ニューハウスブログ

家づくりの参考書として70年余ご愛読いただいている月刊ニューハウスですが、このたび、ブログを開設することになりました。

工繊で「法隆寺金堂壁画展」を見ました

2009-02-04 17:13:16 | Weblog
先週の土曜日は用事があって京都にいました。少し時間ができたので、地下鉄に乗って前から行こうと思っていた京都工芸繊維大学の構内にある美術工芸資料館に行ってきました。

展示してあったのは法隆寺金堂の壁画。といっても本物は1949年の火災で傷んでしまったので、その前の1935年に撮影されたものから印刷したもの。

コロタイプ印刷といい、大型カメラでガラス板に焼き付けられたものを原寸大に印刷。展示物は1937年に印刷されたものですから70年以上経っていますね。

モノクロですが、大きくて圧倒されます。実際に12の壁に描かれていたことを想像しながら見ましたが、色がついていたらもっと迫力があったに違いありません(2月14日まで展示されていますのでご興味のある方はどうぞ)。

今の金堂には、これと同じように和紙に印刷したものに着色し、それぞれの壁にはめ込まれているそうです。

資料館を出てから高野川沿いに少し歩いてみました。雨で水量は多めでしたが、2月にしてはあたたかく歩くにはちょうどいい気候でした。高野川は少し下流の下鴨神社あたりで加茂川と合流し、鴨川となります。



川沿いの桜もつぼみが目立ちはじめていました。春はもうすぐですね。(O)