旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

夕暮れ東京散歩Ⅸ 目黒にて 都営三田線を完乗!

2019-03-10 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

  都営三田線は西高島平から志村三丁目までは地上を高架線で走る。
改めて路線図を見ると北方向にかなり縦深であることに気付く。大手町まで35分もかかる。

 車止がある西高島平駅はかなりシンプルな造り。
折り返し線や車庫があるのは2つ先の高島平だからね。
今日は三田線を南下して、目黒辺りで美味い酒肴 の気が利いた店を探したい。

   

  最初の途中下車は巣鴨。ご存知の巣鴨地蔵通商店街(旧中山道)はおばあちゃんの原宿。
行列ができる塩大福の店、開運招福赤い下着の店が面白い。"すがもん" にも遭遇した。 

 次いで日比谷で途中下車。暮れかかる中、馬場先門から皇居前広場へ歩いてみる。 

伏見櫓の白壁が夕陽に照らされる二重橋の風景。ここまで来ると都会の喧騒は届かない。 

振り返ると丸の内のビル街、なかなか美しい。
それにしてもまだまだ建つんだね。大型クレーンたちが6本7本と稼働している。 

 3つ進めて芝公園でも途中下車。日没時間を迎えたからタワーに灯が入っている筈だ。 
果たしてタワーはオレンジを灯して、澄んだ冬の空気の中、輝きを増しつつある。 

      

芝公園を出ると6両編成は10分ほどで目黒の地下ホームに滑り込んむ。
三田線の旅はここまで。もっとも全ての電車は乗務員交代をして東急・目黒線を日吉まで急ぐ。

 

目黒通りを下って行くと、打ちっぱなしの壁に白い提灯と杉玉を見つけた。
10人も入ればいっぱいのコの字カウンター。
ウインドウには「目黒日本酒バー いと。スタンド」とサインがある。 

 

"マスターズドリーム" を飲みながら、常連らしき青年と女性スタッフが耳に入る。
ややっ、カウンターの中の明日美さん、なかなか日本酒に詳しいし表現が豊か。
今宵は彼女に択んでもらおう。まずは "土佐しらぎく純米酒"、スッキリした食中酒かな。 

 

肴は "酒盗クリームチーズ" から、看板の "塩おでん" へ。大根、厚揚げ、紅ショウガ揚げを。
二杯目は "長陽福娘 辛口純米酒"、みずみずしい旨みと爽やかな余韻の無濾過生原が旨い。
なかなか居心地の良いスタンドに巡り合って、ご機嫌の夕暮れ東京散歩。また伺います。

東京都交通局・三田線 西高島平~目黒 26.5km 完乗 

 

夢去りし街角 / アリス 1979



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2 コメント

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残念... (ZUYA)
2019-03-10 07:37:58
板橋や巣鴨辺りで自分の知らない渋い店が飛び出すかと期待して最後まで読んでみたらまさかの目黒...

しかし呑み人さんはこじゃれた店(壁がコンクリの打ちっぱなしだなんて)にも足を踏み入れるのですね

私は“昭和の匂い”が基本なので、何だか小奇麗な店は落ち着かな無くて~
Re:残念... (呑み人)
2019-03-10 09:45:38
ZUYA さん、ありがとうございます。
そう言われてみると、多少の違和感もありますね。
時々期待を裏切ることもあると思いますがご容赦を。

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