⑦東京一極集中を考える スラム化の内と外

都市への一極集中は今後も
世界的な潮流となり続いてゆく。

東京がスラム化しなかったのは
それなりに国富があったこと。
企業戦士、奴隷を供給する大学が集中し
くそ真面目な国民性

発展途上国て常態化するスラム化の波を
我が国の場合は
米欧より遅れてきた住居の高層化と
地下鉄を始めとする絶え間ないインフラ更新
これは明石海峡大橋を始めとする
いらない建造物を作り過ぎたゼネコンが
生存競争をかけて大深度地下などの事業獲得を経て土木技術を研磨した末の現在なのですが。

他に評価は分かれますが社会の同質性
などが考えられると思います。

ただしかし、高齢社会の進行は
社会に対して非生産的、極論を言えば
生産的でない老人に対し
富と労働力を垂れ流すだけですから
2025年の超高齢社会
東京への人の流入が終わった時に
スラム化が顕現してきます。

「東京の最後の晩酌」
生き過ぎたサービスが不滅の不夜城を作り出し
外灯に群がる虫と同じく人も集まり
定員以上に入場させたダンスホールで
踊るスペースもなく音と光に合わせ身体を揺らす
どよめきの空間も
歌舞伎町の早朝と同じく
うざったく、生ゴミの臭気が漂い
だらだらと歩く朝帰りねグループ
既に宴（うたげ）は終わったのか
宴もたけなわなのか分かりませんが
財布の中は既に小銭と
キャッシングのカードがあるだけ。
だんだんと劣化、退廃していくのかなと
想像します。