にせ悟空の麻雀道中記

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最近

2006年10月05日 02時43分27秒 | 日記
仕事もNMF杯もとりあえず一段落着いたんで、戦術の更新もやろうかなと思ってる。

まずは北海道行く前に急ぎで書いた「暗刻編」に少し内容追加して上げときました。
あとは時間&気分wに余裕があるときに違うネタUPします。

暗刻の扱い その1 

2006年10月05日 02時38分03秒 | 戦術・牌効率編
暗刻についてどんなイメージがあるだろうか?
順子にくらべ、どちらかというと重いイメージがあるかもしれない。
これは多くの状況において間違いではない。
ここではその重い暗刻をどう捌くか?について書いてみたい。


五筒六筒七筒七筒八筒九筒二萬三萬三萬三萬三索四索七索八索
ここから何を切るか?

以前にも取り上げたことがあるが、ここでは打2mがセオリーとなる。
2~9sどれを引いても好形テンパイに取れるからだ。

ここで暗刻、3mの働きについて考えてみる。
各テンパイ形を考えると3mは「ソーズ部分が順子になれば対子、ソーズが対子になれば1面子」として働いていることがわかる。
これこそが暗刻の特性であり、暗刻を固定するのではなく対子への移行も視野に入れながら打つのが柔軟な手作りにつながる。


東1局西家14順目
二萬三萬五筒五筒六筒七筒七筒六索七索八索西西西 ツモ六筒  ドラ七筒

役牌ドラドラの終盤、57pが出ればポンテンも考えていたところにカン6pを引いてきた。
ここでは固定観念として役牌イーペードラドラの満貫をみての打2or3mがあるかもしれない。
しかし手代わりも少ない終盤、これをあがりきる可能性は低い。

ここは打西で西を頭に切り替える一打がバランスが良い。
順目を考えれば好形テンパイの5200で十分だ。
オーラスあがりトップ等、スピード優先の状況では順目に関わらず打西が正着となる。
また、打点が必要で順目が早ければリーチにいくのも面白い。

暗刻の扱い その2

2006年10月05日 02時37分40秒 | 戦術・牌効率編
他の暗刻→対子の例を挙げてみる。

二萬三萬四萬七萬七萬六筒六筒七筒二索二索二索 チー三筒横二筒四筒  ドラ七萬

ここでドラ待ちのシャボに受けるか、打6pで5-8p待ちに受けるかだが、ここでは打6pの方が期待値が高い。
5-8pなら打点は3900だが、あがり牌は8枚。
シャボの場合4枚と半分になるし、7700のあがりは出上がりの薄いドラの2枚のみだからだ。

しかし、時として7mを先にツモってきたり他家が切ったりするのが麻雀。
その場合ツモ切るのではなく、打2sでドラを暗刻に、2sを頭に切り替え、7700を確定させよう。

他家が切った場合でも、中盤であればポンして打2sでいいと思う。
ツモはまだしも、ポンの方は常に暗刻→対子を意識していないとすぐには動けない。



一萬二萬三萬六萬六萬七萬三筒四筒四筒四索四索四索七索八索  ドラ一萬

ここから何を切るかだが、スピード優先なら「対子1.5個」の7mか3pがセオリーとなる。
しかし、打点が必要でかつ5-8mと2-5pどちらも優劣が付けられない場合であれば、打6mか4pで頭を固定しない選択もある。
これも暗刻の4sを対子に切り替えられるからこその一打だ。

打6mならこの形
一萬二萬三萬六萬七萬三筒四筒四筒四索四索四索七索八索  ドラ一萬

この場合2-5pを引けば、打4pで「暗刻の扱い その1」で挙げた好形イーシャンテンとなる。
補足しておくと、前の図で打7mとしておけばこの2-5p引きでリーチが打てるのだが、これは裏目ではない。
理由は前の図で打7mなら5-8mの受け入れが消えるからだ。
よって、打6mでテンパイスピードが極端に落ちるということはないと言える。

裏目があるとすれば6m、4p引きの場合だ。
この分は明らかに受け入れが減るのでその点は気を付けてほしい。

暗刻の扱い その3

2006年10月05日 00時24分20秒 | 戦術・牌効率編
暗刻のもう一つの特性として、周りに牌があれば多面待ちになりやすいというのがある。(戦術・牌効率編 覚えておきたい基本形 その1 覚えておきたい基本形 その2 参照)


一萬二萬三萬七萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒七索七索七索西  ドラ八索

ここでは打7mで西待ちリーチも悪くはないが、とりあえず西を切り手替わりを待つ選択もある。
68m引きでピンフ、7s周辺を引いてくれば好形テンパイ、89sなら打点の増加も見込める。
もちろん7m切り即リーでよい状況もあるので、どちらが正解と決め付けるのではなく臨機応変に対応してほしい。



二萬四萬六萬七萬三筒四筒七筒七筒七筒八筒四索五索七索九索

ここでは、8pを切らず、2mか9sを落としていきたい。
8pを切ってしまうと、頭が不確定な上、悪形が多く残ることになる。
8pを切るのは他に頭候補ができてからだ。

七筒七筒七筒八筒一索三索三索三索といった形は、他に頭候補ができるまでは手を付けない、これが早いテンパイや好形の最終形につながることになる。



五萬六萬六萬七萬八萬二筒三筒三筒三筒九筒九筒四索五索西

西は安牌とする。
ここでは2pが一見浮いているように見えるので、打2pで安牌確保のイーシャンテンに受けてしまう人もいるかもしれない。

しかし、ここでは打西を選択したい。
打2pならテンパってもリーのみ、しかし2pを残せば124p引きでの手替わりがあるからだ。
その場合9p対子落としで、ピンフ、タンヤオ、またはその両方がつくことになる。



二萬四萬五萬六萬五筒五筒五筒六筒七筒八筒 ポン發發發横

ピンズ部分を見ると、46789pどれを引いても好形テンパイになる良形。
そしてツモへの期待に加えて、チーでの良形変化もある。
上家が679pを切った場合見送っていてはいけない。
チーすることで暗刻+浮き牌の良形テンパイ 五筒五筒五筒六筒 五筒五筒五筒七筒 に変わる。


このように暗刻は状況に応じて柔軟に捌いていきたい。
周りの牌も含めての変化を考えて手作りをしていけば、暗刻は単なる1面子ではなく、あがりに向かう上での強力な武器となる。