サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

THE NOVEMBERS「かなしみがかわいたら」@恵比寿LIQUIDROOM 23.4.12

2023-05-13 | LIVE












昨日に引き続き、ノベンバの新ツアーのレポです。今回は東京の2日目です。









昨日のレポで、
「リクエストライブでもあった。」みたいな事を冒頭に書いたんですが、
初日は自分のリクエスト曲がセトリに入って無かったんですよね(でも、最高でした)。
 ちなみに、
リクエストしたのは上から順に
・Harem
・Reunion with marr
・薔薇と子供
・I’m in no core
・白痴

の5曲だったと思う。
ただ、正直聴きたい楽曲が多すぎてこれでも苦渋の選択だったというか・・・
他の方のリクエスト観てたら「We」とか「Sky Crawlers」とかも分かる!って感じでした
冒頭の2曲は「GIFT」の頃のライブに物凄く思い入れがあったのと(千葉LOOKにも来てくれた)、
「薔薇と子供」は初めて聴いた時めっちゃ素敵な曲!と心奪われた記憶があって。
「I’m in no core」は知り合いのブロガーが昔のリクエストライブでリクエストしてたから、
自分も聴きたいなぁ~って思ったのと、
「白痴」に関しては管理人がノーベンバーズのライブに通い始めた時期の定番曲だったんですよ。
野球で例えるなら昔のスタメン選手みたいな。
っていう、自分なりに熟考した上の5曲だったんですが、果たして採用されたものはあったのか!?
それは以下のレポで判明しますのでお時間があれば是非読んで下さい。。
では、つらつらと。











2日連続でリキッドルームに訪れたのは・・・何気に初だったでしょうか?
ちょっとその辺の記憶が定かではないんですが、ノベンバ好きには聖地の様なハコの一つです。
初日にリクエスト曲が入って無かった事もあり、今日はあるかな?とワクワクしながら参加しました。
そしたら、
一曲目が「Harem」・・・!!!!
早速伏線回収してますけど、
昨日聴けなかったのと、
本当に生で聴きたい楽曲の一つだったのと
自分のリクエスト曲が採用された!っていうのと.....様々な想いが絡みあって、
一曲目から泣いてしまいました。
一曲目から泣くのは珍しいですけど、これは正直しょうがないと思う。
それくらいリクエストが叶ったというのは嬉しい事だし、なんか普通に聴く以上の感動もあって。
歌詞の「ファッキュー」の部分が若干強めに歌われてたのと、浮遊感も半端なくて、
ホントにサビの「踊りましょう」のフレーズがスッと心に入って来た感覚がありましたね。
どんなに今が苦しくても、上手く行ってなくても、楽しもうとする事は忘れない。
例えば、道端に咲いているきれいな花を眺めて気分が良くなるとか、
そういう小さい事・・・だけど、大事なことを胸に刻めました。
音楽の中で自由に楽しく踊れた感覚もあり、
ある意味当時を超える最高の「Harem」が聴けていちファンとしては幸福でしかない時間でした。

その流れを引き継ぐように、スロウダンス出来る音像でもあった「Romance」、
この曲は❝優雅な退廃感❞という相反する感触が独自性たっぷりで癖になってしまう魅力がありました。
そこから、疾走感も心地良かった「Flower of life」と久々の名曲達との再会が続いていく。
この曲では、
「そうだろ」の部分が音源よりもかなり強めに、
聴き手に問い掛けるかの様に歌われていてその歌唱にもグッと来てました。
まだまだこの身体が動く限り、楽しめる❝色々❞がある、と。
逆に、
ダンサブルなアレンジで攻めて来た「Rainbow」
かつての名曲群にも引けを取らない最新のアンセムでも力強く魅せて行く。
虹色の照明も視覚的に美しくて格好良くて純粋にワクワクさせられた序盤のハイライトでした。


そこから、
超久々の「chernobyl」というこれまた通には堪らない選曲。
この曲はGalileo Galileiとの対バンで聴いた以来なので相当久しぶりだったし、
良い意味でねちっこいメロディといぶし銀のギターサウンドが非常に恍惚的だった印象ですね。
ラストのブリブリのベースサウンドも気持ち良かった「ブルックリン最終出口」、
初日に続いて「笑う」「笑うから」の部分のうたが胸に響きジーンと来た。
絶望的な状況下でも微笑まんとする力強さも感じました。

今でも定番曲の一つ「Misstopia」、
「生きるのだから」というフレーズに感化されつつ、
ハンドマイクに切り替えて躍動感のあるポージングも光った「消失点」・・・と
新旧入り混じってても違和感のない内容に今も昔も変わらないノベンバの良さを感じていました。
そういえば、
以前夢の中でノーベンバーズが出て来た事があって、
その中でこの曲の歌詞の内容に近い「その瞬間に(君の)世界が変わる。」的な展開を観て、
そういう事を思い出しながら聴いてたりもしていました。説明しようとすると長いので省きますけど笑
 で、
「薔薇と子供」が来ました。
まさかの2曲目。。
正直、
「Harem」が来た時点でガッツポーズをし、大満足だったのに、
そこからもう一曲リクエスト曲が奏でられるなんて予想すらしてませんでした。
スラムダンクで安西先生が「それも、2人もだ・・・!」みたいなセリフを言うシーンを思い出しましたが、
実にリリースツアー以来に聴く「薔薇と子供」は期待以上に素晴らしい楽曲に化けてました。
まず、Aメロの部分がより妖艶な仕上がりになっていて、
ポップなサビとの落差がお見事でした。
その上、
ただここに在って、しっかりと息をしている。それだけを祝福するような歌詞にもグッと来てしまい、
一度泣いてたのでこの時は泣かなかったんですが、それでもその位個人的に感動していましたね。
人生を豊かにするのにも面白くするのも、結局は自分自身の捉え方次第。
そんな事を想いながら噛みしめる様に聴かせてもらいました。


