ネッタイムス・ブログ

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おがくずと新聞紙と入浴剤

2011-04-05 17:28:50 | 様々な話題
福島第一原発2号機取水口付近にある作業用の穴(ピット)に発生した亀裂から、海に流出する高濃度の放射性物質を含んだ汚染水の勢いが止まらない。
汚染水のダダ漏れを止める為に東電は3日、化学物質ポリマー(吸水樹脂)を上流に投入したの訳だ。
ポリマーとは簡単に言えば、水をどんどん吸い込んで膨らむ物質であり、紙おむつや保冷剤、園芸用の保水材、携帯用トイレ等に使われ、水が無い時には体積が小さくサラサラした粉状なのだが、水を含むと膨らんで行って水をどんどん吸収し、最終的にゼリーみたいに固まる。
3日には8キログラム分のポリマーの他、水を含ませる為、おがくず60キロや新聞紙を投入したのだが、汚染水の海への流出は止まらなかったのだ。

おいおい、ポリマーは判るが「おがくず」や「新聞紙」とは、何と原始的な遣り方なのだろう(笑)、原子力とは原始的なものなのだな(笑)って笑い事では無いんだけどね。
日本の原発って、最先端の科学技術を集めて運営されおり、安全性は高いと言う触れ込みだった筈だが、「おがくず」とか「新聞紙」って何よ?。
まぁ、専門家が色々と考えての策なのだろうと思うのだが、「おがくず」「新聞紙」と来て、次はどんな手を打つのかと思っていたら、今度は何と「乳白色の粉末入浴剤」13キロを投入したのだ。

「入浴剤」ですよ「入浴剤」、腰痛には薬用入浴剤がよく効くわい。って、近所の爺さんが言うとりました。しかし、入浴剤を入れてピットの亀裂を4時間注視したが、汚染水は白濁しなかったと言う。
入浴剤は近所の爺さんの腰痛には効いたが、流出する汚染水には効果が無かった様だな(笑)。って笑っている場合では無いんだけどね。
「ポリマー」「おがくず」「新聞紙」「入浴剤」と次々に打つ手が失敗した訳だが、こうなれば「固めるテンプル」を投入してみたらどうか?。
ポリマーと固めるテンプルを使えば、汚染水がゼリーみたいに固まって良い感じになるのでは?。

それでも駄目なら「増えるワカメちゃん」を入れてみたら良いよ、放射線の排出には納豆と味噌汁でも書いたのだが、放射線の排出にはヨード(ヨウ素)が良いので「増えるワカメちゃん」は最適だわな、どうせなら入浴剤の代わりに「味噌」を大量に海に放出すれば、海全体がワカメの味噌汁になって更に放射線の排出には効果的だな。
次いでに、風評被害で売れなくなった野菜も海に放出すれば、野菜の処理も出来て一石二鳥で尚の事オッケー、そして海に「具だくさんの味噌汁」が登場と言う冗談みたいな事が起きて、話のネタにもなる(笑)。

まさか、こんな話をブログのエントリで書く事になるとは、一ヶ月前には考えもしなかったのだが、原発関連の現実問題として起こっている訳だ。
東電は、汚染水の更なる拡散を防ぐ為、取水口前に巨大なカーテン設置計画を明かした。
設置するのは「シルトフェンス」と呼ばれ、海面の浮きから下部に重りの付いたカーテンを海底まで吊り下げるらしいが、効果は計算出来ないと言う。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】