古寺巡礼日記

有名無名な古寺・名刹めぐりの貴重なる記録

越美南線・「北濃駅」に立つ

2013-08-29 15:22:00 | 日記

終日フリーとなったこの日、岐阜県郡上市白鳥方面に車を走らせ、かねてより懸案事項となっていた、
①長良川鉄道越美南線・「北濃駅」と、②「阿弥陀ヶ滝」の見学に行って来ました。
今回はこのうち、長良川鉄道越美南線・「北濃駅」について記録します。


        

        

        

           

             < 長良川鉄道越美南線・北濃駅 / 駅構内の様子 >

北濃駅は、岐阜県郡上市白鳥町歩岐島にある長良川鉄道越美南線の駅で、同線の北の終着駅でも
あります。美濃太田駅から延び、福井県の越美北線と結ばれる予定で建設された越美南線は、その
後構想が途絶えこの駅までで途切れることが余儀なくされました。
現在無人駅のこの駅も、かっては駅員だけで16名も配置されていたそうで、草が生い茂った今日で
は、ただ当時を想像するにしかありません。唯一この駅には、大井川鉄道に次ぐ日本最古級の「転車
台」が今なお残されており、華やかであった鉄道文化の時代が偲ばれます。
寂しさと懐かしさが同居する「歴史的産業文化遺産」とも言うべきこの駅に立ち、しばし感激に浸りまし
た(2013.8.28)。


 


大垣市の「ひまわり畑」を楽しむ

2013-08-26 16:16:11 | 日記

お寺とは関係ないのですが・・・・・・・。岐阜市に所用があり、折角のことゆえ足を延ばし、岐阜県大垣
市の「ひまわり畑」を見て来ました。
大垣市では、毎年休耕田を活用し「ひまわりランド」こと、「ひまわり畑」を設営していますが、今年は市
内墨俣町上宿地内の約4ヘクタールで、約20万本のひまわりを咲かせています。
今日の天候は余り良くありませんでしたが、それでも黄金色の大輪が残暑厳しき中、見事に咲き誇っ
いました。今回はこの大垣市の「ひまわり畑」について記録します。


        

        

        

           

         < 大垣市の「ひまわり畑」 / 大垣市墨俣町上宿 2013.8.26 >   


明治村での「おわら風の盆」を回想

2013-08-17 15:31:54 | 日記

お寺とは関係ないのですが・・・・・・・。近く富山県の「おわら風の盆」のシーズンを迎え(今年も9月1日
~3日)、残念ながら現地見学叶わず、懐かしさのあまり、3年前の愛知県明治村での「おわら風の盆・
特別イベント」のシーンを呼び戻してみました。
時は平成22年10月31日の、愛知県明治村での催物でのことです。


        

        

        

           

      < おわら風の盆 / 平成22年10月31日 明治村での特別イベントにて >

「おわら風の盆」は、富山県富山市八尾町で行われるお祭りで、毎年20万人近くの見物客が訪れる
夏の風物詩。越中おわら節の哀切感に満ちた旋律に乗って、目深な編み笠をかぶった無言の踊り手
たちが、洗練された踊りを披露するさまは、独特の雰囲気を醸し出し、見る者を魅了します。
滅多に見られない貴重な機会でしたが、今も瞼にはっきりと留めています。


        


真夏の京都「洛陽三十三観音霊場」を行く

2013-08-14 15:44:46 | 日記

今般、京都の「洛陽三十三観音霊場」巡拝の続き・7ヶ寺を参拝し、帰路「祇園地区」を見学、楽しん
で来ました。小生にとって、限りなき「古寺・名刹巡拝の旅」ですが、その都度「何かを見つけ」、「何か
を感じ」、そして「何かを得る」旅に違いありません。
それが小生にとっての人生です。体の動く限りの「古寺・名刹の旅」です。


        

           

          < 第7番札所 長楽寺 / 上・山門、下左・参道、下右・本堂 >

長楽寺は源平合戦で、壇ノ浦で入水した安徳天皇の母・建礼門院が出家した寺として有名。延暦24
年(805)桓武天皇の勅命によって、伝教大師最澄を開基として創建された、千二百年の歴史を伝え
る由緒ある寺院です。宗派は時宗で、本尊は准胝観音菩薩像。
昨年のテレビ大河ドラマ「平清盛」以来、女性の参拝客、観光客が増え、それ以前との違いを感じます。
歴史の重みを感ずるとともに、厳かで壮観な雰囲気を感じ取れる寺院です。


        

           

     < 第19番札所 今熊野観音寺 / 上・本堂、下左・弘法大師像、下右・大師堂 >

今熊野観音寺は厄除開運の寺として知られ、知恵を授かり頭の病気に霊験あらたかな観音さまで有
名で、西国三十三観音霊場第15番札所でもあります。寺伝によれば、平安時代の825年頃嵯峨天
皇の勅願により弘法大師により開創。宗派は真言宗泉涌寺派、本尊は十一面観音菩薩像。
境内は四季、山の緑が美しく、春の梅・桜、秋の紅葉は訪れる人の心をとらえて見事ですが、真夏の
今はさすが参拝客も少なく、逆に静けさの中での古刹としての威厳さがとても魅力でもあります。

 


「日本ライン納涼花火大会」を見る

2013-08-11 16:10:52 | 日記

近くに住んでいながら久し振りとなる、「日本ライン夏まつり納涼花火大会」に昨日出掛けました。
風景や花など静止しているものでも、デジカメ撮影は技術を要しますが、取り分け花火を写真に収め
ることは誠に難しいものがありまして、改めてその技術の奥深さを味わいました。
恥ずかしながら、その一部について記録します。


