ネッタイムス・ブログ

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ギリシャの財政破綻は他人事では無い

2011-06-17 18:54:35 | ニュース
財政の粉飾が発覚し、市場から国家としての信用と信頼を失ったギリシャの財政再建が難航している。
ギリシャのパパンドレウ首相は15日、欧州連合(EU)等の融資条件である緊縮策を実行する為、自らの辞任を条件にして、最大野党との大連立を働き掛けたが不調に終わり、実質的には既に財政破綻状態と言われているギリシャのデフォルト(債務不履行)は必死との見方が強い。
国家が財政破綻の危機的状況なのにギリシャ国民は、政府の緊縮策である公務員給与削減、国有資産売却等に不満を示してゼネストやデモをする等、国家破綻に対して現実離れした行動を取り、完全に思考停止状態。

この為、首相は挙国一致体制を築こうと、最大野党の新民主主義党に大連立を持ち掛け、緊縮策等の財政再建に道筋を付けたい考えだったのだが不調に終わり、その打開策として内閣改造に踏み切り、議会に信任投票を求めるらしいのだが、これでは何の解決策にもならない。
国の破綻を回避する為の挙国一致の体制が、あえなく拒否された背景には、国の緊縮策に反対する国民世論を追い風にして、与党を追い込もうとする野党の思惑がある。

国の破綻を避ける為の改革を、国民と野党が拒否しているのだから話にならない訳で、もはや国家としての体を成していないと言えるのではないか?。
にっちもさっちも行かなくなったギリシャの頼みの綱はEUなのだが、ギリシャの緊縮策を前提にして、EUと国際通貨基金から融資を受ける事で合意している訳だ。
昨年5月、総額1100億ユーロ(約12兆6000億円)の融資を受ける事で合意しているが、ギリシャの財政再建は一向に進まず、その辺を有耶無耶にして融資は実行されていた。

来月始めに5回目となる120億ユーロの融資条件が緊縮策なのだが、ギリシャの財政再建に進展が見られないままでの融資には、EU加盟国からも不満が燻っている。
と言っても、ギリシャがデフォルトに陥ればアイルランドやポルトガルの国債も暴落し、国債を保有する金融機関に信用不安が一気に拡大しかねないと言う現実に直面する為、今回も有耶無耶のまま融資が実行されるのだろうが、これでは又しても、その場凌ぎに問題を先送りするだけだ。

公務員優遇で役人天国と言われているギリシャなのだが、何処かの国も同じ様な話を聞く、そう、世界一公務員給与が高いと言われている日本も同じ。
日本の地方自治体に目を向ければ、税収だけでは公務員の人件費を賄えず、地方交付税や地方債を使って誤魔化している状態。
本来ならば公共事業に回ったり、地方経済の活性化に使われる筈のカネが、公務員の人件費に充てられている現実を見れば、ギリシャの事は他人事とは思えない。
人の振り見て我が振り直せ。と言う事で、日本も真剣に考えるべきだろう。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

東京電力、連結総資産の概要

2011-06-17 14:14:25 | 様々な話題
東京電力の福島第一原発事故によって、巨額の損害賠償が発生する訳だが、その財源を巡る参考資料として、東電の連結総資産を記してみる。
東電の連結総資産は2011年3月期末で何と14兆7903億円も有る。

その概要だが、東電の貸借対照表には、発電所や送電設備、関連会社等の電力事業用固定資産(※1)が7兆6054億円、不動産等、その他の固定資産(※2)が5194億円、保有株式等の長期投資が4916億円、現預金が2兆2482億円、その他3兆9257億円で資産合計14兆7903億円となっている。

「資産の部」
固定資産(※1) 7兆6054億円
固定資産(※2)   5194億円
長期投資     4916億円
現預金     2兆2482億円
その他     3兆9257億円
資産合計   14兆7903億円

「負債・資本の部」
社債      4兆9745億円
借入金     4兆0494億円
その他     4兆2083億円
自己資本    1兆5581億円
負債資本合計 14兆7903億円

以上。

関連エントリ
東電の売却資産は約8兆円も有る

【ネッタイムス・東坊京門・作】

民主党の高橋、公務前に飲酒とセクハラ

2011-06-17 01:18:41 | ニュース
民主党の高橋千秋外務副大臣(参院三重選挙区)が、東日本大震災発生2日後の3月13日夜、公務前に東京・銀座で、外務省所管団体の20代の女性職員と飲酒をしていた事が発覚、松本剛明外相は高橋を厳重注意した。
震災後、外務省の副大臣らは順番で省内に泊まり勤務をしていたが、高橋は自分の当番が始まる13日午後11時の直前まで飲酒していた。
16日発売の週刊新潮によれば、高橋は2軒目の店でワインを2本空け、その間、女性の足や尻、腰、胸をしきりにタッチしたり、キスを迫ったと言う。

高橋は「セクハラの事実は無いが、公務前に飲酒したのは事実で猛省している」と釈明した。
その上で、「酒は強い方なので職務に影響が出る飲み方はしていないつもりだ」とも述べた。
自分の進退に付いては「引き続き職務を全うしたい」と語り、引責辞任を否定した。
高橋は2000年の参院補選で初当選し現在は3期目で、震災前日の3月10日に副大臣に就任している。

高橋千秋とは余り聞かない名前だったが、これで「セクハラ高橋」とか「飲酒副大臣」と言われ、知名度がアップした訳だな。
高橋は外務副大臣で、女性は外務省の関連団体だから、セクハラと言うか、パワハラの可能性が高い、副大臣に迫られたら断りにくいだろうしね。
しかし、高橋の「酒は強い方なので職務に影響が出る飲み方はしていないつもりだ」と言うのを聞くと、飲酒運転で捕まったドライバーみたいで始末が悪い言い訳だわな。

別にアンタが酒に強いか弱いかなんざ関係無いっつうの、公務の前に飲酒したら駄目だろうと言う話なんだから。
高橋は、こんな間抜けな言い訳しか思い付かないのかね?、しかも、震災発生2日後の3月13日夜なんだから、呆れて物も言えないな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】