レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

ハーフマラソン楽しい

2023-03-31 22:23:06 | マラソン・ランニング
先月の丸亀国際ハーフマラソンに続いて、先日、大阪の淀川河川敷までハーフマラソン走りに行ってきました。結果は自分としてはまずまず、丸亀の借りを少し取り返せたかなと思います。

当ブログでは「おかやまマラソン」のことを多く書いていますが、今回の淀川でハーフマラソンは5回目、実のところフルマラソンより多く走っています。ハーフマラソン、楽しいです。

フルマラソンというか「おかやまマラソン」は県内のランナーにとっての最大のイベントであることは間違いないのですが、自分のような不摂生・走り込み不足の者にとっての42.195kmは相当な覚悟が要る距離です。本番1〜2ヶ月前はひたすら練習の距離を増やして追い込み。だからこそ達成感も格別なのですが、同じテンションで何度も追い込み掛けることはちょっと考えられない。故にシーズンに何回も走れない。

そこでハーフマラソンです。僕にとっては普段の練習の積み上げで対応できるギリギリの距離。逆にいえば5km10kmと違って、練習不足だとごまかしながらでは走りきれない距離。そしてレース自体のサイズ感が絶妙で、大会のために県外に足を伸ばしてもいいと思える距離です。自分のペースは女子のフルマラソンのタイムといい勝負なので、給水取って、集団ついて、抜いて抜かれて、頑張れば最後まで足を止めず走れて、フルマラソンの疑似体験としての面白さがあります。疑似じゃないフルマラソンに出た者が言うことじゃありませんが。

各地の大会もほぼ元どおりになってきてますし、これからも楽しそうなハーフの大会があれば、どしどし遠征していきたいです。

おかやまマラソン 苦しい時のオリックス

2022-12-30 22:45:58 | マラソン・ランニング
年の瀬、もうひと月以上経ちますが、今年のおかやまマラソンで印象的だった出来事をもうひとつだけ。それは、3年前の験を担いで、オリックスのロゴシャツを着て走ったところ「オリックス頑張れ〜」「優勝おめでとう!」「日本一おめでとうございます!」などと、何度となく声を掛けられたことです。

レプリカユニと違って、胸に<Bs>のロゴが入ってるだけのトレーニングシャツで、ぱっと見オリックスグッズとは分かりにくいはずですが、3年前には気付いた人はほぼ皆無でしたから、この2年のオリックスの大躍進を身を持って感じる出来事でした。いやぁ本当に嬉しかったですね。自分が何を成し遂げた訳でもないのに、大変誇らしい気持ちになりました。頂点を極めた選手の皆さんにあらためて感謝です。

おかやまマラソンはもともと沿道の声援が熱く、いつも励みになるのですが、ピンポイントで自分に掛けていただける言葉は格別で、苦しい時にとても力になりました。同時に、これだけ励ましてもらってリタイアする訳にはいかないと気合も入りました。

ちなみに画像のリストバンドも着けて走ったのですが、ご覧のとおり去年・2021年のパ・リーグ優勝時のものです。本当は今年・2022年版を着けて走るつもりだったのですが、残念ながら大会当日までに届きませんでした。今年のリーグ優勝版は大会後に届き、日本一版は年明けになる様子・・・まぁ2021年版もここまで着けて走る機会がなかったので、順番でと思うことにします。来年は出られる大会も増えそうですし、その時の楽しみにしておきます。

おかやまマラソン 雨のち晴れ

2022-11-20 21:25:17 | マラソン・ランニング
3年振りに開催されたおかやまマラソン2022、無事、でもないけど完走。自分の結果はさておき、走れたことがまず有り難いことです。大会関係者の皆様、ボランティアの皆様には本当に感謝です。

さて中身はというと、3年振りのフルマラソンというだけでも不安なのに、雨の中で走るという未体験の要素も重なり、心身ともに上手く制御できず、内容は散々なもの。いろんな意味でギリギリでしたが、何とかゴールに辿り着くことができました。

過去2回の完走経験から、中間点まで2時間30分台、30km地点まで4時間以内で入って、あとは余力と惰性、という粗いプランを立ててはいました。実際、国道30号に出てから折り返し地点までくらいまでは自分なりに割と調子がよく、中間点の通過は狙いどおりのタイムでした。雨に関しては、この時点まではむしろ恵みの雨だと思っていたくらいです。強い雨ではなく、また風もあまり吹かなかったため、これくらいの降りなら暑くなるよりはこっちのほうがいいかなと。

