『令和の民俗学』汐留一郎

日本のグランドデザインを考える

厩戸皇子の気概② 考証

2019-04-12 22:38:19 | 京都 / 奈良
塼佛は飛鳥時代、寺院内の壁面に荘厳を施すため金型佛より大量に生産された。素材は主に粘土を焼き締め多くは金箔や漆にて表面を覆う。もとは支那で流行したものであるが東南アジアでも見られる。国内では明日香村の川原寺や山田寺遺跡より発掘されているが長く土中に埋もれていた事もあり欠損が多い。原型となる型佛は尚少ない。飛鳥時代〜白鳳時代に流行するが奈良時代に入り徐々に衰退した。北限は確か岩手県住田町で発掘されて . . . 本文を読む