思考の踏み込み

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線の美

2013-11-22 08:45:06 | 
茶器のヘリや高台、腰の部分の線の美しさ ー あるいは車やバイクの構造美、チーターの疾走する姿の無駄のない体線美。
または女性の体のライン、書が表現する線の美しさ、そして、日本刀の曲線美……。

"線"が持つ美しさには様々な内容があるが、その根底にあるものは何だろうか?

(2ハン最強ホーネット。
その名もスズメバチ。
いろんなバイクに乗ってきたがホーネットを超えるバイクはまだない。
生半可な400ccならホーネット250を選ぶ。しかしコストパフォーマンスは悪い。ニンジャはフォルムが好き。以上余談。)




全て、美的なモノの根底には性エネルギーが存在し、その昇華作用によって美へと変質してゆくものだが、"線の美"には原始的昇華の形がちらつく。

機械的なだけの直線には美としての完成がない。
いわゆる曲線の持つ美しさには及ぶべくもない。
冒頭で挙げた線の美のいくつかの例も全て曲線を有している。
これらに共通するものは結局女性的な線の形、つまり女性的な曲線の美ではないだろうか?

女性的な曲線はしかし、ただの曲線ではない。それは機能性を伴った美である。
つまり出産を可能にするために進化した体線の美である。



真に美しい曲線美には全てこの機能美が内在している。
はじめから曲線だけを追求したアートや建築には不自然さと、時には不快ささえ感じてしまうのはそのためだと思う。

だが、線の美しさとはそれだけではないようにも思う。

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