笹の葉って、こんな季節にも枯れずに残っているものなのね。
5月になったら、蕎麦打ちに続いて、
笹団子の作り方を母親から教わる予定です。
笹団子とは、一言でいえば、餡子の入った草団子を笹で包んだもの。
私が子供の頃は、田植えが終わると各家庭で笹団子を作り、
みんなが学校に持ち寄って味比べしたものです。
私の中では、自分の母親が作る笹団子が一番でした。
今では、笹団子を作る家庭は少なくなりました。
うちでも作らなくなって久しいです。
それでも毎年5月になると、
母親がわざわざお店から買って東京へ送ってくれます。
一人では食べきれないので、それを会社に持って行くと、
「美味しい!美味しい!」と大好評。
年がら年中私の顔を見るたび、「笹団子はないのか?」
「今度いつ田舎に帰るんだ?」と訊いてくるおじさんがいます。
もう食べたくない!ってくらい、一度に沢山食べてみたいんだそう。
実家にいた頃、毎年当たり前のように食べ飽きるほど食べていたので、
私にとってはたいして特別なものとは思わなかったのですが、
そのおじさんのお蔭で、私もここ数年笹団子の美味しさを再認識。
笹団子は私にとって、おふくろの味の一つ。
郷土料理(お菓子)でもあるし、今のうちに作り方を覚えておきたい。
それと、今度は私の手作りをお土産にしようと思ったのでした。
一度はくうてみたい「ササ餅」
いちどは味わってみたい「そば」
はやく実現させたいと思う。
(今回の帰省時にも、本家から手打ち蕎麦を頂きました)
田舎の味は、若いうちじゃわかりにくい。
ある程度、歳をとってから違いが分る様になるんじゃないかと思います。
松尾さんもご存知、酒好きにはたまらない、ニシンの山椒漬けなんかもありますよ。
是非、一度訪れてみてくださいな。春なら、山菜も豊富です。
観るもの何にもないけど、都会の生活を忘れて、
素朴な風景の中でのんびりするにはいと思います。