思考の踏み込み

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ブッダ33

2014-06-05 06:38:42 | 
少なくとも口だけで世界平和や人権や人道支援を叫ぶよりも、一人でも多く "正しく立てて、深い呼吸のできる" 者が増える方がより良き世界への近道だと思う。

なによりも現代社会の真の支配者にとって、一番御しやすいのがこの手の何かに依存する人々なのである。
現代世界は一般の人々が考えている以上に支配者に搾取される構造になっている。

彼らはいかに搾取するかを、いかに人類を洗脳して家畜化するかを、世界トップの頭脳を集めて研究している。
そして搾取し家畜化させるには、依存させることが一番近道なのである。




そうした事実に対抗するためにも、一人一人自ら立つ覚悟は必要なのである。

悟りを開くためではない。

この矛盾した現代社会を生きるためにどうしてもその覚悟は必要となってくるから、わざわざ本筋から逸れてこんな話をしている。

それを都市伝説と思うか思わないかは、まさしくあなた次第であるのだが、都市伝説ですむならすんでほしいものだ。
だが世界の現状を深く鑑みれば答えは自ずと出てしまう ー 。

その上でどう動くか動かないか。
本当に問われているのはそこなのである。



ちなみにこの依存の精神構造ができあがるにも止むを得ない理由はある。

人体は全ての機能が完成するまで時間が他生物に比べて圧倒的に長い。

呼吸器ができあがり、内臓系が発達し出すと物ごころがつき始める。
性器の発育と共に思春期にはいる。

全てが完成するのは27歳頃だという。
なぜそれほどに時間をかけるのか?

単細胞の生物ほど成長に要する期間が短い事を思えば、その答えは明白といえる。
それほどに人体は高度に複雑な構造であるということだ。



言いかえればそれほどに "愛情" を注ぐことで人間は他生物と違う "何か" を獲得してきたともいえる。
大人として完成するまでの長期間、周囲に護られることを必要とする生物として進化したということだ。

その代償として人には、抜き難い甘えの構造が刷り込まれるのである。
何かに寄りかかる精神構造もここに端を発している。
これはよほど鍛錬しなければ抜けないものでもある。

屈強な軍人でも戦場で死にかけると、決まって叫ぶ言葉は母を求める声であるという。
なんと情けない話ではないか。

死に臨んでなお泰然とあり続けることをかつてのサムライは幼少期より教えこまれたが、それほどに特殊な教育環境でなければこの甘えの構造はなかなか外れない。



しかしこんにち武士道教育などは成立しえない。
なぜならサムライとは文化的軍事集団とでもいうべきか、ともかく特殊な存在であるから、ごく一般の生活者がどんなにその形や精神を真似たところで核心の部分がまったく違う。
(このことはいずれ「日本人論」というテーマで投稿するつもりだ。)


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