古寺巡礼日記

有名無名な古寺・名刹めぐりの貴重なる記録

名古屋の「龍泉寺の円空仏」を訪ねて

2013-07-31 08:33:47 | 日記

   暑中お見舞い申し上げます 心よりご健康とご多幸をお祈り致します
   いつも 本ブログ「古寺巡礼日記」をお読みいただき有難うございます
   また 「コメント」を沢山いただき 激励およびご意見に心より感謝致します
   今後とも 情報提供の場及び交流の場として 努力していく所存です
   宜しくお願い致します

円空仏を訪ねる旅のシリーズとして、今回は名古屋市の「龍泉寺」を訪ねました。
以前現役の頃、親交のあったこの寺のご住職の案内で一度拝見させていただいたことがありますが、
今回は実に20数年ぶりに、円空仏さんとの再会です。


        

        

           

          < 松洞山 龍泉寺 / 上と中・円空仏、下左・山門、下右・庭園 >

龍泉寺は名古屋市守山区にある天台宗の寺院で、名古屋城を鎮護する尾張四観音の一つ。本尊は
馬頭観音で、開基は最澄と伝わる。寺伝によれば延暦年間に伝教大師最澄が、多々羅池から出現し
た馬頭観音を本尊として祀ったのが始まりとされています。
ここの円空仏は本尊の馬頭観音、天照皇大神像、熱田大明神像の3体、観音菩薩像5体、それに千
体仏500数体がありますが、本尊馬頭観音像は馬頭を刻み、両手を合掌させた深彫りの威圧と尊厳
を備えた堂々とした傑作です(拝観は日曜・祝日のみ、要予約、TEL052-794-3647)。


「一宮七夕まつり」を見学

2013-07-29 08:33:38 | 日記

お寺とは関係ないのですが・・・・・・・。昨日7/28(日)は所用で外出することとなり、折角のことゆえ
愛知県一宮市で行われている「一宮七夕まつり」に立ち寄り、見学して来ました。
今回は、この「一宮七夕まつり」について記録します。


        

        

           

               < 一宮七夕まつり / まつり会場の七夕風景 >

「一宮七夕まつり」は正式には「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」と言い、仙台・平塚と並び日本三大
七夕まつりの一つと称され、今年は第58回を迎えました。今年は新しくオープンした駅ビル(i-ビル)
の周辺から、商店街、真清田神社一帯が中心会場として、誠に華やかに街を彩り、また、各種多彩
な催物で会場付近は大いに盛り上がりを見せていました。
尚、七夕まつり行事の一つとして例年、日本ウオーキング協会主催の「一宮七夕2Dウオーキング」
が行われ、毎年小生も参加し、今年もエントリーしていましたが、残念ながら体調不良(腰痛)で、今
回は欠場を余儀なくされました。


京都宇治の「茶どころ」を訪ねる

2013-07-27 08:17:25 | 日記

過日、京都の古刹巡拝の折、宇治の茶どころに立ち寄り、茶に関する施設と茶舗を視察、見学して来
ました。宇治と言えば「平等院」、「興聖寺」、「三室戸寺」ですが、やはり茶どころでもあり、お茶に関す
る施設、茶舗は外せません。
いろいろな茶の施設から、今回は「上林記念館」と、「宇治茶資料室」などについて記録します。


        

              < 宇治・上林記念館 / 左が店舗、右が記念館 > 

宇治・上林記念館は、宇治市宇治橋通りにある茶の資料や製茶道具を公開している記念館で、茶問
屋の(有)上林春松本店が運営。上林家は創業が永禄年間で、現在の当主は第14代。
記念館は上林家の長屋門を修復し、昭和52年より展示場として公開しているものです。


        

           < 三休庵・宇治茶資料室 / 1階が店舗、2階が資料室 >

三休庵・宇治茶資料室は、宇治市の平等院表参道にある宇治茶に関する資料室で、宇治茶専門店
の三星園上林三入本店が運営。
将軍家御用御茶師の上林三入本店に伝えられた歴史資料の保存と活用を目的として、宇治茶の歴
史や文化に関する資料などが紹介されています。


        

                    < (株)伊藤久右衛門 / 本店 >

(株)伊藤久右衛門は、宇治市宇治橋近くにある茶の製造販売会社で、江戸後期・天保3年の創業。
小生とは特別の関係はありませんが、時々講座で使用するお茶を取り寄せたり、食事に立ち寄った
りしている馴染みの店です(それだけに過ぎませんが・・・・・・・)。


