旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

“きしめん” と “にしんそば” と “きつねうどん” と 東海道新幹線を完乗!

2017-03-26 | 呑み鉄放浪記

 "青春18きっぷ" の季節。はじめましての南紀を地酒を愉しみながら巡りたいと思う。
アプローチは東海道新幹線を往くのだが、今回は「駅そば」 をテーマにしてみよう。

東京08:00発、のぞみ207号は、雨上がりの東京駅を静かに滑り出す。
案の定富士山もご機嫌斜めで、その雄姿を見せてくれない。
09:41、名古屋に途中下車する。目的地まで新幹線を乗り継ぐのは初めての経験だ。

 

 16・17番ホームの新大阪寄りに「きしめん住吉」がある。
午前中からサラリーマンやら学生やら列が出来ている。人気店なのだ。
"みそ(玉子入)きしめん" は、濃厚な八丁味噌のスープに、ツルツルのきしめんが旨い。
後半は玉子を溶いてマイルドな味を愉しむ。620円なり。癖になりそうな一杯だ。

 

 後続のひかり463号に乗車して30分少々、京都に途中下車する。
京都駅の新幹線ホームに立ち食いそば屋はない。
コンコースに祇園の「総本家にしんそば・松葉」が暖簾を上げている。
甘辛く炊いた "棒炊き" にしんの甘露煮が淡泊な蕎麦の味とよく合って旨い。
駅構内の1,400円はちょっと予算オーバーかな。 

 京都から新大阪までは10分少々、座席が暖まるまでもなく21番線に滑り込む。
ホームにはかつお出汁の匂いが漂う。残念ながら「大阪グル麺」は今月末で閉店だそうだ。
当然に "きつねうどん" 380円をいただく、ここは大阪だからね。

 

「呑み鉄」をテーマにしながら缶ビール1本の東海道新幹線の旅。
名古屋、京都、新大阪と「駅そば」を食べ比べての3時間30分。さすがに腹一杯なのだ。
天王寺に移動をすれば、南紀一周、地酒と巡る旅のスタートだ。

東海道新幹線 東京~新大阪 552.6Km 完乗



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