レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

こんなカメラを使ってました[15]FUJIFILM FinePix F40fd

2011-12-29 22:48:18 | こんなカメラを使ってました
中古機種名:FUJIFILM FinePix F40fd
画素数:有効830万画素
使用時期:2007年頃
中古購入お勧め度:70点(当時の評判はともかく、ボクは気に入ってました)

先代にあたるF31fdの出来があまりに良すぎたため、何かと比較され、何かとガッカリされてしまった機種です。

まず、Fシリーズの最大のウリである高感度低ノイズは画素数を敢えて抑える事で実現していたのに、市場の動向からして止むを得ないとはいえ、うっかり画素数を上げてしまったばっかりに、先代までのように「恐ろしいほど低ノイズ」という訳にはいかず、魅力がやや後退してしまいました。そもそも最高感度もISO3200から2000に下がってしまいましたし・・・ほかにも電池が薄型になってしまったために電池寿命がほぼ半減(CIPA値580枚右→300枚)してしまったり、その割にボディ自体はそんなに小さくなっていなかったり、デザインもこじんまりと平凡になってしまったりと、とにかくツッコミどころ満載の機種でした。どうやら海外ではF系の廉価版という位置づけだったみたいで、日本では型番的に後継機の扱いになってしまったのがそもそもの不幸でした。

ボクは当機もF31fdも使ったことがありますが、順番が逆だったため、当時あちこちで書かれていたほどは不満は感じませんでした。まあのちにF31fdを使ったことで「そういうことか」とは思いましたが・・・高感度の画質は確かに期待していた程ではなかったけど、使えないほどひどくもなかったし、電池は300枚も持てば十分。ズームレバーが背面式からシャッター周囲式になったのもボク的にはプラス。そして当時唯一賛否が割れなかった変更点「SDカード対応」ももちろん大歓迎でした。

画質的には、結構トーンが抑え目に出ることが多く、フジにしては落ち着いているという印象。先代までが白飛びにやや弱かった点を踏まえてのチューニングだったんでしょうか。あとは気持ち眠たい感じはあったかも。どっちにしても気になって仕方ない、というレベルの問題ではなく、基本的には安定して綺麗に撮れる機種というイメージでした。そう、単体で見れば割としっかりしたカメラだと思うんですよ。やっぱり出方がアンラッキーでした・・・

こんなカメラを使ってました[14]OLYMPUS μ750

2011-12-02 22:42:34 | こんなカメラを使ってました
中古機種名:OLYMPUS μ750
画素数:有効710万画素
使用時期:2007年頃
中古購入お勧め度:35点(装備は豪華。画質が・・・)

あまりいい思い出はありませんが、印象には残っているので取り上げてみました。オリンパス恐怖症になるきっかけとなった機種です。

当時ちょっとだけ流行っていた、光学5倍(36mm~180mm)の「プチ望遠」機種です。ボクは基本的にテレ端の数字に弱い。いざ買ってみると滅多に使わないにもかかわらず弱い。しかし再三書いているようにデカくて重いのは嫌い。そこでこの「プチ望遠」です。一般的な光学3倍ズーム機と大して変わらない大きさ重さで、よりテレ端が効く・・・どストライクという感じでした。すぐに飛びつきました。

本機の場合、競合他機種と比較しても装備の豪華さでは群を抜いてました。CCDシフト式手振れ補正、高感度(ISO1600)、生活防水、そしてデザイン(楔形の造形は好みが分かれるところですが、ボクはいたくハマりました)・・・開梱のときにあんなにウキウキした機種はそうはないですね。

ところがひとたび使い始めてみるとガッカリすることばかり。まず何を撮ってもボヤッとした画しか出ないし、低感度でもノイズどっさり。逆にノイズ覚悟の結構な暗い場面でも、オートで撮るとなぜかISO200でやせ我慢するためブレまくり、かといって高感度モードで撮ると、悲惨な仕上がりになるにも関わらず威勢よく1600まで感度を跳ね上げる。それ以前に(防水のため仕方が無いとはいえ)シャッターが幾分かたくて根本的にブレやすい。総合すると暗いところでは使いたくない機種。でありながら明るい場面もそこそこ苦手で、あからさまな逆光でなくてもすぐ白飛びしてしまう・・・お手上げでした。どないせえっちゅうねんでした。

ただ、デザインと軽さは本当に気に入ってました。今でも中古屋で見かけると思わず見返してしまうくらいに。今は少しは知恵もついたし、ひょっとしたら当時よりもうちょっと上手に扱えるんじゃなかろうか・・・見かけるたびにそんなこと思ったりします。後継機(こんなに扱いづらいのに世間的には評判が良かったのか、その後2世代も出ている)でも試してみようかな。画質はそれなりに向上したみたいだし。ただデザインが微妙にマイナーチェンジされて、初代ほど引きがないんですよね。まあ、縁があれば。

こんなカメラを使ってました[13]PENTAX Optio M20

2011-09-03 11:10:27 | こんなカメラを使ってました
中古機種名:PENTAX Optio M20
画素数:有効700万画素
使用時期:2007年頃
中古購入お勧め度:55点(味わいのある単3乾電池機種)

この機種は見栄え(画質でなく外観)が結構好きでした。材質的にはボディもボタン類もプラスチックで高級感のかけらもない手触りなんですが、単3乾電池駆動ながら、何となく薄く見える、見せようとしてるデザインに魅力を感じました。具体的には「どうせ嵩張る電池ボックス部分を無理せず出っ張らせて<グリップ>扱い」という単3乾電池機種のお約束に、簡単に屈しなかった感(全く膨らんでない訳じゃありませんが)が妙に気に入ってました。

