ネッタイムス・ブログ

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東電の売却資産は約8兆円も有る

2011-06-11 17:03:28 | 様々な話題
朝日新聞が先日、東京証券取引所の斉藤惇社長が東京電力の再建に付いて、「法的整理が望ましい」との見解を明らかにしたと報じた。
斉藤社長は、ダイエーやカネボウの再生を手掛けた産業再生機構(現在は解散)の元社長だった事もあり、現在、会社更生法の適用を受けて再建中の日本航空を引き合いに出し、「東電も日本航空と同様の処理が望ましい」と語った。
また、1990年代の金融システム危機を参考に特別法を作り、東電の資産内容を厳しく調査した上で、債務超過ならば一時国有化して銀行には債権放棄を求める。

その場合、東電は上場廃止となるが、数年後に発電会社として再上場すると言う再生案を述べたのだが、この報道を切っ掛けに東電株はストップ安となり、東証は混乱を回避する為の会見をしたり、株主やら市場関係者からは批判の声が出る等、兜町の内外で騒動になった訳だ。
この斉藤社長の発言に付いて、東電のステークホルダー(利害関係者)や市場関係者は批判しているのだが、福島第一原発事故による多額の損害賠償を考えれば、的を射る意見である事は確かだ。

東電は免責を主張して、原発事故の損害賠償は増税と電力値上げで国民に押し付ける腹積もりなのは御存知の通り。
しかし、コスト削減路線で会社の利益を優先し、安全対策を怠った東電の企業体質が、事故を拡大させたのは間違い無い訳で、それらを無視して国民に負担を背負わせ様とする、そんな東電の甘い算段が許されると言う道理は無い。

そうなれば、当然として東電が損害賠償を払う事になるのだが、東電の懐具合はどうなのだろうか?。と言う事が気になる。
最もカネを捻出できる方法は、送電網を分離して売却する事。
東電の財務諸表(第3四半期)では、送電設備は約2兆1000億円であり、共産党の吉井英勝によれば、他にも変電設備が約8400億円、配電設備が約2兆2000億円の送電関連資産がある。
これらを売却するとして、算盤を弾くと約5兆1400億円になる。

勿論、簿価だから、この額面通りに売却が出来る訳では無くて、多少の相違は有るのだが、大きな売却資産である事は言うまでも無い。
欧米では複数の発電会社が送電会社に電気を売るのは当たり前の話で、東京電力の発電と送電の分割論でも書いたのだが、これによって競争原理が働けばサービスも良くなり、電気料金も安くなる訳だ。
地域独占体制によって殿様商売となり、利益と権力を独占しているシステムを崩壊させる事にもなる。

売却資産の話に戻すと、東電は表向きに負債も多額と装っているが、それは本体の話で、利益は子会社や関連会社に流れている。
東電の連結子会社は約170社で、アット東京はデータセンター事業、ユーラスエナジーホールディングスは国内外の風力発電事業の投資を手掛けている。
他にも、有線テレビのテプコケーブルテレビ、宿泊施設の管理を行う、当間高原リゾート、訪問介護事業の東電パートナーズ等、東電子会社の事業は多業種に及んでいる。

東電の関連会社は海外進出も意欲的に行っており、カナダではウランを採掘する会社、オーストラリアではLNGプラント事業や、ガス田開発事業を手掛ける会社を持っていると言う。
こうした関連会社の株式等を含む「投資その他資産」は約2兆5000億円。
送電設備の約5兆1400億円と合わせれば、約7兆6400億円と言う計算になる。
その他、付随する売却資産を合わせると驚く事に約8兆円となり、更に驚く事に他の資産を全て含めると、一説では13兆円と言われているのだ。

いやはや、庶民感覚からすると驚嘆するしか無いのだが、流石に東電の社員は「原発貴族」と言われるブルジョワだけの事は有るな。。
東電は今まで、原発を飯の種にして利益を享受していたのに、いざ原発事故が起きたら、後は国民の税金で宜しく。と言う都合の良い話は止めて欲しいもんだ。
東電は未だに、一流企業だとの意識が抜けていないみたいだが、日本の空と海と大地に、放射能を撒き散らす様な一流企業なんざ無い訳で、社員の給与にしても一流企業のレベルに留めておく必要は無く、もっともっと給与を削減するのが筋だろう。

原発で多くの利益を得て、原発で飯を食って来た東電社員は、その食い扶持である原発が事故を起こし、多くの国民に不安を与え、多くの国民の健康に被害を与えかねないと言う現実を、重く受け止めなければならない。
国民に迷惑を掛けた上で、更に賠償責任までも国民に背負わせるのは、如何なものか。
東電の資産や子会社を温存し、国民にその責めを負わせるのでは無く、先ずは東電の資産や社員の給与等で、逆立ちしても鼻血が出なくなる迄、完全に損害賠償に当てて、もうこれ以上は何も有りません。となって初めて、国民負担を検討するのが筋ってもんだ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