        


名古屋の「鉈薬師堂の円空仏」を訪ねて

2013-07-25 08:20:41 | 日記

先週末の21日(日)に、名古屋市の「鉈薬師堂」へ「円空仏」を訪ねて来ました。
近くの「日泰寺」の「弘法さんの縁日」に合わせ、月1回の公開(拝観)になっていることもあり、この日
多くの参拝客が訪れていました(毎月21日、AM10:00~PM2:00)。
今回は、この「鉈薬師堂の円空仏」について記録します。


        

           

           

   < 鉈薬師堂 / 上・日光菩薩と月光菩薩、中・十二神将のうち4体、下・山門と本堂 >

鉈薬師堂は、名古屋市千種区田代町にある薬師堂(別名・医王堂)で、円空が北海道より本州に戻っ
た後の寛文9年(1669)に、ここ鉈薬師堂で諸像17体を造顕したとされています。堂内には、名古屋
城築城の余材を鉈一本で彫られたと言われる、十二神将、日光・月光菩薩など17体が並んでいます
が、ここの円空仏の特徴としては、円空前半の作品がゆえに、丁寧にかつ力強く彫られた仏さまばか
りで、晩年の飛騨地方の作品とは少し趣を異にする魅力ある仏さまばかりかと思われます。
(堂内撮影禁止のため、写真の円空仏は本より転写)


京都山科の「勧修寺のハス」を楽しむ

2013-07-23 14:58:43 | 日記

京都の「ハスの花・三大名刹」を訪ねる旅・その3として、今回は京都市山科区にある「歓修寺(かじ
ゅうじ))」について記録します。


        

        

           

             < 亀甲山 歓修寺 / 写真は 境内のハスと本堂 >

歓修寺(かじゅうじ)は、京都市山科区にある門跡寺院で、真言宗山階派大本山。本尊は千手観音
菩薩。寺伝によれば、昌泰3年(900)に醍醐天皇が生母藤原胤子の追善のため創建。開山(初代
住職)は東大寺出身の法相宗の僧・承俊律師。
この寺の庭園は「歓修寺永池園」と呼ばれ、広大な自然美を楽しむ「池泉庭園」で、京都でも指折り
の古池とされています。池に面して楼閣風の観音堂が建っていますが、対比して美しいハスの花を
咲かせる池がひと際目を引き、白壁の築地塀とともに門跡寺院としての格式ある雰囲気を醸し出し
ています。


京都宇治の「三室戸寺のハス」を楽しむ

2013-07-21 07:44:43 | 日記

京都の「ハスの花・三大名刹」を訪ねる旅・その2として、今回は京都府宇治市の「三室戸寺」につい
て記録します。


        

        

        

           

             < 明星山 三室戸寺 / 写真は境内のハスの風景 >

三室戸寺は風光明媚な宇治の地に鎮座する花の寺で、西国三十三所観音霊場の第10番札所。
本山修験宗で、本尊は千手観世音菩薩。
寺の歴史は古く、寺伝によれば創建は宝亀元年(770)とされ、当初の「御室戸寺」から、後に光仁、
花山、白河三天皇の離宮になったことから、「御」の字を「三」に置き換え現在の「三室戸寺」と改称
されました。
ツツジ、アジサイとともに、この寺はハスの花で有名で、京都でも有数な花の寺として多くの人々に
愛されています。この日も、参拝客の他、観光客、カメラ愛好家などで大いに賑わっていました。 


京都の「ハスの花・三大名刹」を訪ねる

2013-07-19 08:16:35 | 日記

京都地区の西国三十三所観音霊場参拝を兼ね、京都の「ハスの花・三大名刹」の、①「法金剛院」、
②「三室戸寺」、及び、③「勧修寺」の3ヶ寺を訪ねて来ました。
京都は暫らく静寂を保っていましたが、さすがにこの時期は祇園祭の時期でもあり、やや賑わいを戻
しているのは、祇園祭に加え、「ハス」の見頃を迎えているのも一要因かも知れません。
今回は上記3ヶ寺のうち、「法金剛院」について記録します。


        

        

           

           