それが25kmを過ぎたあたりから様子がおかしくなり、3年前よりも足のダメージが深刻だと自覚してから、一気に余裕が無くなりました。濡れた路面にグリップが滑っている感覚はずっとあり、また水たまりを避けるため蛇行を繰り返していたこともあり、細かい疲労が蓄積していたんでしょうか。あるいはそれまで着てたレインポンチョを脱いだのも、体温に影響あったかもしれません。30kmまでは無理やり帳尻を合わせ、理論上は残り2時間で12km、1時間で6km進めばゴールできるという所まで持ってきましたが、今にも止まりそうな足の状態を思うと、全く安心することができませんでした。

岡南大橋を渡りきって旭川の土手沿いに移ってからは、足の機嫌を伺いながら、固まりそうな気配がしたら回復するまで歩く、の繰り返し。前半のタイムの貯金を吐き出しまくる展開に、安全圏という意識は全くなく、心理的にはずっと綱渡り。岡山城が見えて39.3km関門を抜けたあたりで、やっと「何とかなるかも」と思えてきました。幸いだったのは、4時間過ぎたあたりから晴れてきたこと。雨のまま体温奪われ続けてたら、本当に両足硬直してたかもしれません。ゴール直前は既に精根尽き果ててる状態でしたが、悪いなりにこのタイムだけは切っておこうというターゲット目指して最後だけ振り絞りました。

ユルいはずの自己ベストにも遠く及ばない結果で、内容だけ見れば大失敗ですが、完走の達成感はやはりいいものです。しかも3年待った分だけ喜びも格別。ああまた味わえたなと。願わくは来年も味わいたいものです。当たればですが。

出場1度、のちコロナ

2020-12-31 21:15:43 | マラソン・ランニング
2020年も終わりになって謎の連投をしていますが、最後の最後にランニング関連の話を。

別に自分に限ったことじゃありませんが、今年は出場したかった大会がことごとく中止になり、走れた大会はただ一つ、緊急事態宣言直前に開催された丸亀国際ハーフマラソンのみ。・・・とはいえ、のちに名古屋ウィメンズで快走する一山選手の走りを生で見られたのは幸運。

おかやまマラソン(今年も懲りずに応募)も早々に中止が決まり、何をモチベーションに日々走ろうかという状況でしたが、年初にぼんやりと考えていた「年間総走行距離を更新したい」という思いを唯一の目標と定めました。年末の多忙で頓挫しかかりましたが、この年末休みで無理やり追い上げて、記録更新、さらにキリ良き距離数(威張るほどの距離でもないので明記しませんが)に到達しました。これも本日(大晦日)滑り込みでの達成です。

2021年も今の感じだと大会開催は難しそうですが、差し当たっては今年を上回ることを目標に走り続けようかとは思います。ひたすら距離のみにこだわっているため、強度が低すぎて脚と心肺が劣化する一方なのは気にはなりますが・・・

おかやまマラソン 自己ベスト

2019-11-17 20:02:58 | マラソン・ランニング
おかやまマラソン2019、なんとか完走。2年前のタイムをちょこっとだけ更新。

今回は第5回の記念大会で、自分にとってはちょうど10回目の大会(10km、ハーフ含めて)で、しかも昨年がリタイアで、と諸々あって、何が何でも完走したかったのでホッとしました。以下、覚え書き。


・スタート前
よりによって大会直前になって腰の調子が悪い(今まで腰やったことなかったのに・・・)。受付のあと急きょ整骨院に駆け込み、突貫施術を施してもらう。サポーターもして臨むが不安がいっぱい。足つっても終了のうえ、腰ゆわしても終了という状況にナーバスになるが、スタートゾーンに並ぶと、香川からきたというベテランランナーにスタート時間を聞かれたのを皮切りに会話が弾む。写真撮ってあげたり、丸亀ハーフに出るのかと聞かれたり(実はエントリーしてる)・・・足を溜めて後半ゴボウ抜きするのが快感だから前半はゆっくりキロ7分でいいんだ、と言われたが、キロ7分は自分にとってはゆっくりではない。でも緊張はほぐれた。

