GWの混雑を避ける為、平日の5月1日に再び若松へ。
5月1日といえば、昨年知った「奈与竹之碑碑前祭」の日。
今年も建福寺に寄った後に、善龍寺を訪れました。
恥ずかしながら、去年は西郷頼母やその一族のことを
実はほとんど知らずに案内してもらったのですが、
今年は『八重の桜』の影響で、幕末と明治維新について
少しずつではありますが会津の歴史の勉強もしているので、
去年とは違う気持ちで頼母と妻・千恵子、
そして自刃した一族のお墓参りをしました。
頼母と千恵子のお墓は21人のお墓とは少し離れた場所にあります。
頼母の家柄からすると、先祖の墓に比べてとても小さな墓石で、
案内の看板がなければ見過ごしてしまうほど。
これは、本人の遺志でわざと小さなお墓にしたと書いてあったような・・・。
「なよ竹の風にまかする身ながらもたわまぬ節はありとこそ聞け」
千恵子が詠んだ辞世の歌にちなむ「奈与竹之碑」
ここで、戊辰戦争で犠牲になった会津藩士の妻子ら女性233人を弔う式典が
嫋竹(なよたけ)会の主催で遺族や会員が参加して行われました。
(式典をやっている間に、私は邪魔にならないようお墓参りしてました。)
その後、葵高校の舞踊部員が薙刀の舞を披露。
薙刀を手に戦い銃弾に倒れた中野竹子ら娘子隊の悲劇を厳粛な舞で演じました。
そして、同じく葵高校薙刀部による演武を奉納。
テレビカメラや新聞社の人なども取材に来ていました。
大河ドラマのエンディング、歴史解説でも紹介されるらしいです。
今週日曜日の放送で、ついに「鳥羽・伏見の戦い」が始まってしまいますね。
ああ、三郎・・・(涙)
暫くは辛い展開ばかりになりそうですが、ちゃんと会津戦争を見届けたいと思います。
(2013年5月1日撮影)
お疲れ様です。Gontaです。
事前に調べて(いろいろ知って)から現地で見ると、とても実感が湧くし、コメントにも奥深い感じが伝わります。
葵高校の舞踊部員が薙刀の舞では、着物が背後の桜の色と、とても良く馴染んでいますね。
この日も、もう少し陽がさしてくれればよかったですね。
この日の天気予報はかなり怪しいものでしたが、
気温は冬に逆戻りしたような寒さでも、なんとか時折晴れ間が見えていました。
大河ドラマを見ていないGontaさんへの配役紹介。
家老・西郷頼母:西田敏行(実物より何十歳も年取ってる)
妻・千恵子:宮崎美子
『八重の桜』では、この二人の娘たちは登場していないし、配役も紹介されていない。
あの自刃シーンをどう描くのかが気になるところ。
因みに、今でも語り継がれている日テレの『白虎隊』では、
家老・西郷頼母:里見浩太朗
妻・千恵子:野川 由美子
長女・細布子:伊藤つかさ
地元会津では、薙刀で戦い銃弾に倒れた中野竹子の方が、八重よりも有名なんですよね。
白虎隊しか知らない私でさえも、竹子の名前は知ってるくらい。
彼女の最期も史実通り壮絶に描いてもらえるか期待!
(細布子と竹子の最期については、長くなるのでここでは書きませんが)
しかし、美談のように伝えられている薙刀で戦う竹子や女子隊って、
今回の大河ドラマでつくづくわかりましたが、時代遅れでしかないんですよね・・・。
ところで、野球好きのGontaさん、ご存知だったでしょうか?
八重の弟・三郎:工藤阿須加(元プロ野球選手・工藤投手の息子さん)
鳥羽・伏見の戦いで命を落とします(涙)
そして、その時の三郎の形見の着物を着て、八重が男として銃を持って戦うんです。
これから前半のクライマックスとなっていきますので、
是非一度『八重の桜』をご覧頂きたいです。