旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

単車でGO!俄かライダーの北海道周遊 「襟裳岬」

2011-08-29 | にいがた単身赴任始末記

 雲ひとつない青空の下、十勝平野を駆け抜けてきました。
一転、太平洋と出会う町広尾に入ると一面真っ白な霧の中。しかもとても寒いのです。

国道336号(黄金道路)は日高山脈が海に落ち込む断崖絶壁を覆道の連続で走り抜けます。
霧が太平洋から湧き出る。視界がない崖の淵を走るのはちょっとした恐怖です。

長い長いえりも黄金トンネルを抜けると崖は切れ、草原(百人浜)が広がります。
続く草原の先に見える襟裳岬は陽光の中、期待が高まります。

ところがところが、たどり着いた突端「襟裳岬」は再び霧に包まれていました。
30分粘りましたが願いは叶わず、苫小牧にむけてラストスパートをかけます。

 日高側の海岸線は山脈が緩やかな稜線を伸ばして海に達し、十勝側とは対照的。
様似町、浦河町辺りは昆布漁が最盛期、あちらこちらで昆布を干す作業が見られました。
最近はものが小さいのだと、作業をしていたお母さんが教えてくれました。
 浦河の町外れ、水産会社が営む「和食海鮮処 金水」でお昼を食べました。
ここの海鮮丼は新鮮なネタが豪快に盛り付けられることで人気があるそうです。

      

 国道235号(通称浦河国道)の右手は延々と牧場が続きます。
多くは競走馬の牧場で、サラブレッド街道とも呼ばれるようです。
きっと多くの名馬を輩出していることでしょうが、このあたりは残念ながら門外漢です。
国道が鵡川に架かる橋を渡ると、苫小牧の火力発電所や工場群が見えてきました。
帯広から襟裳岬を経て苫小牧港まで300km、ゴールはもうすぐです。

襟裳岬 / 吉田拓郎
 


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