        

        

           

           

         < 日本ライン夏まつり納涼花火大会 / 2013.8.10 花火風景 >

愛知県犬山市を流れる木曽川を舞台に開催され、今年で第34回目の花火大会。国宝の犬山城を背
景に夏の夜空を彩り、誠に風情ある一時を過ごすことが出来ました(正直、撮影の方で目いっぱいで
味わう余裕なし)。ちなみに、打ち上げ数3,000発、推定人出数23万人。

        

        


明治村での「阿波おどり」を回想

2013-08-08 15:23:02 | 日記

お寺とは関係ないのですが・・・・・・・・・・。この時期「徳島の阿波おどり」のシーズンを迎え(今年は8
/12~15)、懐かしさのあまり、3年前の「明治村での阿波おどり」のシーンを呼び戻してみました。
時は平成22年11月7日の愛知県明治村での催物でのことです。


        

        

           

           

        < 阿波おどり / 2010.11.7 明治村での太閤連による阿波おどり >

阿波おどりは徳島県(旧阿波国)を発祥とする盆踊りで、日本三大盆踊りの一つとして、約400年の
歴史を持っています。徳島が本場で毎年130万人の人出がある様ですが、今では県外でも徳島県
人会などが中心となり、全国的に踊られている様です。
写真のシーンは、徳島県外の組織の一つ「太閤連」の明治村での催物の様子です。


真夏の京都「名刹・毘沙門堂」を観賞

2013-08-06 08:28:52 | 日記

真夏の京都「名刹」を訪ねる旅・その3として、今回は京都市山科区の「毘沙門堂」を記録します。
「毘沙門堂」は門跡寺院の一つですが、念のため「門跡寺院」とは、皇族・貴族が住職を務める特定
の寺院のことで、寺格の一つとされています。


        

        

           

     < 護法山 毘沙門堂 / 上・晩翠園、中・弁天堂、下左・宸殿玄関、下右・本堂 >

毘沙門堂は京都市山科区にある天台宗の寺院で、天台宗京都五門跡の一つであり、「毘沙門堂門
跡」とも呼ばれています。寺伝によれば、大宝3年(703)文武天皇の勅願で僧行基によって開かれた
のが始まりで、その後荒廃を繰り返したが、近世に至り天台宗京都五門跡の一つとして栄えました。
山科盆地を見下ろす山腹に位置し、春の桜、秋の紅葉は知る人ぞ知る京の名所でもありますが、この
季節の青葉もまた格別なものがあります。晩翠園や前庭(枝垂れ桜)などのほか、内陣には「宸殿襖
絵」、「板戸の衝立」、「霊殿の天井龍」など素晴らしい寺院文化財があり、門跡寺院としての風格とと
もに、文化の伝道地としての役割を大いに果たしている感が致します。   


真夏の京都「名刹・高台寺」を観賞

2013-08-04 08:12:08 | 日記

「真夏の京都・名刹を訪れる旅」のその2として、今回は「高台寺」について記録します。
この時期人出は少なく、庭園をゆっくり鑑賞するには最高のシーズンです。


        

        

        

           

< 鷲峰山 高台寺 / 写真上より、①方丈から庭園を望む、②方丈庭園、③臥龍池と開山堂
               ④傘亭と時雨亭、⑤圓徳院の大黒天(祇園辻利高台寺店が院内にある)>

高台寺は京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院で、山号は鷲峰山(じゅぶさん)、寺号は正式
には高台寿聖禅寺と称する。豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が建立した寺院で、秀吉と北
政所を祀る霊廟としての性格を持った寺院です。慶長11年(1606)の創建で、本尊は釈迦如来像。
庭園は開山堂の東の臥龍池、西の偃月池(えんげつち)を中心として展開されており、小堀遠州の
作によるもので、桃山時代を代表する庭園として知られています。
方丈庭園、傘亭・時雨亭、遺芳庵など、往時を偲ぶ数々の諸堂、茶室、庭園が展開されており、まさ
に見どころ多く心安らぐ寺院かと思われます。   


真夏の京都「名刹の庭」を観賞

2013-08-02 08:29:25 | 日記

毎日とても暑い日が続いていますが、そんな中あえて、またまた京都を訪ねました。
この時期の京都は誠に静かで(観光客はほとんどがアジア系外国人)、ゆっくりと名庭を観賞するに
は最適のシーズンだからです。今回は訪れたいくつかの名刹の中から「東福寺」について記録します。


        

        

        

           

   < 慧日山 東福寺 / 写真は上より ①南庭、②東庭、③北庭、④三門、⑤開山堂 >

東福寺は京都市東山区にある臨済宗東福寺派大本山の寺院で、京都五山の第四位の禅寺として栄
え、今なお25ヶ寺の塔頭を持つ大寺院でもあります。本尊は釈迦如来像。
東福寺と言えば紅葉が余りにも有名ですが、現存する禅寺では日本最古の門「三門」、方丈を囲んで
四方に配される見事な「八相の庭」、荘厳な雰囲気の中にある「常楽庵」など見どころ多く、観光客の少
ない夏や冬がまさに絶好のシーズンかと言えます。
特に庭園は、鎌倉期庭園の質実剛健な風格を基礎とし、これに近代芸術の抽象的構成を取り入れた
枯山水庭園で、寺院庭園の最高傑作と言えるかと思います。とても去りがたい庭であり、寺院です。