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中学英語は教科書を隅々まで丁寧にやりこめ!高校受験で出された熟語はちゃんと載っている!

2023年03月16日 | 中学生コース
ネクサス(江南市の勉強のやり方専門塾)の塾長の伊藤です。

マーク式に変わった2023年度の愛知県入試、問題が大きく変わったのが英語です。

特徴的な点が2つあります。

一つは、英文一つひとつが長くなったことで、もう一つは見慣れない熟語が出題された点です。

まず英文ですが、長文の単語数は減ったのですが、一文の語数が多い英文が増えました。

この辺は、2021年度から教科書が改訂されたことに起因しているでしょう。

例えば、東京書籍の中3ニューホライズンに、こんな表現があります。

Everyone can enjoy sports, and playing and watching them makes people happy and positive.

一文にandが3つもあります。

1つ目のandは、S1+V1、and S2+V2という二文(重文)を表すandです。

この表現自体、見慣れてないとすぐに見抜くのはちょっと難しいのではないでしょうか。

2つ目のandは、playing themとwatching themをつなぐandです。

どちらもthemにかかるので、playing and watching themとなります。

数学的に言えば、ax+bx=(a+b)xと表す感じですね。

3つ目のandも同様です。

it makes people (happy and positive)と表せばわかりやすいでしょうか。

「, and」の表現は、3つ以上のものを列記する場合に用いる

A, B, and C

と混同しそうですが、この表記の仕方自体、学校でくり返し教えていないので、どっちにしてもわからない子の方が多いでしょう。

長い一文は、どこで区切りがあるのか瞬時に判断できないと意味を取ることができません。

これに関しては、適宜スラッシュリーディングを行うのが効果的ですが、学校ではまず指導してくれないし、塾でもちゃんと指導しているところの方が少ないでしょう。

教科書ガイドなどを参考に、正しく英文を読む練習をするとよいでしょう。

2点目の熟語の出題ですが、

on the other hand
be about to ~
remind 人 of ~

という、中学生にはちょっと難しくないかと思ったら、ちゃんと教科書(東京書籍)に載っているではないですか!

ただ、on the other handは1年生の教科書に載っているので、途中で教科書が変わっている中3生は学んでいません。

とはいえ、be about to ~は2年生の教科書に、remind 人 of ~は3年生の教科書にちゃんと載っているんですよ。

もっとも、remind 人 of ~は熟語扱いとして掲載されているわけではないので、見逃している人が多かったのではないでしょうか。

高校入試は大学受験とちがって、教科書から忠実に出題されるという余地がまだ残っています。

教科書を隅々まで読んで、単語、表現、熟語を全部覚えるくらいのつもりでやる丁寧さが大切ですね。

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【高校(の先生)】の言うことは鵜のみにしない方がいい

2023年03月16日 | 高校生コース
「いとう式」高校勉強法の著者で、江南ネクサス(江南市の勉強のやり方専門塾)の塾長の伊藤です。

今年は特に、新高校生に対して啓発していることがあります。

理由の一つは、今年は高校入試の日程が繰り上げられたことにあります。

2月22日に筆記試験が終わって、そこで緊張感がとぎれてしまっている子が大半です。例年だと今頃まで入試があったので、勉強習慣を含めて緊張感がありました。

ところが、今年は高校に入るまでに1ヶ月以上、間隔が空きます。

推薦で受かった子はまるまる2ヶ月空きます。

頭がなまらないはずがありません。

だから、多くの塾が新・高校生に対してそうならないように警鐘を鳴らしています。

それともう一つ、高校に入って、高校(の先生)の言うことを鵜のみにしない方がいいということです。

これは、必ずしも学校の先生がまちがっているというわけではありません。

しかし、高校は全生徒をひとまとまりとして指導します。

ですから、トップの子もビリの子も同じ教材を使って同じ授業を行って、同じ課題を出して同じテストを行います。

でも、平均点より上の点数をとれる子と、平均点より下の点数しかとれない子ができてしまいます。

本来、両者の指導方針は変えなければいけません。

しかし、上の子に合わせれば下の子が落ちこぼれ、下の子に合わせれば上の子が浮きこぼれることになります。

まさに、あっちをたてればこっちがたたずとなるわけです。

っで、基本的に進学校は「真ん中より上の子」に照準を合わせます。下のはおいてきぼりです。

一度、平均より下の点数を取るようになると、残りの高校生活はまず真ん中より下の成績をとることが確定します。

自力で浮上することはまずありません。

そうならないためには、

・平均点以下をとらない
・平均点以下をとったらすぐに対策を取る

の2つしかありません。

そのときに、学校の先生の言うことを鵜のみにしない方がということです。

例えば、歴史が苦手な子に、学校の先生は十中八九「教科書を読むといいよ」とアドバイスするでしょう。

しかし、それは真ん中より上の成績の子に対するアドバイスです。

教科書を読んでも意味がわからないから平均点より下の点数しかとってないんですよ。

つまり、逆なんですね。

教科書が読めるから平均点以上取れる。

教科書が読めないから平均点以下しか取れない。

なのに、アドバイスとして教科書を読みましょうって、それは精神論・根性論を言っているのに等しいんです。

ではどうすればいいか?

まずは、マンガ日本の歴史・世界の歴史などで流れをつかんで、一問一答式で用語を覚えてください。

教科書を読むのはその後です。

このように、学校の先生の言うことを鵜のみにしないということが、平均点以下に沈まないために必要な絶対条件です。


87.8%が偏差値10以上アップ! [いとう式]高校勉強法(大和出版)


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