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法令遵守が日本を滅ぼす

2007-02-07 | 世情

毎日、新聞の社会面の下に目を落とすと「回収広告」が掲載されています。
異物が混入した食料品、
不具合を起こす可能性のある電化製品など
まず掲載されていない日はないくらいの回収ブーム。

最近になって食品に異物が混入したり、不具合のある製品が
急激に発見されるようになったわけではなく、
不二家や三菱自動車などのように企業の存続を揺るがす事件が
多数明るみに出た結果、先手を打っておくことで自社のコンプライアンス体制
の堅実さをアピールしているような感じでしょうか。

これだけ毎日回収広告が掲載されていれば
三面記事の一部として受け流され、
企業ダメージも最小限に食い止めることができるかもしれない。

長年蓄積された企業の澱をCSR(Corporate Social Responsibility=
企業の社会的責任)という旗印のもと、実践にうつして
先手を打つこと自体はとくに否定されることではない。

しかし一般市民として、また一社会人として
そこには法律と実態の乖離を垣間見ずにはいられない。

大手企業を中心に個人情報保護、コンプライアンスに関する
社内規定、社員教育は徐々に浸透した感があります。
しかし後を絶たないこうした回収騒ぎを見るにつけ、
本質的に改善されたと有頂天になるのは気が早いし、
そうした油断をさせないためにも受け手が警鐘を鳴らしていくことは
とても重要だと思います。

タイトルは、最近マスコミでひっぱりだこの企業コンプライアンスの第一人者、
桐蔭横浜大学の郷原信郎先生の著書

法令遵守がコンプライアンスではない、と断言し、本来あるべき姿を
「フルセット・コンプライアンス」という独自の理論で発信し続けています。

ネットラーニングの「行動基準シリーズ」のラインナップのうち、
今日から実行!事例で学ぶコンプライアンス」は
上述の郷原先生執筆によるコースで、多数の企業様に
社員教育研修の教材としてご利用いただいております。
サンプルはコチラ

企業体質の改善に挑むのは、長期的な企業の存続には欠かせない。
そのために必要なのは教育に他ならず、「気づき」のきっかけを作り出し、
啓蒙することは経営者の義務だと思います。

CSRが企業の免罪符として存在するのではなく、
持続可能な社会への貢献という主旨から逸脱することのないよう
しっかりと問題点を見据えていただきたいと願います。

CCつれづれ日記

今日はツイてない。 
朝は階段で突き飛ばされて転んでひざ小僧をすりむき、
電車では網棚からおじさんの書類カバンが落下してきて
めがねが飛ばされ、ジュースを買いに行けば小銭を落とし。 
へこみます。
日ごろの行いが悪いからなあ。