               < 五位山 法金剛院 / ハスなど庭園内の風景 >

法金剛院は、京都市右京区花園にある律宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来、開基は待賢門院とされ
ています。この地に平安初期の貴族・清原夏野の山荘があり、後に山荘を寺に改めたのが当寺の前
身で、平安2年(858)伽藍が建立し天安寺と称しました。その後の平安末期の大治5年(1130)に
かの待賢門院により再興され今日に至りました。
今なお待賢門院の面影を残す庭園の池には、真っ白で見事なハスが咲き誇り、見る者の心を大いに
慰めてくれます。実にハスの花が似合う魅力的な寺院でもあります。

        


「観光農園・花ひろば」を楽しむ

2013-07-17 08:40:03 | 日記

お寺とは関係ないのですが・・・・・。名古屋に所用があり、時間の余裕があったことから、思い切って
南知多まで遠征することとし、この時期「ひまわり」で有名な「観光農園・花ひろば」へ行って来ました。
今回は、この「ひまわり」の「観光農園・花ひろば」について記録します。


        

        

           

           

           < 「観光農園・花ひろば」 / 写真は「ひまわり」農園の風景 >

「観光農園・花広場」は、愛知県知多郡南知多町にある民営の観光用農園で、年間を通じ季節の花
を楽しむことができますが、やはり日本最大級のひまわり畑が人気で、10月末頃まで常時14万本
(一年累計200万本)のひまわりが咲きそろい、感動の場を与えてくれています。広くなだらかな丘が
幾重にも続き、富良野・美瑛のような広大な景観をも楽しめ、まさに観光地と言えるでしょう。

        


草津市の「水生植物公園みずの森」の「ハス」

2013-07-15 07:12:36 | 日記

所用で滋賀県草津市方面へ出かけ、折角のチャンスゆえ、草津市の「水生植物公園みずの森」と、隣
接の「烏丸半島ハス群生地」へ立ち寄りしました。
ハスの花は「蓮華(れんげ)」とも云い、仏教とともに伝来し古くから親しまれている花ですが、仏教では
泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が、仏の智慧や慈悲の象徴とされ、意匠はじめさまざ
まな形態で仏教の中に染込んでおり、お寺の文化に興味を持つ身として、格別の愛着がある花です。


        

        

        

           

                < 「水生植物公園みずの森」 / ハスと水蓮 >

「草津市立水生植物公園」は滋賀県草津市の烏丸半島にあり、平成8年(1996)開園、面積3.7ha
の「植物と人、水と人のふれあい」をテーマとした植物公園です。ハスや水蓮などの水生植物をはじ
め、四季を通じてさまざまな植物と接することが出来ますが、隣接の「烏丸半島ハス群生地は、日本
でも有数なハスの群生地で、そのスケールは目を見張るものがあり、その迫力にはその度に圧倒さ
れるものがあります。


抹茶の薫る街「西尾」を楽しむ

2013-07-13 16:37:45 | 日記

既報「三河三十三観音霊場を結願」に関連し、今回は抹茶の薫る城下街「西尾」について記録します。
同霊場巡拝の最終日(第5回目)は西尾地区にあり、また、時間に余裕があったことから、「抹茶の街・
西尾」を楽しんできました(西尾は全国生産量の約20%を占める日本一の抹茶の街)。
第31番札所「康全寺」さん、茶舗の「葵製茶」さんなど3軒で、ご厚意によりお抹茶を戴きましたが、時
節柄なのかどちらにおいても、お抹茶を「冷茶」として戴き、まろやかな口当たりと、上品な渋味の素晴
らしい味わいを、風流な雰囲気の中で体験することが出来ました。


        

        

           

     < 西尾の風景 / 上・茶園(被覆)、中・茶園、下左・稲荷山公園、下右・葵製茶 >

西尾市のお勧めスポットは数多くありますが、抹茶の関係では、①茶畑の散歩(稲荷山公園周辺)、
②抹茶工場の見学(時々「葵製茶」さんにお世話になります)、③お抹茶接待所や公共施設、それに
④抹茶スイーツのお試しなど・・・・・・。また、一般の観光としては、①西尾市歴史公園、②西尾市資
料館、③西尾市岩瀬文庫、④尚古荘、それに⑤実相安国禅寺などがあります。
東海地区には、日帰りの行楽スポットは沢山ありますが、最もお勧めできる人気の街かと思います。