福島原発、10ヶ所以上から水漏れ

2011-06-11 03:38:10 | ニュース
東京電力は10日、福島第一原発の高濃度汚染水から放射性物質を取り除く浄化装置で、弁や配管の接続部等、10ヶ所以上に微量の水漏れが見付かったと発表した。
11日にも補修を終えて試運転を開始する予定だが、試運転に5~7日程度は必要な事から、15日を目標とする本格稼働も遅れる可能性がある。
同原発には既に10万トン以上の汚染水が溜まっており、浄化装置が稼働しない場合は、今月末にも海などの外部に流出する恐れがあると言う。

大量の放射能汚染水を放出したり、流出させたり御苦労な事で、今回は水漏れ、しかも10ヶ所以上ってアナタ、水芸してるんじゃ無いんだから(笑)。って、笑い事では無いけど、もう笑うしかないよ。
青森県に六ヶ所村って有るが、こっちは10ヶ所だよ、数が多い方が勝ちなのか?。とか、言っている場合じゃないよ、本当に。
そう言えば、六ヶ所村にも核燃料の再処理工場が有るな、原発繋がりじゃねえか、だったらこっちも名前を変えて10ヶ所村にしろよ。。

もう冗談じゃないよ、日本の原発技術は世界最先端とか言われているが、おがくずと新聞紙と入浴剤でも書いたけど、こんなんで大丈夫なのかね。
汚染水がダダ漏れする前に、多い日でも安心のナプキン付けて、その上からオシメでも着用させて、それでも駄目なら水漏れ甲介(古い?)を呼んで対処させろよ。って話。
何でも良いから、これ以上、汚染水を垂れ流すのは止めて欲しい訳だが、福島第一原発が抱える問題は汚染水だけでは無くて、相変わらず核燃料は制御不能だし、放射能はあっちこっちにバラ撒き続けるし、もういい加減に勘弁して貰いたいもんだ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

ソフトバンクが基地局に巨額投資

2011-06-11 00:17:11 | ニュース
事業規模の拡大に反比例するかの様に、髪の毛の質、量、共に縮小傾向が続き、髪の毛と言う資源が間違い無く少なくなって来た。と、言われている孫正義。
その孫正義社長が率いるソフトバンクモバイルが来年度末迄に、停電時も24時間以上稼働する携帯電話基地局を2200カ所新設する事が7日、判明した。
NTTドコモも同様の無停電基地局を1900局に拡大するが、ソフトバンクはそれを上回る規模。

ソフトバンクは東日本大震災で、ドコモやKDDIに比べて基地局やネットワークの復旧作業が遅れ、通信設備の脆弱さが指摘されており、孫社長は5月の決算発表の際、「2年で1兆円を投資する」と宣言し、2社に比べて見劣りするネットワーク設備を抜本強化する事にした。
震災後、携帯電話各社は、災害対策を強化した新たなネットワーク構築計画を打ち出しており、ドコモは今年度約200億円の設備投資を追加する予定だが、ソフトバンクは総額1兆円の大型投資で対抗する。

また、震災後の携帯電話の通信障害を迅速に復旧する為、気球を使った基地局を開発し、早ければ来年度中にも実用化する見込み。
独立行政法人の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協力し、共同開発して来年3月にも実証実験を行う予定。
東日本大震災では、携帯電話事業者の基地局や通信回線が広範囲に障害を受け、現在も復旧作業が続いている。
ソフトバンクは電力供給が途絶えても24時間以上稼働できる基地局2200カ所を新設する計画だが、気球基地局は設備復旧が遅れる地域で活用する。

気球基地局は、地上100メートルの上空にアンテナ等を備えた気球を上げ、地上の電源車と通信回線で繋いで稼働する。
鉄塔の上にアンテナを備え付けた通常の基地局は高さが20~50メートル程度で、通信エリアの半径は3~6キロメートル。
気球基地局は半径が15キロメートルで、2.5~5倍に広がる。
ただ、稼働性能が天候に左右される為、軽量化や通信品質の安定等に付いて検証すると言う。

総額1兆円の大型投資と言う事で、孫社長の残り少なくなった髪の毛、その全て吹き飛ばさんばかりの勢いと言うか、意気込みを感じる訳だが、元々ソフトバンクの電波状態は、他の携帯キャリアに比べて繋がりにくいと言われているから、それを補う為の投資だな。
髪の毛の話ついでに言えば、御存知の方も多いだろうが、孫社長は昔、長髪だったんだけど、何をイメージして髪の毛を伸ばしていたのか不明だが、物凄く似合わないヘアスタイルをしていた訳だ。

孫社長自身は木村拓哉を意識していたのかも知らないけど、実際には髪の毛が海苔をくっ付けたみたいな感じで、どう見ても武田鉄矢(笑)。
昔、知人にアフロヘアをしている人が居て、本人は松田優作をイメージしているのだろうけど、周りからは笑福亭鶴瓶とか、つのだひろって言われていたのだが、同じ様なもんか(笑)。
まぁ、あれだ。髪の毛の話は、これ位にして基地局の話に戻す。

気球基地局がどの程度、使えるのかは未知数では有るが、ソフトバンクが基地局にカネを掛けて整備し、電波状態が充実すれば、今までソフトバンクの電波状態を懸念していたユーザーも、選択肢が増える事になるのでプラスだわな。
まぁ、今後に期待と言う事なんだが、所で、孫社長の義援金100億円の話はどうなったんだ?。
そっちの方も気になる訳だ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】