・5km地点前後
スタート直後は渋滞でまともに走れないのはいいとして、市役所筋まで来てもペースが上がらない。体が起きていない感じ。そういえば昨年もこの辺でこんな感じだった。昨年はここから無理やり目標ペースに上げた記憶があるが、今年は無理をしないことに。腰のこともあるし、無理をすると昨年のブレーキの二の舞かもと思ったので。生意気にも昨年パスした最初の給水を今年はしっかりとる。今年は全部の給水に立ち寄ると決めていた。

・10km前後
市役所を左折してから国道30号にかけての道は普段からよく通る道。そして30号は近所であり、練習でいつも走っている道。国道2号との交差点直後にあるアップダウンを除けばしばらくはほぼ平坦な道でもあり、距離感もつかめてるので、このあたりは貯金のしどころ。幸いようやく体も動き始め、いつもの練習のペースに落ち着く。30号に出ると妻子やご近所さんの応援があり、リスタートの気分に。

・15km前後
昨年はこの辺りで足つりを起こしていたが今年は順調。しかし足の指がどうにも痛い。倉敷川の橋の手前で一度止まって靴を脱ぐと、水ぶくれが複数個所にできていた。スタート前にもらった絆創膏を貼ってみるが気休めにもならない。腰と足つりだけでも気が気でないのに指までとはつくづく軟弱な我が身よ。措置してどうなるもんでもないので取り敢えずそのまま進む。

・中間点~25km前後
中間点の一応の目標よりは数分遅れたが、足自体には余力があったので焦りはあまりない。ここから南区役所あたりまでは道幅狭く景色寂しく、しかし気温は上昇と毎年つらいイメージがあるが、今年は割と淡々と抜けることが出来た。ただ25.4キロ関門のあたりから足は少しピキピキし始める。

・30km前後、岡南大橋手前
ここらは平坦で道幅広く、集団も既にほぐれているので走りやすいゾーン。2年前の経験上、家族親戚が待つ26km地点周辺、その先、岡南大橋手前の30km地点くらいまで頑張って走れば目途が立つと思い、実質最後の力を振り絞る。その途中、27km付近でコースの真ん中に妙な人だかりができていたので近づいてみると、なんとレースを諦めた有森裕子さんがこちら向きに立って後続のランナーとハイタッチをしている!「私はダメ~、みんなは桃のメダル持って帰って~」と声をかけながら。この状況でなおランナーを励ます姿勢に頭が下がる。自分もハイタッチさせていただいた。あれだけの方でも一歩間違えると止まってしまうのだと、改めて気を引き締める。

・岡南大橋~33.8km関門
橋の手前で足のピキピキがピークに達したが、貯金が2年前くらいかそれ以上ある事にようやく気付いたため「気が向いた時だけ走る」モードに切り替える。ラーメンは時間的に大丈夫そうだったが結局パス。個人的にいくつかあった道中の区切りの最後のひとつ、33.8km関門に(気持ちだけ)急ぐ。昨年ドナドナされた地点。昨年はその笑顔が恨めしかった「ももっち」「うらっち」と今年は笑顔でハイタッチ。このあたりから足腰をだましだましの走りが板についてくる。

・旭川土手沿い~40km前後
33.8km関門より先は昨年走っていない訳で、懐かしく思い出しながらの走り。それはそうと、自分が走っていた時間帯はもはや目的が「完走」のみのゾーンであり、それが叶うペースである事が自他ともにわかっているので、声援を送る側も受ける側も気持ちが一致して、さながら前祝いの雰囲気になる。ありがたい「いけるよ!」の声、そしてハイタッチがいちいち楽しい。2年振りに味わうこの感覚。

・フィニッシュまで
鶴見橋から就実高の前あたりまでは呑気に歩いていたが、残り1キロちょいというところで、あとなんぼか走れば2年前よりいいタイムで入れるんじゃないかということに気付く。最後のアップダウンを終えるとともに走行開始。しばらく甘やかしていた足は思いのほかよく動く。出迎えていた天満屋出身オリンピアン4人とハイタッチを交わしつつ、歩きに戻らずそのままゴール。見返すと最後の最後でラップが7分台。人間を動かすのはけっきょく欲なのか。ともあれ、スタート前には思いもよらなかったタイム更新のおまけまでついた。


思い返すと反省点は多々ありますが、今回は気持ちよく自己満足で終わりたいと思います。