旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

古伊万里の町で昼呑みなど 筑肥線を完乗!

2017-06-04 | 呑み鉄放浪記

 伊万里です。折り返しの唐津行きの発車まで1時間。駅で待つには長く、窯元を訪れるには時間が足りない。必然に選択肢は「呑む」しかありません。  

 

改札を抜けると、伊万里駅は県道を挟んでJRの東駅舎と、松浦鉄道の西駅舎がまるで双子の様で向かい合っているのが分かります。鉄路は分断され相互に乗り入れることはありません。乗換客は階段を上り、ペデストリアンデッキを渡って西駅舎に向かいます。 

 

伊万里駅前商店街の入口では古伊万里美人像が迎えてくれます。どちらも穏やかな表情で美しいですね。 

      

“忍者うどん” って何?特異な看板に惹かれて入りました。メニューの写真を見ると、海老天やら高菜やら、お揚げに梅干し、わかめにお肉までのって、なんだか兎に角スペシャルの様です。

 
 

気になりますが、そこは「呑む&乗る」 がテーマなので、刺身を切り出してもらい、おでんを盛ってもらい、40分1本勝負、ベタな昼呑みを愉しむのです。本当は古伊万里酒造さんを訪ねたかったのですが次の機会です。6月中はJALのファーストクラスで純米大吟醸が提供される様ですね。

 ほろ酔い人を乗せて単行レールバスが走り出します。筑肥線の伊万里から山本の区間はのどかな田園風景が続きます。筑肥線は山本駅で一旦途切れ、唐津線のレールに乗り入れて唐津に向かいます。 

 

1983年、福岡市地下鉄との相互直通運転開始時にルート変更になった筑肥線は唐津に乗り入れます。白いボディーの6両編成福岡空港行きが高頻度で始発して行くのです。

白い6両編成は虹ノ松原沿いを軽快に飛ばして行きます。筑前前原からは高架複線となって都会の高速鉄道の様相になりますが、今宿から下山門間では左手に博多湾そして浮かぶ能古島の景色が広がり、ローカル線の雰囲気を味わえます。 

唐津からちょうど1時間、姪浜駅で筑肥線の旅は終わります。白い6両編成は、ここから福岡市地下鉄空港線(1号線)となって地下に潜ります。筑肥線の姪浜~博多間がどうなっているかは廃線跡ファンに任せることにします。 

 

“肉ちゃんうどん” は北九州で生まれ博多で育った、大きなサイコロ状の牛肉をのせ、ショウガを効かせたツユで食べる福岡のソールフードだそうです。足かけ3日間昼に晩に呑み続けたカラダにほっと一息の一杯でした。さて、そろそろ福岡空港に向かいます。

      筑肥線 伊万里~山本  42.6km
      筑肥線 唐津~姪浜   24.1km
福岡市地下鉄空港線 姪浜~福岡空港 13.1km 完乗 

気絶するほど悩ましい / Char 1977



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