一転して、
お立ち台に上がり扇動するようなテンションも魅力的だった必殺曲「New York」!!
この曲もスゴかった・・・アルバムの時は新機軸の楽曲で面白くて大好き、という感じだったのに、
今やむしろど真ん中みたいな、THE人気曲にまで育ってるのが感慨深いですね。
「あーあーあーあーあ」のシンガロングもサイコーに気持ち良く、
まるで暗黒舞踏会の様なテンションがやみつきになるぐらいに陶酔感あってイってましたね。。
 そして、
これまた久々に聴いた「para」、
これがまた本当に素晴らしかった。
イントロの時点で爆裂していたし、キレまくりのケンゴさんのギターフレーズの数々、
セットを砕くような破壊力抜群のドラミングに、
「当たり前だけど」を逆ギレ気味に繰り返す力強いボーカリゼイション・・・と
どこから切っても最高でバンドマジックという観点からするとそれを最も強く感じたのがこの曲でした。
兎角、あの頃を彷彿とさせつつも、あの頃以上に気持ち良いバンドサウンドの妙が忘れられない。
THE NOVEMBERSの「青さ」の部分のカタルシスが未だに色濃く残る名演でしたね。

そして、
ライブはクライマックスへと移行していく。
その皮切りになったのが鉄板とも云える「Ghost Rider」!
恐ろしいまでに迫力満点のロックンロールを叩き付け、
管理人もヘドバンしながらその作中観に完全に酔い痴れていました。
音楽の中で別の世界に行ける感覚。
 更に、
怒涛の勢いを保つように燃え盛った「Blood Music.1985」を投下、
この曲もノベンバの歴史を語る上では欠かせない曲の一つなので聴けて嬉しかった。
そして、現在進行形のライブで最も盛り上がる曲である「BAD DREAM」、
この曲では最後のシャウトがいつも以上に強烈で、
脂が乗り切ったアンサンブルの好調さも滲むこの日も盤石な出来栄えだった。
サビの鮮烈だけど脳内に流れ込むようなメロディラインもやっぱり恍惚的で大好きだなあ、と。

楽し過ぎた公演も、いよいよ最後の曲。
初日は一曲目だった新曲「かなしみがかわいたら」をこの日は本編最後に配置。
したら、一日でもう既に進化していて、それにも度肝抜かれました。
具体的に書くと、
アウトロの部分の轟音パートが、
今までの定番曲レベルに盛り上がれるものになっていた。
特に、やっぱりケンゴさんの狂気すら感じさせる爆裂ギターの貢献は大きいと感じた。
加えて撫ぜる様な心地良いベースに素直さが前面に出たドラミング、
そしてどこまでもピュアな「うた」・・・と
奇跡的なまでに4人である事の意義が詰まった内容に思えて正に脱帽モノでしたね。
これから先のライブでまた更に育っていきそうな、そんな❝嬉しい予感❞に満ちていた最高の結末でした。
ありがとうございました!!!!













Harem
Romance
Flower of life
Rainbow
chernobyl
ブルックリン最終出口
Misstopia
消失点
薔薇と子供
New York
para
Ghost Rider
Blood Music.1985
BAD DREAM
かなしみがかわいたら

いこうよ












正直、
一曲目から泣いたし、
いっぱい感動したし
いっぱい盛り上がったし興奮したし、
ノーベンバーズの歴史も存分に感じられたし、
物販のクオリティも素晴らしかったし・・・で、
ある意味ファンを続けて来たご褒美の様な公演でした。
自分がTHE NOVEMBERSに心酔して来た理由の全部が余す事なく詰まっていたというか...
アンコールの「いこうよ」が、
またそれまでの楽曲群で色々と表現して来た上で、
聴き手の背中や心に眠る勇気を強く後押しするような音像に仕上がっていて非常に胸アツでしたね。
希望のビート。とかいう言葉が素直に浮かんでて来てこれまた忘れられない一幕。
この曲では小林×ケンゴのギターバトルがあったり、
小林さんの情熱的なギターソロに感動したり、
一定のリズムを刻み続けるベースラインに気持ち良さが止まらなかったり、
何よりもメンバーの笑顔溢れる演奏にこっちまで楽しくなったり・・・と最後も最高を更新する演奏でした。

なんでしょう、
自分は「自分の好きなものを素直に楽しみたい。」だけなので、
推しとかそういう感情は他人よりも薄いんですけど、
だからこそ、
こうやって「楽しかった!」っていう感情をこれからも純粋に発信して行こう。って思いました
それが結果的に❝何か❞に繋がってくれたならこれ幸い~というトコロですね。
 今年のTHE NOVEMBERSはホントにスゴい。
だから、
ここからにも期待してますし、
まだまだ攻めて行きそうな予感もするので、
追い駆けるのが益々楽しみですよ。相変わらず長いですけど、ここまで読んで下さった方には本当に感謝です。



最新の画像もっと見る