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商標の広場

弁理士の福島が商標のお話をします。

おもしろ商標

2016-10-26 12:54:35 | 日記

少し古い話ですが・・・。先週末の27日の土曜日は、立川の昭和記念公園で花火大会が行われる予定でした。それが突然の豪雨により、中止になってしまったようです。また同日に開催予定だった隅田川の花火大会も、開始から30分程度で中止されたようです。

楽しみにしていた人にとってはガッカリですね。雨の日でも見られる花火大会があればいいのになぁ~と思って探してみると、
かつて「株式会社セガ トイズ 」から「家あげ花火」(うちあげ花火)という商品が販売されていたようです。

家庭用の花火投影機で、家の中にいながら花火大会の気分が味わえるという商品だったようです。雨の日でも、いつでも気軽に家の中で夏の花火を味わえるといいですね。

それにしても「家あげ花火」とはユニークなネーミングです。この「家あげ花火」は「株式会社セガ トイズ 」によって商標登録されています(第5275992号)。

このようにセンスのある商品名が、商品の売り上げを大きく左右することもあるので、商品開発と商品名の決定、そして商標登録は切っても切り離せない関係なのです。これって、やっぱり面白い商標?


著作権法改正に反対

2016-10-25 10:09:30 | 日記

日本新聞協会や日本映画製作者連盟、日本書籍出版協会など7団体は24日、著作権法を改正して米国型の「柔軟な権利制限規定」を導入することに反対する声明文を発表した。7団体は近く、声明文を文化庁など関係省庁に提出する方針。他の団体は日本音楽事業者協会▽日本雑誌協会▽日本民間放送連盟▽日本レコード協会。同法を巡ってはデジタルネットワークの発展に伴い、著作権処理を迅速化し国際競争に勝つため、米国の「フェアユース規定」をモデルにした法改正を求める声が起き、政府・自民党が検討している。

同規定は、コンテンツの使用者が著作物の公正な利用と判断した場合は無許諾でそのコンテンツを使い、著作権者とトラブルになった場合は裁判で決着をつけるもの。しかしコンテンツを製作販売する側の諸団体は、同規定が導入された場合、悪質な侵害行為も適法になったと誤解する「居直り侵害者」が増加するとして反対している。

声明文では、<「居直り侵害者」等が増加して非生産的な侵害対策コストがますます増大することは、日本のコンテンツ産業の弱体化につながる>とした上で、<的確で分かりやすい著作権に関する「個別の権利制限規定」をスピーディーに追加し、権利制限規定を適切に運用することで新たな時代に適応すべきだ>などとしている。

著作権法では「著作物を利用する場合は著作権者の許諾を得る」ことが原則。同時に公益性などを理由に、著作権者の権利を及ぼさせない「権利制限」規定も設けているが、それは「点字による複製」「授業での複製」などと、条文で個別、具体的に記している。

メディア環境の多様化に伴い、ビジネスのために著作物の無許諾利用を可能にする柔軟な権利制限規定を求める声が産業界の一部から起きた。そのモデルとされているのが、米国著作権法の「フェアユース規定」だ。自民党は今年4月、「イノベーション創出」などを目的に「柔軟な権利制限規定を導入する」との提言をまとめ、政府も来年の著作権法改正案提案をにらむ方針を示した。現在、文化庁が法改正作業を進めている。

「柔軟な権利制限規定」は、著作権者の権利を制約する。加えて内容があいまいなため、どのような利用が権利侵害になるのかが判然としない。拙速な導入は、混乱を招き、権利者、利用者双方にマイナスだ。いずれにしても、我が国の著作権法の改正に国際競争に勝つための規定が導入されるか?毎日新聞より


ロックバンドの商標登録

2016-10-24 11:27:41 | 日記

1973年の結成から43年、現役で活躍し続けている米ロックバンド、KISS。デビューから現在までの稼ぎは、CDやライブに加え、独特のキャラを生かしたグッズ販売も含めると、何と5000億円を超えるという。

これには、ベーシストでボーカルのジーン・シモンズの“商魂”が一役買っているのだ。

KISSの商魂は、10月15日にビジネス誌「週刊ダイヤモンド」で「どデカく稼ぐ KISSに学ぶ成功の哲学」と特集を組まれたほどだ。

そこには驚異的な数字が並ぶ。レコード・CDの売り上げ1億1000万枚以上、2015年度のファンクラブの売上高約2・7億円、そしてデビューからの物販額1200億円以上。

「独特のメークを商標登録し、ビジネス化したことが大きい。ライセンス契約したグッズは、コミックやフィギュア、コンドーム、棺おけまで5000以上といわれています。関連グッズでここまで売り上げたバンドはほかにはいません」と広告代理店関係者。

わが国で、メイクは何の商標登録?図形?色?


