goo blog サービス終了のお知らせ 

レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

ケガの功名・・・Nikon COOLPIX L21

2011-03-01 18:45:56 | 寸評
ひきつづきL21の話。画像はそのL21購入直後に撮った神戸三田プレミアムアウトレットの風景です。

ここで言いたいことは、家に帰るまでガマンできずにその場で箱を開けてしまったボクのお子様っぷり・・・ではなく、このとき入れたアルカリ乾電池(セット同梱品)が、ひと月以上経った今も全然減ってない、という事実です。

ここまでのカット数は約150コマ。ボクの場合フラッシュをほとんど使わないので、減りが少なくても不思議じゃないんですが、にしても電池そのものが安いし、ずっと入れっぱなしってことを考えると大したもんだと思います。ちなみに仕様によればアルカリ乾電池使用時で約280コマ、ニッケル水素電池なら約500コマ、十分すぎるほどのスタミナっぷりです。

・・・ここでいつか見た話の繰り返しになるんですが、よくよく考えれば「電池が持たなきゃおかしい機種」ではあるんですよね。液晶小さいし荒いし、CCDも小さいし、手ブレ補正は非光学式だし・・・フラッシュさえ焚かなきゃ電池食う要素なんてどっこもない。結局すべてがそこに行き着くのです、この機種は。

やれることはやる・・・Nikon COOLPIX L21

2011-02-20 19:01:24 | 寸評
前回はL21の非力さについて散々書き散らしましたが、もうひとつ、決定的に力の足りないところがあります。それはワイド端が狭いところ。今どき41mmって・・・今ほど28mmデフォルトが浸透してなかった頃でも、37~38mmあたりの機種は「ワイド端がやや物足りない」なんてレビューでよく書かれていたのに・・・知らずに買った方はお気の毒としかいいようがない。ボクはご覧のとおり、お店で食べたものを撮る事がとても多いのですが、41mmで膳全体を撮ろうとすると軽く腰が浮きます。だからこのように一品毎に撮っているわけです。

しかし安いレンズで無理矢理ワイド端を広げて周辺が流れたり歪んだりするくらいならこれでいいとも思うし、逆に広角レンズを入れて価格が上がると位置付けがわかんなくなります。身の丈にあった仕様と言えるかもしれません。

というように何かと制約の多いL21ではありますが、その割に気に入って持ち歩いている理由は、ひとつは前述したとおり「小さい」ということもありますが、そもそも「写り」自体はそこそこ良い、というのがあります。発色のクセは少ないし、値段からしてもっと眠たい感じになるのかと思いきや、意外と切れとか立体感とか出ます。画質的にも、与えられた能力でやれることはやっているという感じがあって気に入ってます。スペックが豪華な割に写りに反映しない機種というのも少なからずありますから、逆にこういうの面白いです。

逆流デジカメ②・・・Nikon COOLPIX L21

2011-02-18 23:41:23 | 寸評
ちなみに1つ前で話題にした「先回りで買った機種」ってこれのことじゃありません。じゃあ今年に入っていったい何台買ってんだって話ですが・・・

先日ドライブで神戸三田プレミアムアウトレットに久々に行ったところ、お約束のニコンダイレクトで COOLPIX L21 が安く出ていましたのでつい買っちゃいました。

「安く」と言いましたが、最初から安くて然るべき機種ではあります。昨年の2月に発表された機種なのに、画素数はまさかのアンダー10メガ(有効8.0メガ)、液晶は2.5インチ、しかも電源は汎用の単3電池。同時期の他社エントリークラス機種と比べてもさらに一段階落ちのスペック・・・発売当初の実勢価格がいくらくらいだったか覚えていませんが、ニコンさんに失礼を承知で言えば「9,800円でも高い」機種です。だから購入動機は値段じゃありません。冷やかしのつもりで試し撮りをさせてもらったのが良くなかった・・・貧弱スペックが故のこの機種の最大の美点「乾電池で動くのにとても小さい!」に気づいてしまったのです。

単3乾電池駆動のデジカメは、4~5年くらい前まではどんどん小型、軽量化が進んでいました。4本必要だった電池が2本で済むようになり、部品もどんどん技術が進み・・・過去カメラ企画で取り上げた、同じNikonの5600なんてほんと小さかったんです。それが、液晶の大型化が進むとともに今度はピーク時から徐々に大きくなりはじめ、今はどの機種も「これ以上は小さくなれないんですボク」という感じで味気ないサイズの機種ばかりになってしまいました。きっとメーカーには小さくできる技術力はあるんでしょうが、今や安くないと売れない単3機種にその技術力や開発費は投じられないんでしょうね。

