思考の踏み込み

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南方熊楠7

2013-11-21 08:42:29 | 
そもそも合祀令の目的は全ての神社を一定の基準で管理、維持するためであり、それは国家神道の為に過ぎず、本来の神道からははずれたものである。

本来の神道 ー それは八百万の神々を祭る道である。

神道の核をなす天皇家とその皇祖皇霊でさえ、神道の本質の中心部分の外壁でしかない。
従って神道とはけして単なる血族崇拝といったものではないと思う。

ーーー 菌界という、生命の始まりとおわりの場所をのぞき見ていた熊楠には、合祀令の不合理さが痛いほどによくわかったのだろう。

即ち彼は単なる民族学者でも、生物学者でもない。まして近年しきりにいわれている自然保護運動家などという背後に利権のからんだ連中のような中途半端な輩のハシリではけしてない。

熊楠こそは命の本質の最も奥深い所を見つめ続けた人物である。
そこはヤオヨロズの神々の住み給う場所であり、この真実は日本人でなければ理解できないという様なものではないはずである。

我々は南方熊楠という"人間"についてもっと知るべきである。
もっとも ー 熊楠自体が人間であるより、ヤオヨロズの神々の化身のような存在であるが…。

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