サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

OGRE YOU ASSHOLE「LIVE2022 TOKYO」@恵比寿LIQUIDROOM 22.12.17

2023-03-07 | LIVE











去年の12月にOGRE YOU ASSHOLEのライブに行ってました。









毎年恒例の年末ライブで、
2021年も参加はしてたんですけど、
諸事情あってライブレポが書けなかったんですよね
諸事情っていうのはぶっちゃけると書くのが遅れすぎて今更感強くて書けなかったとか、
そういうのなんですが(笑
なので、
ある意味このレポを投下するのは(自分にとっては)リベンジでもありました
人生は日々リベンジの連続だと思うので、一日一日少しでも強くなって成長してゆきたいです。

で、
オウガなんですが、
ライブ自体は去年の10月にDMBQとの対バンで観ていたので、
この日は2か月ぶりとさほど間を開けずに鑑賞しました
ただ、
ワンマンだったので、
対バンの時も素晴らしかったのを前提として、
よりディープなオウガの世界に浸かれた気がして・・・
とっても甘美でワンダフルな一夜だったと思います。では、以下。












OGRE YOU ASSHOLEのライブは結構特殊で、
・大体原曲と大幅にアレンジ変えてる
・どの曲もえらい長い
・直立不動(気味)で淡々と歌ったり弾いたり

・・・と、
他のバンドや歌手と比べてかなり違いが目立ってるのと、
揺るぎない美学のようなものを感じてそこが実に素敵であります。
OGRE YOU ASSHOLEはOGRE YOU ASSHOLEってジャンルと言いますか・・・
そんな感じですね。

一曲目は、
心地良い疾走感も受けられた新曲からスタート。
始まりにも相応しいアレンジで、
今度出る新譜にも収録されてるのかどうかも気になりますね
 そこから、
「ムダがないって素晴らしい」だったんですが、
昔は良い意味で無機質でささくれ立った歌に感じてた(そしてそれが好きだった)出戸さんの歌が、
今は純粋に歌が上手くなっててそれを如実に感じていた自分が居ました
より艶っぽさとかも感じますし・・・
個人的に、なんですが
ボーカリストとしても変化して来たのかな。などと思いながら聴いていました。

そこから、
煉獄タイムに突入.....!
「素敵な時間」
良い意味でドラッギーさを感じさせる妖艶なアレンジに夢中になる
そしてギターのアレンジが官能的にも感じて相当の心地良さに陶酔していました
抽象的な表現になるんですが、
❝気持ちの良い堕落❞って感覚でしょうか
後半はちょっとディスコっぽさも感じてヘドバンなんかもしていた記憶です。

「フェンスのある家」も良かったですね
低音の魅力が凄かったし、
この曲も、
原曲とは大分違うアレンジだと思ったんですが、
そういうの関係なく、、、独特の空間に誘われてる感覚がありました。
そしてそれがとっても気持ち良い・・・と思ってたら、
その感覚を更に増幅させていくように、
この日絶頂だった「朝」が来ました。

「朝」は、
オウガのライブでは鉄板とも言える超トリップナンバーなんですが、
個人的にはこの日の「朝」が最も衝撃的でした
あまりに気持ち良過ぎたんで、
目を閉じて、
完全に音楽そのものに100%身を委ねてたんですけど、
そこで様々な映像が浮かんで来て・・・
白いレモンが出て来たりとか、
リンゴを齧ったりとか、
よだれを垂らしながら見知らぬ女性とSEXしたりとか(比喩です)、
その女性がどんな感じの女性だったかも憶えて無いんですけど、兎に角、
音楽の中で完全にどこか別の世界に行けた...みたいな感覚があったんですよね。
 今の表現は、
自分の当時の脳内映像をストレートに書いただけであって、
勿論実際にあった事ではないんですが、
そういう・・・
自分の中にある眠ってるイメージだったり或いは突発的に生まれた何かであったり、
そんな風に聴き手の情感を最大限に刺激して陶酔させてくれる音だったんです
ちょっと意味不明なレポかもしれませんが、
こう書くしかないですし、
正直、
かなり幸福な時間でした。
ぶっちゃけ人間ですら無いというか、
100%音に同化していてそれ以外何も考えてなかった気がする
これぞ正にOGRE YOU ASSHOLEでしか無い。みたいな蕩けるような時間でした。
ある意味SEXよりもSEXしてましたね。音楽ってスゴいわ。。


「見えないルール」、
鼓動にドクドク突き刺さるドラミングに惹かれ、
そして、
この日随一にロックンロールを感じさせるサウンドにテンションがブチ上がる!!
引き攣ったような激しすぎるギターソロもあったり物凄い音像にも仕上がってましたが、
基本的にダンスビートである。とも感じたので非常に踊れる一曲でした♬
その躍動感を引き継いだような「ロープ」、
ブリッブリのベースラインにも気持ち良さを感じつつ、
最後の「まとめていく」の部分の歌唱に痺れたり・・・と
黄色い照明と希望にも似たビートに陶酔しながらこの日のライブは終了
ちなみに自分が参加したのは第二部でしたが、
第一部はまたセトリが違ったみたいです
とはいえ、
最後のあの黄金のアンサンブルは本当に体験して良かったな。と心から想いましたし、
改めてOGRE YOU ASSHOLEの凄味を体感出来て素晴らしく心地良い夜でした。
今想起しても、
ちょっと胸が震えるくらい・・・
ありがとうございました!!!!












新曲
ムダがないって素晴らしい
素敵な予感
フェンスのある家

見えないルール
ロープ

人間的/動物的












アンコールでは、
「人間的/動物的」を披露して、
感動的な雰囲気の中でライブは幕を閉じました
あの、、、
散々演奏の素晴らしさを褒めて来てなんなんですけど、
最後の最後は出戸さんの❝歌❞が一番良かったです
純度が高く、
純粋に上手くて、
沁みるようなすてきなうた。
時折、
情感たっぷりに歌って来るのがニクいですね
「恥ずかしいこと/はじめよう」って歌詞が特に自分的には刺さって、
なんだろう・・・
いつの間にか人間って大人になると保守的かつ臆病な生き物になっていくけど、
そんな例外ない自分にとっても沁みるような甘美な歌だったと思います
ムーディで心地良いアウトロも撫ぜるようなベースラインも含めて最高のエンディングでした
2021年のも良かったんですけど、そこから更にアップデートされてるのを感じられた会心の公演でしたね。

OGRE YOU ASSHOLEのライブ。個性的、宇宙的、芸術的・・・様々な形容が出来るんですが、
これこそ音楽、一つの音楽の素晴らしい形というか。そういう気がしているので、
機会があればあの空間を是非体感してみて欲しいですね。
恐らく、
自分だけの世界に浸れる.......
はず。




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