『令和の民俗学』汐留一郎

日本のグランドデザインを考える

西日本豪雨と気象庁

2018-07-12 19:21:11 | 日記
死者行方不明者200人を出した西日本豪雨
気象庁の予測はかなり精度が高かったと言われている。
コンピュータシュミレーションや定点観測地点の追加で
気象庁の予報確率は格段に進歩しているが、
残念ながらその精度は世界一ではない。3番か4番目です。
細かい作業にこだわる日本人ですから当然一番かと思っていた方が多いかな。

関係者に言わせれば予算がつかないのが原因だとか。
というわけでたまには数字から。

気象庁は国土交通省の外局になります。
2017年度はの予算は574億500万。国交省全体のなかでも1.28%。
たった600億円位で天気を当てろ、地震を予知しろ、津波の研究しろと尻を叩かれています。

政治家も天気予報なんて無料と思っているから気にも留めません。
気象庁職員への門戸も気象大学校と特殊で学閥も役に立ちません。
言い換えれば予算が引っ張れないということ。

一方、タダの情報を貰って時には恣意的な解釈を付け加えて報道する
日本放送協会の平成30年度の事業収入は 7168億6257万8千円

気象庁はNHKの0.08% 笑っちゃだめです。
自分たちで必死に番組を作ろうとせず、外国のコンテンツを高値掴みした番組を放送、ちょっとと思います。

良い作品が出来るか否かはどのくらい真剣に取り組んで
試行錯誤し失敗したかと考えますが、如何なもんでしょうか。

尤も気象庁にしても天気予報は当たって当たり前、地震予知はどうせ当たらない。
このアンビバレンス、地震に関しては試行錯誤の段階なのかもしれません。

ちなみに地球シュミレータ、地球深部探査船ちきゅうの管轄は
海洋研究開発機構(文部科学省所管 339億円2016年度)で気象庁とは関係ないよ。

気象に関してはビッグデータであるところの観測地点を増やせば、もっと精度は上がります。
NHKを比較に出しましたが、国土交通省の怠慢なのか私には知る由もございません。

本日はたまにはデータで内容を書かないと
論理的思考ができないと言われてしまいますから数字をあげて更新してみました。

各省庁間の横断的な連携が必要とは昔から言いますが
文部科学省も医学部不正合格の件で尻尾を出したから
厚生労働省あたりが揉み手をしているのではないでしょうか。

いちどガラガラポンとやっちゃうのも、個人的におもしろいと思いますが
私には大義はないので、どうでもいいです。勝手に壊れますから。
私情怨恨が原動力の野党が叩くもよいかもしれません。

ハザードマップも資産の目減りや損得が優先して、出す出さないで揉めていたようですが
広報にしっかり載せないとまずい時代になりました。

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