性能面では、アルカリ乾電池でも十分実用に足る電池持ちの良さがまず長所。ボクのブログにはこの手の機種がやたら出てきますが、実際この手の機種が大好きなんです。いざって時にどこでも電源確保できるというのはやっぱり安心感あります。画質的には価格的限界に逆らわない、やや甘目の仕上がりに出ますが、アッサリとコッテリのちょうど真ん中あたりに落ち着く色乗りなどは結構好きでした。そもそも彩度やシャープネスのカスタマイズなど、カメラ的な事はそれなりに出来たりしました。高感度画質は思ったより実用的。ISO800までは何とか大丈夫でしょう。広角端(38mm)だけはちょっと残念。

そういえばペンタックスもついに単3乾電池駆動の新商品が出なくなってしまいました。採算合わないんでしょうねぇ・・・寂しいことです。

こんなカメラを使ってました[12]CASIO EXILIM EX-Z1050

2011-08-21 17:41:43 | こんなカメラを使ってました
中古機種名:CASIO EXILIM EX-Z1050
画素数:有効1,010万画素
使用時期:2007年頃
中古購入お勧め度:75点(10メガ超だけに今でも実用問題なし。ただし意外と安くなってない)

前のネタがちょうどエクシリムのネタだったのと、世界陸上も近いということでこの機種、この写真を取り上げてみました。4年前の世界陸上・大阪大会の時、道頓堀のカニはこうなってたんですねぇ・・・

コンデジとして初めて1,000万画素の壁を破った(?確かそうだったはず。違ってたかな・・・)EX-Z1000の、型番的には後継機ですが、実質は廉価版です。液晶とかスペックダウンしてる部分もあったりするし、同じ有効1,010万画素とはいえCCDも別物だし、生産ラインが根本的に違った感じですね。別に1,000万画素に興味があったわけじゃありませんが、大きめのCCD(当機は1/1.75インチ)搭載機種は当時どれもでかくて重くて高いハイエンド機ばかりだったところに、当機の小ささ軽さ、そして安さは出色だったので、「安い大型CCD機」として買ってみました。それにしてもこのブログには「廉価」という言葉が頻発しますね・・・

写りについてはさすがという感じで、当時の手持ちの他機種とは光源耐性だとかレンジだとか色乗りだとか、総じて一味違う印象でした。の割にそこそこ軽く、「手軽に高画質」を合言葉に一時どこにでも持ち歩いてました。他の機能としては連写が面白かったですね。サイズは2メガ固定で感度も上がりますが、7枚/秒で無制限の連写は当時としてはなかなか強力でした。スタミナも十分で、ボクが買ったにしては珍しく、穴の少ない万能機でした。ちなみに手放すまでただの一度も10メガで撮ったことはありません。

結構気に入っていたんで、何で手放したんだろうと思い出してみたんですが、たぶん別の何かが欲しくなって、手持ちの中では一番金になったという理由だったような気が・・・今でも十分常用に耐えうる機種なので、中古屋で状態のいいのがあれば買い戻そうかなぁなんて思ってはいますが、未だに結構いい値段が付いていることが多く、踏ん切りがつきません。やはり今の中古市場は画素数で値段が決まっていることを再認識。

こんなカメラを使ってました[11]SONY Cyber-Shot DSC-W30

2011-02-21 22:15:45 | こんなカメラを使ってました
中古機種名:SONY Cyber-Shot DSC-W30
画素数:有効600万画素
使用時期:2006年頃
中古購入お勧め度:65点(現行のNP-BG1バッテリーが使えるスタミナ機)

前回のF455と入れ替えで持つようになった普段使い用の小型機です。

当時のソニーのラインアップでは唯一と言っていい「安いサイバーショット」であることがウリとなり、これといって取り得がない割にけっこう売れた機種です。光学ファインダーが一応正統派志向だったWシリーズの名残でしょうか。そのかわりってことでもないんでしょうが、当時のレビューでも「物足りない」とされていた2.0インチ・85,000ドットの小さく粗い液晶モニターが最大の弱点です。

逆に最大の長所はカタログ値で400枚のスタミナ。これに関しては頼もしかったです実際。小さくて軽くてよく持つので、旅行の共として欠かせない機種として重用していました。そういえば現在ではあまり珍しくなくなりましたが、内臓メモリを30MB積んでいるのも重宝しました。レスポンスも必要十分といった感じで、全体的に小気味良いといった印象の機種でした。画質的にはいかにもソニーといった感じで、アッサリすぎるくらいの自然な色乗り。解像感とかはまずまず悪くない感じ。ただし、高感度(「当時としては」高いISO1000)を売りのひとつとしてましたが、これは正直400より上は使い物になりません。

中古屋巡りをしてると大体いつも1台くらいは目にしますが、なぜかやたらと「傷モノ」ばかりなのは、プラスチッキーなボディのせいか、あるいはみなさんボクと同じで、カバンやポッケに放り込んであちこち連れ回った結果なのか・・・今あえて買って試してみるほどの機種でもありませんが、スタミナ源であるバッテリー「NP-BG1」は今春モデルのDSC-HX7Vあたりにも採用されているれっきとした現行製品なので、値段によっては「中古のNP-BG1におまけでデジカメ本体が付いてくる」と思って買ってみるのもいいかも知れません・・・