ウオーキングサークルの例会で、滋賀県米原市の中山道柏原宿を訪ね、同地区の古刹や
旧宿場街道を仲間とともに楽しんで来ました。
柏原宿は江戸時代、民家344軒、人口1、468人、旅籠22軒、本陣1軒、脇本陣1軒と、
中山道宿場町の中でも規模の大きい方と伝えられています。近江と美濃の国境に近く、当
時は「伊吹もぐさ」の産地として有名な地でありましたが、現在は1軒残すのみ。
すでにご存じかと思いますが、有名な2ヶ寺をご紹介しておきます。
< 成菩堤院 円乗寺 >
最澄が開いた天台宗の寺院で、織田信長や豊臣秀吉が街道を往来する際、宿所としてい
たもよう。絹本著色聖徳太子像など、数々の文化財があると聞く。
紅葉の樹木はやや少ないも、落ち着いて、厳粛な雰囲気の境内が特徴の寺院。
< 霊通山徳源院清瀧寺 / 上・庭園、下・三重塔(寛文12年(1672)) >
徳源院は京極氏の菩提寺で、京極家初代氏信の草創(1283)。寺号も氏信の法号の
清瀧寺殿から称したもの。庭園は池泉回遊式庭園で、江戸時代の小堀遠州の作と言
われる。
訪れた時、モミジの紅葉はまさに絶頂で、特に赤ジュウタンとも言うべき風景が見事。