ニューハウスブログ

家づくりの参考書として70年余ご愛読いただいている月刊ニューハウスですが、このたび、ブログを開設することになりました。

鎌倉近美の坂倉準三展へ

2009-06-29 14:03:53 | Weblog

土曜日はオープンハウスに逗子まで出掛けた帰りに、鎌倉で降り近代美術館で開催されている「建築家坂倉順三展」へ。

池はハスの葉がいっぱいです。

展示は図面と模型、写真が中心ですが、どれもじっくり見ていたらあっという間に2時間近く経ってしまいました。素人なのでよくわからないことが多いのですが、見入ってしまいました。

建物が美しい…発電所の屋根も。この頃多くなった建物映像展示は全体がわかるのでいいですね。見学の方はほとんどが建築関係のようで、なかなかひとつの展示から動こうとしません。

1階にはこの美術館の構造模型やコルビュジエが来た時の写真などが展示されています。写真を見ると、美術館の中庭は現在石貼りですが、出来てしばらくは砂利がひいてあったようですね。

テラスから池の眺めは格別です。みなさん引き込まれるようにテラスのベンチに座り、池を眺めていました。

外には1941年に開発された「組立建築」というプレハブ住宅の先駆けのものが展示されています。A字形柱が特徴的です。戦中には各地で利用されたようですが、なぜか戦後の復興にはあまり用いられなかったそうです。

坂倉さんのお仕事は渋谷や新宿西口広場などなじみのところが多いですね。東急文化会館はなくなってしまいましたが、内部を思い出しました。ご興味のある方は鎌倉見物を兼ねてお出掛けください(9月6日まで)。

さすがに土曜日の鎌倉は人が多くて参道は人がいっぱい。疲れたので一休みしようと歩いていたら、おいしそうなおつけものを発見。

キュウリとナスの一夜漬けのようで、氷で冷たくしてあります。どちらも1本200円。キュウリをいただくことにしました。後味にかすかに唐辛子が感じられ、暑い日にぴったりな食べ物でした。

今週末の7月4日土曜日からはパナソニック電工汐留ミュージアムで「建築家坂倉準三展 モダニズムを住む」というインテリアを中心とした展示が始まります。こちらも行ってみたいです。(O)