ニューハウスブログ

家づくりの参考書として70年余ご愛読いただいている月刊ニューハウスですが、このたび、ブログを開設することになりました。

2年前の写真

2007-06-08 09:53:02 | Weblog
机の整理をしたら、2年前の6月に取材でポルトガルを訪ねた時の写真データが出てきました。お昼休みにあらためて見直して当時のことを思い出しました。

特に印象深い思い出は街の風景。リスボンやポルトの大きな街はもちろん、郊外でも坂の多い古い街並を歩いていると、妙に落ち着いた気分になったことを覚えています。そんなに高い建物がなく圧迫感を感じないし、石やレンガでつくられた道や建物など、自然に目や体が違和感なく受け入れるのは、長い年月をかけて人がつくってきたものだからかも知れません。圧倒的な石の量、TVや本で見ていても実際に行かないと分かりませんね。

写真を見ていた次の日に、偶然にも取材でお世話になったアモリン・ジャパンからメールをいただきました。アモリン社はヨーロッパをはじめ、コルク製品ではかなりのシェアを持つポルトガルの企業です。

コルクはコルク樫の木からつくられます。この木はほとんど地中海沿岸に点在していますが、全体の3割以上はポルトガルの森が占めています。ポルトガルはコルクの国と言ってもいいかも知れませんね。

そのアモリン社が、ポルトガル北部にコルク博物館をつくったというお知らせでした。古くからつくられてきたコルク製品と人との歴史の博物館だそうです。また、ポルトガルを訪れる機会があればぜひ行ってみたいものです。(O)



ポルト市内で見かけた道路の補修工事。手作業で大きな石を道に敷き詰めて行く。



落ち着いた雰囲気のポルト郊外住宅地。



ドウロ川から見たポルトの街。