旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

人生のそばから 浦和「あさぎや」

2022-07-06 | 旅のアクセント

 「はじめまして」のそば処を訪ねたら、“もり” か “ざる” を注文するのが良いだろうか。
先ずは薬味は入れずに、さっと汁につけてツルッと一口。んっ喉越しがいいね。
蕎麦猪口に大根おろしを一気に入れたら、霙をたっぷり絡めでズズッと一口。この辛味が楽しいね。
つけ汁を足して山葵を落とす、溶かない。無作法だけど、たっぷり汁に浸してズズッ。おっとツンときた。

蕎麦前は天ぷらを盛り合わせて、夏野菜と大ぶりの海老天が嬉しい。
酒は “天狗舞” を冷でいただく。山廃仕込特有の濃い山吹色が蛇の目を染めると、もうそれだけで楽しい。
香味と酸味が豊かな純米酒をちびりちびりやりながら、カラッと揚がった天ぷらに塩をまぶして口に運ぶ。
真夏日の休日、冷たい蕎麦を待つこの時間が心地いい。


file-045

<40年前に街で流れたJ-POP>
夏のヒロイン / 河合奈保子 1982



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。