甲子園の記事はたまに書くけど、
大体千葉代表の戦いっぷりに関して記述するのが殆どでした(一番力入れてる本館ではね)。
ただ、今回はあまりにも感動が止まらなくて特例で記事を書いてしまいます。
金足農に関しては名前だけはなんとなく知ってたけど、
甲子園で試合を観るのは今回が初めてでした。
初戦が鹿児島実だったので、こういう高校にありがちな「好投手擁してるけど打線がムエンゴで~」っていう、
まあそういうのを想像してたんですけど・・・結果がまさかの快勝でとっても驚きましたね。
あの試合で金足農に対する見方が完全に変わって、「意外と打線もいいチーム」という印象になりました
そう、吉田投手が素晴らしいのは4試合連続2桁奪三振という事実が示す通り当然なんですけど、
個人的には打力も何気に高いチームのように感じるのが尚素敵なんですよね。
大垣日大戦、横浜戦ではホームランも出てましたし、
それに加えて小技も巧いし、
とにかく点を取る技術に長けている吉田だけではない好チーム・・・だとはっきりと言えるのがいいですね
正直、いくら好投手が居ても打線が貧弱だったらここまでは決して来れない
それも、相手がすべて甲子園の常連校でピッチャーももれなく好投手ばっかなのを考えるとやっぱ打線の力も大きいです
昨日の横浜戦では横浜高のエース、板川くんから2本のホームランで優勝候補の一角を沈めました
公立校の勝ち方ではとてもないド派手な勝ち方だったんで正直(横浜出身なのに)興奮してしまったんですけど、
今日のはそれを凌ぐ超劇的な勝ち方で観ていて涙がちょっと出てしまうくらいの感動を味わいましたね。
結果論ですけど、9回表の近江の攻撃で無死1.2塁で強行させて結果三振、続く打者がバント失敗・・・で
若干攻撃がちぐはぐしてたのが逆転劇に繋がった気はします
逆に、金足農は2本の単打で繋いで四球を選んで、満塁でスクイズを仕掛けた上に相手の隙を突いて2ランスクイズ、、、と
ある意味ミラクルなどではなく緻密な攻撃で格上から勝利をもぎ取った気がして、
そう考えると結果的には金足農の方が上手だったって思うんですけど。
ただ、それを加味しても漫画よりも漫画っぽい勝ち方だったのもまた事実(笑
母親と二人で観てたんですけど、金足農が勝った瞬間は二人して騒いでました
勿論、近江は近江で投手も打撃も素晴らしい好チームだったと思うんですけど・・・
本音を言うと、こういう下馬評で下回る(それも、毎回)金足農が根性と知恵で次々と下馬評を覆していく、
「諦めない」という気持ちをただ言ってるだけじゃなくて具体的な策を練って突破していく。。
そんな姿に感化されている自分が居ます
秋田県民でなくとも、
こういう風に常に下に見られている状況を覆して“勝利”を掴み取る姿に感動を得ちゃってるのが個人的な感情でした
自分も、もうちょっと人生頑張るか、楽しむか!って気持ちをここまでくれるのは金足農と下関国際の2チームでしたね
千葉代表はちょっと特別過ぎるんで同じ土俵には並べられない、仮に金足と当たっても千葉代表を応援してたんでしょうけど、
それはそれとして、金足農の感情移入せざるを得ない力強いシュッとした勝ち方に感化されてるのは事実です。
「気持ちを現実にする」
それは、出来そうで正直中々難しいこと
それを明確なビジョンと技術を持って形にしている・・・
そんなこの代の金足農の野球が大好きだなあ。。って感じてしまいました。
100回大会で、
東北が初優勝したら盛り上がるでしょうけど、
相手の日大三もまた選抜の大敗から立ち直った根性のある高校
どっちが勝っても(色々な意味で)面白い事になりそうです
高校野球は、観ていて元気と勇気を貰える。
それが個人的な感想でした。