「京都三弘法まいり」の3ヶ寺をお詣りしてきました。京都三弘法とは、弘法大師空海とゆか
りの深い、東寺、仁和寺、それに神光院の3ヶ寺のことで、風習は江戸時代中期に始まった
とされています。歴史と文化の香り漂う京の街で、大師の心に触れることの出来る巡礼と言
えるでしょう。三弘法授与品として、朱印帳、木札守などあります。
「京都三弘法」の3ヶ寺をご紹介しておきます。
< 八幡山 教王護国寺(東寺) / 大師堂 >
東寺真言宗の総本山であり根本道場でもある。開基は桓武天皇。平安遷都と共に官寺と
して建立された東寺を、空海が嵯峨天皇より賜り、真言密教の根本道場とした。
四国お遍路さんが、東寺で菅笠を授与されていた由来あり。
< 大内山 仁和寺 / 大師堂 >
真言宗御室派の総本山で、第59代宇多天皇が仁和4年(888)に建立。明治時代まで皇
子皇孫が代々門跡(住職)を務めた格式高い寺院である。
四国お遍路さんが、仁和寺で金剛杖を授与されていた由来あり。
< 放光山 神光院 / 山門 >
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の神職が、神託を受け建立。弘法大師が42歳の時、修業を
行ったとされ、本尊は「厄除け大師」として信仰されている。
四国お遍路さんが、神光院で納札箱を授与されていた由来あり。