思考の踏み込み

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戦国夜話

2014-03-14 08:15:11 | 歴史
物事を楽しむには全て距離感が肝要である。
何事も近すぎるものは息苦しく、遠くに過ぎたるは捉え難い。

それは恋愛も仕事も趣味嗜好も全て同じことだ。これを "間" という。

真面目とは "間" を締めること。
間抜けとは読んで字の如く "間" の感覚の抜けていることである。



大好きなスポーツ選手のファンでいることは楽しいだろう。だがたとえばその家族にまで距離が近くなってしまえば、日々の勝負に明け暮れる暮らしは穏やかなものとはいえない。



歴史というモノを見る上でも、近世の話は直接現代社会と関わってくるだけに、中々無条件で無邪気に接することはさせて貰えないものだ。

今なお遺恨を残す第二次大戦期などは当然であるし、その意味で皮膚感覚でいうと徳川幕府の成立くらいまでは、近距離の範疇に入る様に思える。

これが平安時代にまで遡ってしまうと、やや遠過ぎて霞がかったように映像として結びづらい。

この点でいくと戦国期という時代は程よい距離感にあると思う。
もちろん乱世であるから、距離をつめて見つめればまったく悲惨な時代ともみれる。

それでもこの時代の日本人が妙にエネルギッシュに思えるのはなぜだろうか。




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