思考の踏み込み

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線の美5

2013-11-23 20:32:40 | 
動くモノは過ぎ去るー

本来とらえ難き、滅びゆくモノを形としてとらえ、永遠たらしむる。

線の表現こそ、芸術の根元にして本質である。

ホタルの光軌


線がこうしてもともと儚きモノの表現であるならば、その儚さ故、多くの場合、女性的な印象を抱かせるのもある意味自然なことといえる。

だからといって線の本質は性エネルギーが単純に昇華した様なものでは決してない。

それは例えば王羲之の書の如くに ー

だがしかし、王羲之の書の持つ人智を超えた美しい姿、一線一画の凝縮感、淀むことのない力強いリズム、、
これらはどんなに言葉をつらねても表現しうるものではない。



人の手による線描において、彼の書より美しいものを自分は知らない ー






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