
       「灌頂院(かんじょういん)」は、弘法大師空海が東寺創建時に最初に構想した建物。
       かっては宮中にて行われた正月行事で、真言宗最重要行事の「後七日御修法(ごしち
       にちみしほ)」が行われている由緒ある場所。
       日頃拝顔できない内部には、最古の彩色曼荼羅図「国宝両界曼荼羅図」や、画家・浜
       田泰介筆の「国宝十二天屏風」など貴重な文化財の数々が観賞でき、特別公開の冥
       利につきました。(内部は写真撮影不可)
       なお、「後七日御修法」について、昨年「都七福神」参拝の折出合った模様の一部を、
       写真4~5として掲載します。

      < 京の冬の旅特別公開 第3回目その3 「東寺・灌頂院」 / 2016.2.11 >


京の冬の旅・第3回目その2「天球院」と「真如寺」

2016-02-15 09:16:12 | 日記

「京の冬の旅特別公開」の第3回目その2として、妙心寺塔頭「天球院」と、相国寺山外塔頭「真如寺」の
2ヶ寺について採り上げます。


 

 

 

 * ↑ (3件)  妙心寺塔頭 「天球院」
            「天球院(てんきゅういん)」は、臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の塔頭の一つ
            で、姫路城主・池田輝政公の妹・天球院によって創建。
            狩野山楽・山雪の絢爛豪華な障壁画が名高く、特に「梅に遊さん図」と「竹虎
            図」が目を引きます。京の冬の旅12年振りの公開。
            (写真3「梅に遊さん図」は資料より転写)   

 

 

 

 * ↑ (3件)  相国寺山外塔頭 「真如寺」
            「真如寺(しんにょじ)」は、臨済宗相国寺派大本山相国寺の山外塔頭で、室
            町時代「京都十刹」の一つに数えられた由緒ある禅寺。
            法堂には仙洞御所から寄進された宝冠釈迦如来像が安置されており、また、
            客殿には江戸時代後期の原在中筆の襖絵が公開されています。
            この寺は、京の冬の旅は初公開。

      < 京の冬の旅特別公開 第3回目 「天球院」と「真如寺」 / 2016.2.11 >


京の冬の旅特別公開・「玉鳳院」と「霊雲院」へ

2016-02-14 15:17:16 | 日記

「京の冬の旅特別公開」の第3回目の旅として、妙心寺塔頭寺院など5ヶ寺を拝観して来ました。
今回はその1として、妙心寺塔頭の「玉鳳院」と「霊雲院」の2ヶ寺を採り上げます。


 

 

 

 * ↑  (3件)  妙心寺塔頭 「玉鳳院」
             「玉鳳院(ぎょくほういん)」は、臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の46ある塔頭
             のうちの一つ。花園法皇の離宮を禅寺に改めたのが起こりで、ここが妙心寺
             発祥の地。方丈内は狩野永真(安信)筆の襖絵「龍図」など貴重な文化財が
             残り、他に開山堂、庭園などが公開されています。

 

 

 

 * ↑  (3件)  妙心寺塔頭 「霊雲院」
             「霊雲院(れいうんいん)」は、同じく妙心寺塔頭の一つで、妙心寺四派の一
             つ「霊雲派」の本庵。室町時代建立の書院(重文)は簡素な初期書院造の貴
             重な遺構で、後奈良天皇が行幸されたことから「御幸の間」と呼ばれています。
             室町時代の作庭の書院前庭や襖絵など、見所の多い寺院です。
             (京の冬の旅39年振りの公開)

       < 京の冬の旅特別公開・第3回目「玉鳳院」と「霊雲院」 / 2016.2.11 >

             * 写真不可の場所については資料から掲載。