話がずいぶん脱線しましたが、そんなご時勢にこのL21は、休眠在庫の寄せ集めとしか思えないその部品群(特に液晶の小ささ)が効いて、往年の機種を彷彿とさせるコンパクトさ。いや、スペック的には完全に2~3年前の機種ですから、これで大きかったら何しに出てきたん?てことにはなるんでしょうが・・・そんな機種をぬけぬけと今売っているという開き直りっぷりに逆に感動したこともあって「中古を買った」ぐらいの感覚で使っている今日この頃です。

逆流デジカメ・・・CANON PowerShot A3100IS

2011-01-13 23:37:14 | 寸評
気に入っていたEXILIM Z550、実は年末に母親に献上しました。「使わずに転がしてるのがあるんならどれかよこしなさい」と言われたものの、あらためて見渡せば癖のある機種ばかり・・・初心者が使えばダメ画像量産は明白です。親父に「またガラクタよこしやがって」と言われるのもシャクなので、一番信用できそうってことで思い切って。そもそもピンクだったし、女性に渡るべくして渡ったかなと。予備バッテリーまで付けて大奮発でしたが、果たしてまともに撮ってるのかどうか・・・

前置きが長くなりましたが、その後継たる普段使い機種として最近持ち歩いてるのが、キヤノンの PowerShot A3100IS です。

このA3100IS、ちょっと存在意義を図りかねる機種ではあります。パワーショットA系のラインは(A400系とかA700系とかの支流はさておき)代々、光学ファインダーと単3電源を継承し「名のIXY」に対する「実のパワーショット」という位置づけで来ていたはずなのに、光学ファインダーは省かれ、電源は専用充電池に取って替わり、この系統の特色をほとんど失ってしまいました。残ったのはよりにもよって「もっさりした外観」のみ。せっかく特色を放棄して薄型充電池が載った割にぜんぜん小さくなってない・・・ま、金型の使い回しという生々しい事情なんでしょうが、ここまでくるともはや笑えます。DIGICも前機種(A1100IS)の4から3に後退してるし、なんだか2年前の機種を復刻発売しているような気さえしました。

ところがボクときたらこういう機種こそ大好物でして。売り場でひと目みたときからその無意味な存在感と「きっと誰も注目しないんだろうな」という物哀しさに引かれ「いつか買う」と心に決めていた次第です。Z550を飽きずに使っていたこともあってしばらくは静観してましたが、年末商戦でいきなり1万円を割り込んできて、我慢できずに買ってしまいました。

純粋にカメラ単体で見た場合、そんなに悪い機種でもないです。むしろ値段比で考えれば十分すぎるくらい。WBの外さなさ加減はさすがキヤノンだと思うし、手振れ補正もそこそこ仕事してるし。高感度画質が現行他機種と比べるとちょっと頼りないけど、キヤノン(というかDIGIC3)はそんなもんだと思っていたので大して気にならないです。レンズがまあまあ明るい(F2.7)ことだし、手振れ補正と併用でなんとか感度を上げずに耐える方向でやってます。

まだまだ常用・・・CASIO EXILIM EX-Z550

2010-10-06 23:37:25 | 寸評
本来ならば今頃は秋冬モデルに押し出された型落ち機種のサルベージ狙いで、暇さえあればキタムラか電気屋に通いつめるところですが、EX-Z550を思いのほか気に入ってしまったため、次の一台への欲があんまりない状況です。ボク的にはこれは相当めずらしいことです。

唯一の取り柄である「明るめのレンズ」の活かし方もつかめてきました。全然難しくありません、ISOを64か100固定にしちゃうだけです。こんな簡単なことが今の今まで実践できなかったのは、ここ最近、安くて暗いレンズの機種ばかり使ってきたから。こんなカメラでISO手動固定になんかしてると、日が陰るともうブレる、室内だともうブレる・・・イチイチ設定メンドクサイ。結果、もうオートでいいやオートで、ということになるわけです。

そこへ持ってきてF2.6、64固定で蛍光灯下の室内でも1/6ぐらいまでは稼いでくれます。あとは「しっかり構え」と「手ブレ補正(基本的にCCDシフト勢にはあんまり期待してないんだけど、思ったよりは効く)」で何とかしますよって感じ。前もちょっと書きましたが、増感がいささか守備的で、放っておくとすぐ800とか持ってっちゃうんで(まあボク的には800までは全然許容範囲の画質ではあるんですが・・・)とにかく最低感度で我慢できるとこまで我慢するってのが結論です。

秋モデルには直属の後継機と思しき機種が出ませんでした。というかどう考えても人気なさそうなんで、もう出ないかも知れませんが。そんなこともあって、もう少し長く付き合うことになりそうです。