読書と追憶

主に読んだ本の備忘録です。

お正月準備

2007-12-31 20:54:56 | 日記
先日、ホームセンターのポイントが貯まっていたので3000円分の商品券をもらった。それで日用品じゃなくて、何かお買い得なものを買いたいと思案し、暮なので丸餅切り器はどうかと買いに行ったらすでに売り切れだった。残念。おかげで昨日の餅つきではいつものように熱い思いをして、手が真っ赤になった。
即決で買えなかったのは、高額のキッチン用品でめったに使わないもの(アイスクリームメーカーとか)や使い勝手が悪くて結局使わないもの(袋を密封シールする機械とか)が多くてまた失敗するんじゃないかと躊躇したから。搗きあがったお餅をいれたところが、くっついて出て来なかったなんてことになったら後悔するだろうと思ったのだ。

さっきネットで検索してみたら、使ってる人はみんな便利だと言っている。
ああ、なんてすてきなブログなんだろう。
こちらの人は、「まる餅くん」を改良して使っている。すごい!
最初からネットで検索すればよかった。それにしても、普通の人がブログで情報発信するということはこんなに手軽に欲しい情報にヒットするということなんだなあ。


今日はおせち作りで忙しく、ほんとは紅白も見る暇はないのだ。
毎年思うのだが、おせちっていうのは昔の人が考えた御馳走だったのだろうけど、今じゃ精進料理みたいなものだ。最近の子供はつまみもしない。黒豆なんかしわが寄らないように煮るには3日もかかるのに、えらく不人気で毎年残る。田作りなんてくるみを入れておいしくしようと心掛けているのに猫だって食べない。煮しめはもちろんのこと人気がない。すごく手間暇かかるのに理不尽だ。
だからといって市販のおせちはとても買えない。高いからじゃなくて味付けが濃くてまずいから。あんな味の濃いものを全部食べてたら体に悪い。そんなお金があったら自分で作った方がよほどおいしくてたっぷりできるので毎年作ることにしている。
だけど、やっぱりおせちは保存食で昔の人の考えたハレの御馳走で、どこのスーパーも正月ぶっ続けで開店するようになった今の状況では必要ないなあと思いながら作っている。

うちの実家では縁起物だからと毎年「勝ち栗」と数の子と田作りは強制的に食べさせられていた。ところが「おせちは体に悪い」とつくづく思ったのは一昨年、実家の母がくれた勝ち栗を齧ったところ奥歯がかけてしまい、また去年、自作の田作りを誰も食べないので一人で食べていたところいりこの頭がぐさりと歯茎に刺さって口が開かなくなるほど腫れてしまってからだ。今年は数の子をたくさんもらったが、これもまさか危険な食べ物じゃないだろうな。塩分が多すぎるかもしれない。


まったく関係ないが、おせちで思い出すのは3年前、切込隊長のところにおせちを持った未知の女性が現れ、恐怖を感じた山本氏が警備員を呼んで強制的に退去させたという話だ。みんなは「ネットで有名になるとこういうことがあるんだなあ」とか「キチガイ女怖い」とか言っていたが、私はおせちを作るのがどんなに大変か知っているので、かわいそうだと思った。隊長がひとりぼっちの正月だなんて寂しそうなことをブログに書くから、おせちを食べてもらおうと新幹線に乗って東京まで行ったに違いないのに、「キチガイ」扱いされてどんなにその人は悲しかっただろうと思った。あんな味のわからない薄情な人におせちをあげるものじゃないと思う。あのおせちには何が入っていたんだろうなあ。ドアを挟んで押し問答するよりもまず、それを聞かなきゃだめですよ。

さあ、また頑張って作ろう。

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