トヨタの新商標見つけた(カナダ)

2016-10-23 10:00:18 | 日記

トヨタが、「Toyota FT-4X」という車名の商標登録を2016年10月10日に出願していたことが分かった。この商標登録の件を最初に見つけたのはカナダの自動車メディア『AutoGuide』で、彼らによると、これはオフロード志向のコンセプトカーの登場を示唆している可能性があるという。

もしかして今年8月に生産終了した「FJクルーザー」の後継モデルだろうか?
我々は『AutoGuide』と同じように、このクルマは恐らくコンセプトカーだろうということを強調しておく。

なぜなら、トヨタは"Future Toyota"の略であるFTという記号を、コンセプトカーに使うのが好きだからだ。モーターショーで注目を浴びたスポーツカーのコンセプト「FT-86」や「FT-1」がその例だ。

ハイブリッドの「FT-HS」や「FT-CH」、小型電気自動車「FT-EV」なんてものもあった。そして、"4X"という末尾から、4輪駆動のオフローダーになると想像できる。実は、このコンセプトのデビューはそう遠くない可能性がある。

というのも、米国特許商標局のデータベースを調べたところ、トヨタが2015年5月に"S-FR"という名前の商標登録を出願し、同年10月に東京モーターショーでそのコンセプトを発表していたことが分かったのだ。商標から企業戦略がわかる?


巡回特許庁イン関西

2016-10-21 09:07:07 | 日記

特許庁は、地域のユーザーに知財制度や特許庁の支援策をより効果的に活用していただくために、11月21日から12月16日にかけて「巡回特許庁 in KANSAI」を開催します。

1.目的・概要

特許庁は、地域のユーザーの利便性の向上や有効な知財制度利用の事例紹介を目的として、平成28年11月21日から12月16日にかけて「巡回特許庁 in KANSAI」を実施します。

主なプログラムとしては、地域における知財の取得・活用推進の取組を紹介する知的財産シンポジウムや、地域ブランド戦略や実践課題について解説する地域団体商標10周年記念セミナーを開催します。

また、開催期間中、審査官と直接コミュニケーションを取る出張面接審査を、近畿地域において集中的に実施するとともに、テレビ面接審査のデモンストレーションを開催します。

そのほか、臨時相談窓口の設置、初心者向け知的財産権制度説明会、といったイベントもあわせて開催しますので、今まで知財と接点がなかったという皆様もお気軽に参加いただける内容となっています。

2.開催内容

開催期間:平成28年11月21日(月曜日)~12月16日(金曜日)
主催:特許庁、近畿経済産業局
共催:農林水産省、工業所有権情報・研修館(INPIT)
主なイベント(原則、事前申し込み制)

(1)知的財産シンポジウム
日時:11月21日(月曜日)13時30分~16時30分
会場:グランフロント大阪ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター(大阪市)

(2)地域団体商標10周年記念セミナー
日時:11月29日(火曜日)13時30分~16時30分
会場:京都市勧業館みやこめっせ(京都市)

(3)出張面接審査
日程:巡回特許庁開催の4週間前後
会場:福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の会議室等

(4)知的財産権制度説明会(初心者向け)、テレビ面接審査デモンストレーション及び模擬口頭審理動画放映
日時:12月6日(火曜日)13時00分~17時00分
会場:TKPガーデンシティ大阪梅田(大阪市)

(5)臨時相談窓口(要事前申込)
(1)産業財産権に関する出願等手続や(2)営業秘密・知財戦略、(3)海外事業展開等知財全般に関する臨時相談窓口を設置します(※11月21日(月曜日)以外は(1)のみの対応となりますのでご了承下さい。)。

  • 11月21日(月曜日)(会場:ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター)
  • 11月29日(火曜日) (会場:京都市勧業館みやこめっせ)
  • 12月6日 (火曜日)(会場:TKPガーデンシティ大阪梅田)
  • 12月13日(火曜日)(会場:同上)

興味ある方は、事前申し込みが必要ですがお近くの会場に御出掛ください。